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(8/19) 〜世界人道の日〜 [2019年08月19日(Mon)]


8月19日は何の日か知っていますか? 
英語ではWorld Humanitarian Day。
日本語では「世界人道の日」と呼ばれています。



この日は2003年8月19日に22名の犠牲者を出した
イラクの首都バグダッドの国連事務所の爆破事件を機に、
職務中に亡くなった人々をしのび、
そして世界各地で起きている紛争や自然災害に遭い、
避難や困難な生活を強いられている人々と、
その困難な現場で人道支援活動に従事する人々に
思いを寄せることを目的とした日となっています。



ADRA は世界約130ヶ国に支部を持っていますが、
その中にはアフガニスタン、シリア、イエメン、南スーダンなど
未だに紛争が収まらない中で人道支援活動をしている仲間がいます。

今日はアフガニスタンの仲間との、ある出来事について共有したいと思います。



私は以前アフガニスタン駐在の経験があったため、
ADRA Japanに入職したときに
アフガニスタン事業を担当することになりました。

私が駐在していた頃よりはアフガニスタンの治安は悪化しており、
既に日本人スタッフは駐在できない状況でした。

そのため事業を担っている現地スタッフとは、
電話、メール、スカイプ等でやり取りしながら事業運営をしていました。



ある時、いつものように週明けに現地スタッフの彼にメールをしました。

「良い週末だった?(Did you have a good weekend?」」

っと英語でよく使う挨拶を何気なく使いました。



彼から来た返答は以下のようなものでした。



「君はアフガニスタンに駐在したことがあるから、
この国がどういう国か知っているでしょ? 

良い週末? 

誰かが自爆テロの犠牲者でなかったら、
その日はその人にとって良い日、
または良い週末だったということだ。

僕は週末や休日を家で過ごすことが好きだけど、
犠牲者にならないことは簡単なことではないんだよ。

どうしたらいい?



僕らは仕事に行く時に、
ドアを開けながら両親に「いってきます」っていうよ。

そして、こう思うんだ。

これが最後の「いってきます」かも、

両親の顔が見られるのは最後かも、ってね。

君も知っているように、
この国には安全というものがまったくないから。」



いつも淡々と仕事をこなし、
落ち着いた内容のメールを送ってくれる彼でしたが、
その時は彼の中でなにか思うことがあったのか、
このようなメールが返ってきました。



いつも口に出さなくても、
紛争地に生きる彼らにとって、
毎日が生きるか死ぬかの状況なのだと
改めて考えさせられました。

ADRAはアフガニスタンにおいて
スタッフが危険な目にあわないよう、
目立つ行動は避け、国連や他のNGOと情報交換をし、
セキュリティの研修を受け、
様々な角度から注意を計らい支援活動を続けています。

しかし、現地で生きる彼らにとっては
いつなにが起こるかわからないというストレスは常にあることでしょう。

この状況下で少しでも人々の手助けができればと願い、
「自国のため」と支援活動に従事する現地スタッフが
事故や危険に合わず元気に活動を続けられることを祈っています。



(文責:海外事業課マネージャー 杉本亜季



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Posted by ADRA Japan at 12:56 | 最新ニュース | この記事のURL