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(9/20) 南スーダン便りvol.69 〜急激な難民増加により衛生環境が悪化。緊急支援を行なっています。 [2016年09月20日(Tue)]
ADRA Japanはエチオピアで南スーダン難民の支援を行なっています。今月に入ってから難民の数が急増し、衛生環境が急激に悪化しました。人々は、感染症などの新たな危機にさらされています。

エチオピアはアフリカにある国で、南スーダンと国境を接しています。近年の南スーダン国内の情勢悪化に伴い多くの難民がエチオピアに流入し、2016年7月の時点で22万人の南ス―ダン難民がエチオピアで避難生活を送っています。今年に入ってからは、難民の流入はほぼなく、落ち着いた状況が続いていましたが2016年9月以降、新たな難民が続々と押し寄せています。9月8日の時点で、南スーダンとの国境のパガックという地域に辿り着いた難民の数は約1000人でしたが、9月14日には1万3千人に急増しました。

この突然の難民流入の理由は、南スーダン国内の情勢悪化と食料不足です。2016年7月15日以降、パガックから直線距離で約170Km離れたアッパーナイル州内で、政府軍と反政府軍の衝突が続き、砲撃や空爆が頻繁に行なわれています。7月30日には同州ナシール郡の中心部が反乱軍による侵攻を受けました。この事態に多くの人々は住み慣れた地域を後にし、徒歩で避難を始めました。雨季の中、幼い子どもや赤ん坊、老人を連れての旅ですから、そう多くの距離は歩けません。9月になり、ようやくパガックに辿り着くことができたのです。


0914_Assuramseekers outside 2 Pagak_R.JPG
(難民流入地点になっているパガックの様子。人々はここで難民登録を受け、近くの難民キャンプに移送される)


しかし、現在のパガックは難民を受け入れる準備ができていません。かつては多くの南スーダン難民のエチオピアへの玄関口となったパガックですが、徐々にその流入数は少なくなっていました。そのため、2015年末には国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)やNGOは、パガックでの活動を停止しました。ADRAもかつてこのパガックでトイレの建設や衛生啓発活動を行なっていましたが、同じタイミングでここでの活動を終了しています。

現在パガックの難民の衛生環境は最悪の状態です。トイレが無いため人々は屋外の様々な場所で排泄をしています。また、水浴びをする施設もないので、男性は近くの汚い川で水浴びをし、女性は満足に体を洗うこともできません。

この事態を受け、UNHCRとADRAはパガック難民流入地点において共同調査を行ない、その結果、特に衛生面において緊急に支援が必要な状況であると判断しました。もしも現在の状況のまま支援が遅れた場合、下痢や赤痢、マラリア等の病気が蔓延する可能性が非常に高く、特に乳幼児や老人など脆弱な人々は命を落とす可能性もあります。

この逼迫した状況を受け、ADRAはこれまでの支援に加え、緊急にこの新たに押し寄せている難民に対し、以下の5点の支援の実施を決定しました。

パガック難民流入地点において
@ かつてADRAが建設したトイレの修繕
A 衛生啓発活動
B 清掃活動
C 男女別の水浴び場の設置
これに加え、パガックの難民が移送されるテレキディ難民キャンプでの支援として、
D キャンプの入口および内部でのトイレの設置
以上の5点を迅速に実施します。状況は日々刻々と変化しているため、必要によっては追加の支援も必要となりますが、その際は柔軟に実施します。

この数日間でUNHCRからADRAに対し新しい支援申請が次々と打ち出されており、こうしたニーズはこれからも増えていくことが予想されます。

これらの支援要請に対応するため、ADRA Japanは皆様からの寄付をお待ちしています。トイレを1棟作るのに約25,000円、水浴び場を1箇所作るのに約18,000円がかかります。

今この時も続々と難民が到着しているパガック難民流入地点では、ADRAの他に支援を行なっているNGOはありません。私たちの活動が難民の方々の衛生環境に多大な影響を与えている状況となっています。ADRA Japanへのご寄付は税金の控除の対象にもなります。何卒、皆様のご支援をお願い申し上げます。


0917_Emergency latrine and cleaner2 Pagak_R.JPG
(難民流入地点における集団用トイレ。清掃員を雇い定期的に掃除をしている)

