(11/7) 東日本大震災 被災者支援−51 [2011年11月07日(Mon)]
〜福島の養護学校の合同学習への支援を行ないました〜
ADRA Japanは、福島第一原子力発電所の事故の影響で避難を余儀なくされ、サテライト校に通っている子どもたちへの支援を行なっています(サテライト校への自転車配布についてはコチラから)。 今回はその中の1つ、福島県双葉郡富岡町の養護学校における合同学習への支援についてご報告いたします。 福島県立富岡養護学校は、原発事故により避難指示区域に入っています。この養護学校に通っていた子どもたちは、9校の「サテライト校」にある特別支援学校に分かれて授業を行なっています。2学期に入り、63人の児童・生徒は、新しい環境にも徐々に慣れてきたようです。 富岡町に戻れる見通しはいまだ立っておらず、子どもたちや保護者からは「いつになったら帰れるのか」「富岡養護学校はいつ再開できるのか」といった不安の声が聞かれます。 そんな中、ADRA Japanは、9つのサテライト校に散り散りとなってしまった子どもたちが一堂に会する、合同学習の実施を支援しました。 9月2日、「富岡養護学校 みんな集まろう会」と称した合同学習は郡山市で開催され、58人の児童・生徒と教員の計70人が参加しました。ADRA Japanは、「みんな集まろう会」開催のためのレンタルバスの提供や、お弁当の支援を行ないました。 温水プールで遊ぶ様子 集合写真 半年振りの再会に、プールや体育館で遊ぶ子どもたちの顔には笑顔が溢れていました。会の最後には校歌が斉唱され、参加した皆さんは、お互いの絆を確かめ合うことができたようです。 それぞれの避難地域で厳しい生活を強いられつつも、同じように大変な環境の中で頑張っている仲間がいることを感じることができる機会を、皆さんに提供できたことを嬉しく思います。 後日、養護学校の校長先生と教頭先生からお便りをいただき、「みんな集まろう会」の様子についてご報告いただきました。たとえ離れ離れになってしまっても、子どもたちの笑顔を励みに、それぞれのサテライト校で授業を続けていらっしゃる教員の皆さんの姿に、心を打たれました。今後も、富岡養護学校では、定期的に合同学習を開催する予定とのことです。 放射能の問題が今後どのように収束していくのか先が見えない中にあって、福島県の方々が少しでも早く日常の生活を取り戻せるよう、様々な面から必要に応じた支援を着実に行なっていきたいと思います。 皆様のご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。 (文責:東日本大震災被災者支援事業担当 寺脇麻衣) ======================================== ふるさと復興サポーター募集中 ふるさと復興サポーターは、毎月1,000円から東日本大震災の被災者支援のための寄付ができる支援制度です! 多くの皆様から温かいお気持ちをお寄せ頂いていることに、深く感謝申し上げます。 皆様から頂戴した支援金は、被災地での炊き出しのための食材の購入費、配布物資の調達費、物資を運搬するための車両の燃料費などに活用しております。 支援活動への募金を受けつけています。 クレジットカードによる寄付はコチラから 【緊急】東日本大震災被災者支援をお選びください。 <銀行振込> 銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店 口座: 普通1956381 口座名: トクヒ)アドラジャパン *お振込される際に、お名前の前に「東日本」とご入力ください。 例)ヒガシニホン ウラシマヤスナリ *銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。 領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、 電話番号をADRA事務局までご連絡ください。 <郵便振替> 口座番号:00290-2-34169 加入者名:(特活)ADRA Japan 通信欄に「東日本」とご記入ください。 *振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。 領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。 ======================================== |
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