〜スーダン総選挙！！〜


緊急事業担当の了戒です。
私は2006年から２年3カ月間、スーダンに駐在してスーダン南部の帰還民受け入れ事業を担当していました。
現在は、東京事務所で緊急事業全般を担当しています。



新聞などでご存知の方もおられるかと思いますが、スーダンでは４月11日より総選挙が行なわれています。


大統領、国民議会、州知事、州議会などの６つの議席を争う選挙で、選挙区制や比例代表制などもあるため、北部では8種類の投票用紙、また南部では12種類の投票用紙が用意されました。


複数政党の参加する選挙はなんと24年ぶり！！


生まれて初めての選挙で12種類の投票用紙を目の前に、いろいろ悩んで時間がかかっているそうです。


スーダン人の現地ADRAスタッフも「選挙に行く」ということをかなり心待ちにしていました。
識字率の低いスーダン南部の現状などにも配慮して投票用紙には、各候補者の名前と写真が掲載されているそうです。


混乱が懸念されることもあり、安全を確保するために日本人スタッフは一時的にスーダンの事業地を離れて、隣国ケニアの首都ナイロビで待機中です。


実は、選挙開始直前に野党がボイコットを宣言。

選挙開始後にも、３日間の予定であった投票期間が5日間に延長されました。
また、予定されていた4月18日・19日の結果発表も、暫定発表であり、本発表は5月13日に延期になったと現地スーダンから連絡を受けています。
この後、大きな騒動もなく結果発表（本発表）へと続くことを祈るばかりです。



2005年の和平合意から約6年。
ADRA Japanのスーダンにおける支援活動も４年目に突入しています。
来年（2011年）は南部独立を問う国民投票が予定されています。
今後もスーダンの動向から目が離せません。






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