Household latrines - Tierkidi Refugee Camp 3.JPG
(難民キャンプにおける世帯別トイレ)


クレジットカードによるご寄付はこちらからお願いいたします。(【緊急】緊急支援 もしくは【南スーダン】難民支援 をお選びください)
http://www.adrajpn.org/C_Kifu.html

その他のご寄付の方法についてはこちらのページをご覧ください。
http://www.adrajpn.org/C_Kifu.html


0917_Water Tank and hand wasing Pagak 1_R.JPG
(手を洗う子どもたち。手洗いによって病気を防ぐことができる)


(執筆:南スーダン事業担当 河野雄太)

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Posted by ADRA Japan at 13:12 | 南スーダン便り | この記事のURL
    
(9/15)【モンゴル緊急支援】ゾド被災者780世帯に食料配付 [2016年09月15日(Thu)]
2015年から2016年にかけて、モンゴルでゾド(寒雪害)の被害が発生しました。国際機関からは、23万人〜97万人が被災する可能性が指摘されました。この状況を受け、ADRA Japanは緊急支援として食料を780世帯に配付しました。家庭を訪問し食料を配付する中で、モンゴルの遊牧民の方々のたくましさに触れる機会がありましたのでご報告します。

ADRA Japanがゾド被害について調査を行なったところ、遊牧民の方々の食料が不足していることや、牧畜を経営するための資金が不足していること、人々の栄養状態が悪化していること、大雪によって道路が遮断していることなど、ゾドによる切実な被害状況が明らかとなりました。4、5月には、備蓄の食料が底をつき、ゾドによる被害が深刻化することが予想されました。
(ゾドの詳しい説明は「(5/24)【モンゴル緊急支援】モンゴルにおけるゾド被災者支援 」をご覧ください)

そのため、ADRA Japanはこの2か月間の食料不足を補えるように、780世帯に対し、食料を配付しました。食料は一世帯につき、お米(20s)、小麦粉(50s)、油(6ℓ)、砂糖(4s)、塩(1s)、乾麺(20s)、お茶などです。
配付の際には、特に乳幼児や妊婦、高齢者など、ゾドの影響を強く受けやすい人々に支援が届くように配慮しました。

対象世帯の多くは雪によりアクセスが難しい地域に居住しており、食料配付の場所まで物資を取りに来ることができない人々もいました。そのため、郡政府・行政機関との調整を行ない、直接届けに行った家族もありました。そのうちの2家族をご紹介します。


1つ目の家族は、お子さんが村の小学校の寮に入っている家族です。お子さんを学校に迎えにいき、家までの案内を頼みました。「そんなに遠くないから」と出発したのですが、舗装された道路から離れて走ること40分以上、ただひたすら原野しかないところに、その子の家(ゲル)はありました。

この子のお父さんに話を聞くと、この冬のゾドで150頭ほどいた家畜のうち、3分の1にあたる50頭を失ってしまったそうです。大きな被害ではありますが、3分の2は守ることができたことになります。その理由を尋ねたところ、以下のように話してくれました。

「家畜の飼い方は、土地の利用の仕方で変わってきます。私はできるだけ、他の世帯から離れたところを選んで家畜を放すようにしています。だから、私の家畜は比較的多くの草を食べることができました。越冬のための草も多少確保できました。全部の家畜には足りませんでしたが、その草を使って、3分の2の家畜を生き延びさせることができました。」

この家に向かう途中、なぜ誰もいない原野の中に敢えて住むのだろうと疑問に思いましたが、それは家畜に草を与えるためだったのです。大地に生きる知恵を見た気がしました。


モンゴルの家族.jpg
<案内してくれた子と家族の写真>


2つ目の家族は、30qほど原野を走った山奥に住んでいました。家には3歳くらいの子どもがいました。上に 3人の兄弟がいるそうですが、学校に通う都合上、分かれて暮らしているそうです。この家庭では、子どもたちの養育費をねん出するため、羊の毛を紡いだブーツや、家畜の乳を利用したヨーグルトやバター、家畜のフンを乾かした燃料などを手作りしてなどを街に運んで売っているそうです。

