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(11/28) ネパール医療チームvol.12 〜父と子、寄り添って〜 [2011年11月28日(Mon)]
サビン・ラマ(Sabin Lama)君は、1歳3か月の口蓋裂の患者さんです。
手術前、待合室ではお父さんがサビン君を抱き、手術の順番を待っていました。





私が「お母さんは来られなかったのですか?」と聞くと、お父さんは「この子の母親は家を出ていってしまったんだ」と言いました。

少し詳しく話を聞いたところ、お父さんが仕事で家を数週間開けている間、お母さんはサビン君を含めた3人の子どもを残し、実家へ帰ってしまったとのこと。お母さんが家を出てからお父さんが帰ってくるまで、子どもたちはお父さんの妹に面倒を見てもらっていたようです。

サビン君には8歳のお兄ちゃんと6歳のお姉ちゃんがいますが、お母さんが出て行ってしまった今、お父さんがすべての子どもの面倒を見ているそうです。

お父さんとお母さんの実家は仲があまり良くなく、いざこざが絶えなかったそうです。お父さんはこう言います。「連れ戻すような努力はしないし、向こうも戻ってくるようなことはない。これからは自分一人で、3人の子どもを育てていくんだ」

ほとんどの患者さんはお母さん1人、もしくは両親が2人で付き添っている中、サビン君はお父さんだけです。手術後、お父さんは慣れた手付きで、口蓋裂患者用の哺乳瓶でサビン君にミルクをあげていました。





サビン君はとても良く食べる男の子で、ミルクをあっという間に平らげていきます。お父さんはサビン君の好きなパウダーミルクの種類をよく知っていて、「この子はこの牛乳じゃないと飲まないんだ」と、ミルクの入った箱を見せてくれたりしました。



大好きなパウダーミルクの箱を抱えつつ、コップに入ったミルクにも手を伸ばすサビン君


口蓋裂患者であるサビン君だけでなく、お父さんに対しても「がんばれー!」と応援したくなるような、とても温かい親子との出会いでした。


(文責:ネパール事業担当 小川真以


※ この事業は、積水ハウスマッチングプログラム、財団法人大阪コミュニティ財団からの助成も受けて実施しています。


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Posted by ADRA Japan at 23:38 | ネパール医療チーム | この記事のURL