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(10/31)【イエメン避難民支援】紛争による深刻な水不足。給水事業を行なっています】 [2016年10月31日(Mon)]
アラビア半島の最南端に位置する国イエメンではこれまでも内戦が続いてきましたが、2015年3月からは周辺国による空爆が始まり、状況が悪化しています。戦乱による死者は6,000人を超え、多くの民間人が犠牲となっています。国民のおよそ10人に1人に当たる、250万人を超える人々が「国内避難民」として厳しい避難生活を続けていて、特にADRA Japanが支援している北部地域では、学校や壊れた公共の建物、空き地などに自力で居住地を設けて生活している人々がいます。多くの公共機関や医療施設は破壊され、人口の8割以上が食糧および水不足に直面し、医療サービスを受けることもできない状況です。


イエメン国内避難民支援_避難生活の様子.jpg


イエメン国内避難民支援_避難生活の様子(キッチン).jpg


ADRA Japanではこのような人道的危機の中、現地支部であるADRA イエメンと協働し、2015年12月よりイエメン北部のアルジャウフ州において国内避難民を主な対象とした食料および衛生用品等の生活物資の配付を行なっています。今回は2016年3月から活動の一つとして加わった給水事業についてご紹介をしたいと思います。


日本では水道の蛇口をひねればすぐに飲める水が出てきますが、降雨量の少ないイエメンでは、深井戸から汲み上げた地下水が頼りです。近年では、給水業者が深井戸からポンプで汲み上げた水を販売し、市民はそれを購入するのが一般的となりました。しかし、長引く戦乱のために石油の輸入が滞り、水を汲み上げるためのポンプの燃料価格も大幅に上昇した結果、水の価格が高くなり、収入のない国内避難民や貧しい住民たちは水を入手することができなくなっています。そのため、飲料に適していない池などの水を利用せざるを得ず、食糧不足と並んで生存に関わる深刻な問題となっています。

そこで、ADRA Japanは5,000ℓの貯水タンクと複数の蛇口からなる簡易給水設備をアルジャウフ州の20か所に設置し、週2回の給水活動を行なっています。また、住民の方も支援を受けるだけでなく、「Water User Committee」(「水利用者管理委員会」)を組織して水の管理などを行ない、積極的に支援活動に携わっています。


イエメン国内避難民支援_給水拠点のタンク設置基礎建設作業.jpg


イエメン国内避難民支援_給水拠点に並ぶ裨益者たち.jpg


イエメン国内避難民支援_給水の順番を待つ兄弟たち.jpg


今回ご紹介した給水事業の他にも、ADRAでは食糧支援事業として2800 世帯へお米や小麦粉、塩、砂糖など約1か月分の食糧の配付を行ないました。また、衛生キット配布事業として、石鹸や下着、ナプキンなどの衛生用品を約1600世帯へ配付しました。

紛争が長引き、人々の生活はますます混迷の度合を増しています。今後もADRA Japanはイエメンの地域住民の方々との信頼関係を維持し、支援活動を行なっていきます。引き続き皆様の温かいご支援・ご理解をよろしくお願いいたします。

(執筆:マーケティング部 百々 久美

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Posted by ADRA Japan at 14:49 | 緊急支援 | この記事のURL