身のまわりにある資源を「価値」(貨幣に交換できる商品)に変えていく力、そうした手段を複数持つことの強さを見ました。


羊の毛を紡いだ手作りブーツ.jpg
<人気商品の羊の毛を紡いだ手作りブーツ>


食料の配付を通し、モンゴルの遊牧生活を送る人々の生活の知恵や工夫を知ることができました。
今回の支援を通し、そのたくましい生活を下支えすることができましたことを感謝いたします。

今回、ゾドの被災者支援を行なえましたのも、皆様からのご理解とご支援のおかげです。ご協力ありがとうございました。

今後もADRA Japanをどうぞよろしくお願いします。


(執筆:緊急支援担当 小出一博・インターン 高田莉子)

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Posted by ADRA Japan at 13:00 | 緊急支援 | この記事のURL
    
(8/30)【ボランティア募集】9月ニュース封入作業ボランティア募集 [2016年08月30日(Tue)]
ADRA Japanは、最新の活動状況を年4回の機関紙「ADRA News」を通じてお知らせしています。

このニュースの封入作業をお手伝いくださる方を募集いたします。
ニュースを三つ折りにしたり、ラベルを貼ったりといった簡単な作業ですので、どなたでもご参加になれます。

1時間だけならお手伝いできるという方から、1日ずっといられるという方まで、どなたでも大歓迎です。
ご都合のよい時間の中で「ちょこっとだけ」お手伝いください。皆様のご応募をお待ちしております!


20160517 volunteer pic 再 ishi.jpg


【日程】9月13日(火)から9月16日(金)まで


【時間】10時30分から16時00分


【内容】「ADRA News」発送作業
 ニュースを三つ折りにしたり、ラベルを貼ったり、封入したりといった簡単な作業です。

 
【募集人数】5名程度


【場所】
(特活)ADRA Japan 事務所
 JR山手線原宿駅から徒歩5分
 東京メトロ明治神宮前(原宿)駅 5番出口から徒歩2分

【お申込みの前によくお読みください】
・作業期間は9月16日(金)までといたしますが、発送作業が予定よりも早く終了した場合は、その時点で締め切らせていただきます。また、たくさんの方にご応募いただいた場合などには、前日までにお断りのご連絡をさせていただくことがございますので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

【お申込み】
応募フォームに必要事項をご記入のうえ送信ボタンを押してください。後日、担当者よりメールにてご連絡いたします。

↓ 発送作業ボランティア、応募フォーム ↓
     http://goo.gl/pRjEC 


【個人情報について】
応募のためにご記入いただいた個人情報につきましては、当団体の活動のためだけに使用し、第三者には提供いたしません。


【お問い合わせ】
 (特活)ADRA Japan 担当: 百々(どど)
  Tel:. 03-5410-0045
  E-mail:. support_adra@adrajpn.org
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Posted by ADRA Japan at 18:13 | ボランティア募集 | この記事のURL
    
(8/17)【募集】マーケティングで国際協力。NGOインターン募集 [2016年08月17日(Wed)]
【インターン募集】マーケティングで国際協力。NGOインターン募集

マーケティングで国際協力に貢献したいインターンを募集中!
緊急支援や開発支援で実績のある国際協力NGO ADRA Japan(アドラ・ジャパン)でインターンしてみませんか?

ADRA Japanは、世界で今なお損なわれている「人間としての尊厳」の回復と維持を目指す国際NGOです。災害時の緊急支援活動や、教育支援などの開発支援活動に取り組んでいます。

インターンには、ADRA Japanの活動をアピールする活動を担っていただきます。世界をよくしたいという温かい心と、マーケティング施策の結果を見ながら次のアクションを考える冷静な判断力が必要です。将来、国際協力などの社会貢献に自分のスキルを生かしたいと考えている方や、NGOの運営を学びスキルを身に付けたいと考えている方には実践のチャンスです。

ご応募をお待ちしております。

広報スタッフ集合写真.jpg

【期待する成果】
・ADRA Japanの活動を支える、様々なマーケティング施策を実行すること

【仕事内容】
(1)広報・情報発信
WEBサイトのアクセス解析や更新、SNSやブログ、メルマガ、WEB広告などを担当していただきます。また、デザインソフトを用いて季刊誌の編集・デザイン・執筆なども担当していただきます。数字を見ることや文章を書くことが好きな方、デザインやマークアップのスキルをお持ちの方、大歓迎です。

