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(10/21)【シリア難民】ADRAシリア・レバノン支部より活動報告 [2014年10月21日(Tue)]
ADRAは現在、シリア内戦の影響を受けて避難をしているシリア人への支援を行なっています。


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前回のブログでは、ヨルダンで行なった教育支援について報告いたしました。
今回は、シリア国内における公衆衛生分野とレバノンにおける教育分野の支援活動の進捗をお伝えします。

シリアでは、国内避難民がA型肝炎や腸チフス、下痢、皮膚疾患などを発症する例が数多く報告されています。避難所が密集している地域では、水不足のため汚染されたままの水を使用してしまうことによる感染症のリスクが高く、特に気温が上昇する季節には患者が急増する傾向があります。治療の必要な患者が増える一方、シリアの医療機関の多くは機能しておらず、存在する医療機関のうち約半数が動いていない地域もあります。

そこでADRAは避難生活を続ける人々の衛生状態を改善し、感染症のリスクを下げるため、WASHプログラム(※)を行なう準備を進めています。7月にはシリア総務省とWASH実施に向けて会合を持ち、プロジェクト実施の合意ができ次第、本格的に始動します。

(※ Water supply, Sanitation and Hygiene Promotionの頭文字をとってWASHという。日本語では「給水、衛生、衛生促進」などと訳され、すべての人の水と衛生に関する最低基準のことを指す)


また、シリアの隣国であるレバノンにもシリアからの難民が数多く生活しています。2014年7月時点のレバノンにおけるシリア人難民の数は、113万7500人を超えています。これはレバノン全体の人口のおよそ3分の1に当たります。ADRAは首都ベイルートで、シリア人避難民の子どもたちへの教育支援として、学用品の配付と教室の整備活動に取り組んでいます。

学用品配付プロジェクトの対象は、レバノンに避難しているシリア人の子どもたち1,200人です。適切な品質の学用品を支援できるよう、学用品を取り扱っている複数の業者から見積りをとり、サンプル品の確認をした上で配付をしています。

教室の整備プロジェクトは、2015年8月までを事業期間として開始しました。教室の計画書を複数作成してその内容を比較検討し、建設業者との交渉を進めています。


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この報告を書きながら、内戦によって自らの家を離れざるを得なくなった多くのシリア人避難民のことを想います。安心して飲むことのできる飲料水の不足、生活環境の悪化と気温の上昇による感染症の拡大等、避難所での生活は私たちが想像する以上に身にも心にもこたえるものであるはずです。

WASHプロジェクトが早く軌道に乗り、避難民の方々の肉体的、精神的負担を少しでも軽減できるように、そして、国外に避難したシリアの子ども達には教育支援プロジェクトを通じて笑顔が戻るように、ADRAの活動をサポートしていただけたら幸いです。


(執筆:ライティングボランティア 寺西 里織)

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Posted by ADRA Japan at 16:59 | シリア難民支援 | この記事のURL