(5/11) 【スタッフのつぶやき】スタッフ紹介 内田順子編 [2012年05月11日(Fri)]
南米事業担当の中野です。
今回はADRAスタッフによるADRAスタッフの紹介をしてみようと思います。きっと、ホームページのスタッフ紹介に書かれた自己紹介とは、また違った魅力をお伝えできるハズ…。 さて、誰を紹介しようかな、と考え、事務所を見回してみたところ…。 今回は資料作りでちょっとお疲れ気味の南スーダン事業担当、ウッチーこと内田順子に決定。 取材交渉したら「え、やですよ」とすぐに断られましたが、笑顔で説得し、しぶしぶOKをもらいました。 では、いろいろと聞いてみたいと思います(なおウッチーの回答については、臨場感を出すため、できる限りインタビューの際の喋り口調をそのまま残しています)。 ちなみに内田(以下ウッチー)のプロフィールは、こちらからどうぞ。 ウッチーは前職を含め、約4年半のスーダン/南スーダン駐在の経験があります(スーダン首都のハルツームに2年、ADRA Japan事業地のパガックに1年半、南スーダン首都のジュバに約1年)。現在は南スーダン事業の国内担当をしています。 (南スーダンは2011年7月にスーダンから分離独立しました。独立の日のブログもあります。) まずはスーダンについて聞いてみたいと思います! Q:ADRAに入る前、すでにスーダンで仕事をしていたのに、その後もスーダンで働きたかったのはなぜ? ウッチー:スーダンでは、まだまだやるべきことがたくさんあると思ったから。 Q:パガック(ADRA Japanの事業地。ウッチーは1年半ほど駐在)で、仕事の喜びを感じたのはどんな時だった? ウッチー:現地の人(住民やコミュニティのリーダー、行政の人など)との交渉ごとがうまくまとまった時や、職業訓練事業で農業技術を身につけた地元の人が育ててくれた野菜を食べた時。 Q:では、ジュバ(ADRA Japanのスーダン事業本部がある南スーダンの首都。ウッチーは約1年駐在)での仕事では、どんな時に喜びを感じた? ウッチー:パガック駐在を終えてからジュバ駐在が始まったけど、仕事内容は全然違った。ジュバでは、パガックや他の事業地で使う機材を揃えたり、物資の調達をしたりして、現地に送りこむ仕事があったんだけど、何よりもチャーターした飛行機いっぱいに全ての荷物を積み込むことができた時は嬉しかった。期日通りに進まないような場所だから、物資を揃えるだけでかなり苦労した。必死で集めた物資が積めないとなると、本当にガッカリするから。 チャーター機にまつわるエピソードを紹介した事業地便りが2本もありました。苦労の様子はこちらからどうぞ。 スーダン便りVol.38 〜MAFの宅急便〜 スーダン便りVol.26 〜スーダンの滑走路 〜 Q:東京での仕事はどう? ウッチー:まだまだ分からなくてこれからだけど、次の年の事業を実施するための助成金を獲得できたときは嬉しかった! Q:南スーダン独立の時に現地にいたけど、どんな風に感じた? ウッチー:特に大きな混乱なく、独立となって安心した。独立がゴールではなく、これからがスタート。NGOができることには限りがあるし、これから現地の人たちが力をつけて、国をしっかりと作り上げていければいいと思う。そして、戦争が再び起こらないように。それは今も約束されていないことで、今後の発展のためにもカギとなることだから。 Q:現地駐在から国内担当になって、変化はあった? ウッチー:南スーダンでは事務所と同じ敷地内に住んでいたから、オンとオフの切り替えが難しかったけれど、東京ではそれができるようになった。そのせいか、夢で仕事のことを見る回数が減ったかな…。 南スーダンへの愛情と情熱を感じますね。事業の話をする時は、いつもと顔つきも違います。かっこいい。 取材の様子(右がウッチー) では、次に、ウッチー本人について聞きたいと思います。 Q:最近ハマっているモノ・コトは何? ウッチー:じゃがりこ。と、栄養について。パガックで栄養改善の活動をしているので、自分の栄養改善からまずは取り組んでいます。じゃがりこも食べるけど。 すばらしい! Q:今ADRA Japanが行なっている別の事業の担当になるとしたら、どの事業をやりたい? ウッチー:ネパール担当(きっぱり即答)。だって、絶対にごはん美味しいじゃないですか。スーダンは豆とチキンばっかりだし。あ、それと、チョモランマに登りたい。 活発なウッチーらしい発言ですね。 ちなみにウッチーは日本一の山、富士山のある静岡の出身です。この発言の後、「チョモランマは8,000メートル以上あるよ」と伝えたら、「え、そんなに?」と驚いていました。 その後、「途中までにしようかな…」という弱気な発言も聞こえたような…。 Q:では、今事業を行なっていない国も合わせて、どの国で仕事をしてみたい? ウッチー:ミャンマー(これも即答)。国の転換期を見てみたい。 (あえて、まだ政情が安定していない国を即答してきたウッチーに対し、周りで聞いていたスタッフは、どよめきました…) Q:では、仕事ではなく、1か月の休みがあったらどこに行きたい? ウッチー:マリ(相変わらず即答)。世界遺産のトゥンブク見たい。あとは、チュニジア、クロアチア。エチオピアにも行きたかったけど、パガック滞在中に(買い出しのために)何度も行ったから、もう満足です。 (マリ、と言った途端、周りのスタッフからミャンマーの時以上のどよめき。残念ながら、現在マリは情勢が不安定です。だからこそ行きたいのかと思った周りのスタッフですが、そういう意味ではなかったようです。そして、ウッチーはエチオピアに何度も行ったと言っていましたが、買い出しで訪れる町はエチオピアの南の果て。ちょっとした市場以外に何もないところです…) Q:最後の質問。もし一日が26時間あったら、増えた2時間はどのように使いたい? ウッチー:筋トレとかのトレーニング! おお、さすが体育会系。 といっても、ウッチーは小柄でかわいらしいのですが。やはり、南スーダンに長く住んでいただけあって、内に秘めるパワーは人一倍です。 スーダン駐在中のウッチー(一番左) 同僚スタッフへのこうしたインタビューは初めてで、なかなか「らしさ」を伝えるのが難しいことがわかりました。 愛すべき同僚ウッチーの良さをしっかりとお伝えできたかどうか、ちょっと不安でもあります。実際のインタビューの最中は、質問に対して即答してくれるウッチーに対して、周りで見ているスタッフ全員が爆笑していました。 他にも優秀かつ面白いスタッフがたくさんいるので、また少しずつご紹介したいと思います。 (文責:南米事業担当 中野佐知) |
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