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(3/31) パラグアイ便りVol.14〜「妊産婦クラブ活動」母親たちと共に砂糖が与える害について考えました〜 [2017年03月31日(Fri)]
ADRA Japanは南米パラグアイの首都アスンシオンにあるバニャード・スール地区において、乳幼児を持つ母親たちを対象に、健康についての講義を行ないました。講義のテーマは「砂糖が与える害について」という内容で、「妊産婦クラブ活動」の中で開催しました。母親たちは健康や栄養に関して知識や関心がなく、講義を受ける前は赤ちゃんに炭酸飲料を哺乳瓶で飲ませていました。彼女たちは講義の後、「赤ちゃんの骨や歯に影響を及ぼすなんて考えもしませんでした」と話をしてくれました。

ADRA Japanが開催した「妊産婦クラブ活動」の目的は、女性たちに出産や子育てにあたって必要な基礎知識を知ってもらうことです。健康を意識した食事や望ましい生活習慣を伝えることにより、母子ともに健康に暮らせる習慣を定着させることが狙いでした。


【パラグアイ】妊産婦クラスの様子.jpg
「妊産婦クラブ活動」の様子


【パラグアイ】授乳の方法を伝える.jpg
母乳について講義をする様子


パラグアイでは食事と共に炭酸飲料を好んで飲む習慣があり、親は当然のようにそれを自分の子どもにも飲ませています。砂糖が多く含まれている炭酸飲料は肥満や虫歯、そして骨の発育不全などの健康問題を引き起こす原因になります。特に成長にとって重要な小児期に砂糖を過剰摂取すると、骨や歯の発育に影響を及ぼします。しかし、多くの母親たちは「炭酸飲料が乳幼児の飲み物として適切ではない」という健康的な食事に関する知識を持っていません。

また、健康的に対する知識がないために、牛乳や粉ミルクを与える習慣もあまりありません。パラグアイには検診の際、子どもの身長、体重測定、出産週数に基づいて低体重と診断された子どもには粉ミルクを無料で支給するシステムがあります。しかし、母親たちは牛乳の栄養が子どもにとって必要であることを理解していないために、現金になるからという理由で支給された粉ミルクを転売してしまうこともあります。実際に、必要な栄養を与えられず育った結果、発育不全に陥る子どももいます。

砂糖の与える害について考える講義では、目で見て確認をすることができるように、実際に炭酸飲料500mlに含まれる砂糖をボトルに入れて母親たちに見せました。自分たちが摂取している砂糖の量が一日に人間が必要とする量をはるかに超えていることを伝えると、彼女たちはとても驚いた様子でした。そして、成長過程の子どもに与えるリスクを説明すると納得してくれた様子でした。

講義を聞いた後、あるお母さんは「砂糖が肥満や糖尿病の原因になることは知っていたけれど、骨や歯に影響を及ぼすなんて考えもしていませんでした。これからは気を付けていきたいです」と話をしてくれました。

今後、子どもたちの健康のために母親たちの意識が変わってくれることを期待しています。


【パラグアイ】庭で遊ぶ兄弟.jpg
家の庭で元気に遊ぶ兄弟たち


*本事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しました。

(執筆: インターン 木下歩美)

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Posted by ADRA Japan at 10:00 | パラグアイ便り | この記事のURL