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(3/30) 1年が過ぎて [2012年03月30日(Fri)]
管理部の渡辺です。

そろそろ春の陽気になってきて、日差しが暖かくなってきました。
桜が咲くのが待ち遠しいです。

時は過ぎているのに、なんだか気持ちが止ったまま・・・と感じる時があります。
東日本大震災以降、自分の中にずっとそんな気持ちがあります。

2012年3月11日、町に響くサイレンとともに黙祷をささげました。

そして3月18日、「とびだす100通りのありがとう」という、約100名の被災者の方が出演するミュージカルを観にいきました。
被災者の皆さんが力強く歌って、舞台に立っている姿に励まされると同時に、このような仕事をしている自分が何をすることができたのか・・・と振り返る機会となりました。

初めて聴く当事者の被災体験。テレビ、新聞、本、雑誌・・・仕事としても被災状況をたくさん耳にしていたのに、やはりご本人の口から語られる体験談は、涙を流さずには聞けないものでした。

自分の被災体験・・・3月11日の出来事は、以前ブログにも書きました。
そこから1週間の日記を振り返ると、こんなことが書いてありました。

3月12日(土)
スタッフが現地に向けて出発。ヘリでの視察もした。被害が広域すぎて、情報が混乱している。ADRAは何ができるのか。

3月13日(日)
朝日新聞にADRAの情報が掲載。同じ情報がテレ朝でも報道。いろいろな問い合わせで電話がなり続いている。

3月14日(月)
通勤電車も混乱。停電もしたりしなかったりで、大混乱。東京もひどい。

3月15日(火)
疲れがたまってきた。ここで倒れるわけにはいかない。小学校では、防災頭巾と水筒を持ち歩くようにと指示が出て、ぴりぴりしている。

3月16日(水)
アフガンから帰ってきた事業部長が仙台に向けて出発。原発の事故で、小学校は外遊びなし、放課後の外出も控えるようにとの手紙が来た。

3月17日(木)
事務所の中がぐちゃぐちゃ。みんなが頑張ってくれている。自分は地震酔いで気持ち悪いし、家族のことが気になって気持ちが定まらない。父からは毎日電話がある。次女は不安な気持ちを抑えて我慢しているのが分かる。まだまだだ。自分が何を見て、感じて、考えているのか、しっかり向き合わないと。

1年前、踏ん張って、走り続けている自分がいました。
自分を見失いそうになるからこそ、毎日数分の時間をとって、日記を書き続けていました。

そして、この1年、家族を巻き込んで、なにが出来るのかと模索してきました。

昨年の春休み、夫と長女は現地に向かい、次女は事務所で支援物資の仕訳や事務作業を手伝ってくれました。

ゴールデンウィークは、自分の仕事に家族を巻き込んで家族4人で現地に向かい、ADRA食堂の手伝い、仮設住宅入居の搬入手伝いをしました。


Chisato01.jpg
ADRA食堂でのおみそ汁つくり


Chisato02.jpg
山元町での家電搬入手伝い


そして10月。仙台でおこなわれた「みちのくよさこい」に出場し、歌って踊ってきました。家族で参加しているよさこい連の衣装を仙台の業者さんにお願いしたことがきっかけで、声をかけていただき、参加する機会にめぐまれました。


Chisato03.jpg
仙台市役所前広場にて演舞


Chisato04.jpg
メイン会場での総踊り。背後に「東北はひとつ」の合言葉があります。


その時には松島などにも足をのばし、観光することでも、復興のお手伝いをできればと思いました。
遊覧船から見る島々には、津波の痕跡が多く残されていました。マリンピア松島水族館では、「ここまで水がきました」という掲示に、呆然としました。松島の景勝地・大高森からの景色は素晴らしく、穏やかな海と夕日に映える島々を見ながら、1日も早い復興を心から願いました。

この1年、仕事としても、プライベートでも、何ができたのだろう・・・と思うと、やっぱり、一瞬、時間が止まるような感覚に襲われます。
それは、きっと何もできていないからではないかと思います。
自分が出来ることはとても小さい・・・と、改めて感じた1年でした。

でも時は流れています。
まだまだです。これからです。

気持ちを新たに、新年度を迎えます。
一歩でも前に進んでいると思える1年になりますように。
一緒に歩んでくださる皆さんと、素敵な時間を共有できますように。

2012年度もよろしくお願いします。

(文責:管理部 渡辺千里
Posted by ADRA Japan at 11:35 | スタッフのつぶやき | この記事のURL