(10/24)【スタッフのつぶやき】ネパール海外研修で学んだこと [2014年10月24日(Fri)]
私はADRA Japan でボランティアをさせていただいている大学3年の梅垣です。
8月3日から15日にかけ、ネパールでの海外研修に参加させていただきました。 この海外研修を通してネパールの医療体制や学校の状況、国際開発活動において必要なことなど、たくさんのことを肌で感じてきました。その中から、今回は言語の重要性についてお話しします。 私は英語に自信がなく、TOEICを受けたこともありません。 「ボディランゲージさえあれば、言語ができなくてもコミュニケーションができる。英語を勉強する必要なんてない」。そんな考えを持った状態でネパールに向かいました。 海外研修中にヴィレッジステイをする機会がありました。これは、1泊2日でネパールの村の生活を体験しようというものでした。 (民家にいる水牛) 私を受け入れてくれたのは60代くらいのご夫婦で、お父さんはネパール語と英語を少し話せて、お母さんはネパール語のみ話せるようでした。 私はネパール語のハンドブックと下手な英語と表情とジェスチャーでコミュニケーションを図りました。このご夫婦がやさしい方だったこともあり、楽しい雰囲気で過ごすことができました。 用意してもらったごちそうを現地スタイルの右手で食べ、「おいしい」と言いながら親指を立ててグッドサインをしたら、お母さんが笑顔で「オイシイ」と返してくれたのが印象的でした。 たった2日間を過ごしただけですが、最後はもっと一緒にいたい、離れたくないと思うほど別れがたい気持ちになりました。 ヴィレッジステイは現地の暮らしを体験することはもちろんのこと、言語が通じなくても楽しくコミュニケーションができることを実感する機会にもなりました。 しかし、一方で気づいたことがあります。 今回の研修ではネパールの病院や学校などに行き、現地の人に話を聞く機会が多くありました。その時、ADRA Japan のネパール駐在スタッフでネパール語が話せる小川さんに通訳をしていただき、話を聞いたり、質問したりすることができました。小川さんのおかげでネパールのことを多く学ぶことができました。 この時、ふと「もし小川さんがいなければ、学べることは少なくなってしまうのでは」と考えました。 このことから、その国で使われている言語でのコミュニケーションがとれなければ、それができる人よりも学びは稀薄なものになってしまう、そんな当たり前なことに気づきました。もし英語ができない自分が英語圏の国に旅行したときには、英語ができないためにたくさんの学びのチャンスを逃してしまうということです。 そんなことがないように言語を勉強して、たくさんのことに気づけるようになりたいと思うようになりました。 ぜひ、みなさんも語学を習得した上で、海外に飛び出して、深い学びをしてみてください。 きっともっと世界について知りたくなると思います。 <写真 研修集合写真> (執筆:ボランティア 梅垣郁也) ADRA Japanホームページはコチラ |
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