(2)ファンドレイジング企画・運営
サポーターや寄付獲得のため、ダイレクトメール、クラウドファンディング、WEBマーケティング、イベントなどの企画・調査を行なっていただきます。皆さんのアイディアと実行力に期待しています。

(3)イベントの企画・運営業務
ADRA Japanの活動を紹介する活動報告会や映画上映会、外国料理食事会などの企画・運営をお手伝いただきます。イベントの企画の作成や、集客、当日の運営まで幅広く担っていただきます。

担当していただく仕事内容は状況に応じて変わりますが、ご応募の際は「希望内容」欄にどの業務に特にご関心がおありかをお書きください。

【得られるもの】
・国際協力NGOの広報、ファンドレイジング、マーケティング施策を実行する経験
・世界で今も苦しんでいる人々のために、貢献できることがあるという実感
・社会人として働くことを具体的にイメージできるようになること

応募条件:
・国際協力に関心がある方。また、ADRA Japanの基本理念に賛同される方
・国際協力NGOの広報、ファンドレイジング、マーケティングに関心がある方
・地味で細かい作業でも積極的に取り組める方
・3ヶ月〜6ヵ月以上、平日週2回以上、決まった曜日に活動できる方
・Office系ソフトの基本操作ができる方
・キーボードを見ないでタイピングができる方
・Adobeソフトを使ったデザインやWEBサイト制作のスキルがある方、歓迎

募集人数: 若干名

応募締切: 選考の上、必要人数枠が埋まり次第締め切り

活動時間: 平日10:30−18:00 (応相談)

待遇: 無給(週に2日以上、3ヶ月以上の方には交通費支給)

勤務地: 原宿

応募方法:
下記の申込フォームからご応募ください。「希望内容」欄には、ご興味のある業務内容をお書きください。書類選考の上、通過者には担当者から面談の日程などのご連絡を差し上げます。通過者以外にはご連絡を差し上げないことがございますので予めご了承ください。

インターン申込フォーム
https://goo.gl/2EDY79

ADRA Japanへのお問い合わせ
メール:support_adra@adrajpn.org (担当:永井温子百々久美


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Posted by ADRA Japan at 13:00 | ボランティア募集 | この記事のURL
    
(8/5)【熊本地震】 〜南阿蘇村福祉避難所への看護師派遣報告〜 [2016年08月04日(Thu)]
ADRA Japanは、熊本地震発生直後より情報収集と関係機関との連絡調整を開始し、5月9日まで熊本市を拠点にして物資配布や看護師による避難所巡回訪問などの支援活動を行ないました。

5月13日からは、南阿蘇村に活動の拠点を移し、看護師派遣と移動カフェを行なっています。

今回のブログでは、南阿蘇村での福祉避難所の運営支援ついてお伝えします。

阿蘇山ADRAJapan熊本緊急支援_R.jpg
南阿蘇村から阿蘇山を望む


南阿蘇村は、高齢化率35.5%で全国平均よりも高齢者の多い地域です。平時からいくつかの福祉事業所が、高齢者の暮らしを支えるために日々活動をしています。

しかし、今回の地震で福祉事業所の職員自身が被災していたり、通常業務に加えて福祉避難所運営の業務が加わったり、地域の交通網の不通によって通勤に長時間がかかるようになってしまっているなど、施設職員の方々にかかる負担がとても大きくなりました。

このような背景を受け、南阿蘇村では、地域の福祉事業所を中心に支援団体も加わった「みなみ阿蘇福祉救援ボランティアネットワーク(MFN)」が立ち上がりました。

ADRA Japanはこのネットワークに参加し、5月15日に急遽開設されることになった南阿蘇村内の一つの福祉避難所の開設から閉鎖までの運営支援を行ないました。

福祉避難所は、介護の必要な高齢者など、一般の避難所では生活に支障を来す方々のための避難所です。24時間体制で利用者の方々を見守る必要があります。通常は、既存の福祉施設内などに開設されることが多いのですが、南阿蘇村内においてもADRA Japanが関わった福祉避難所だけは単独で開設されることになったため、人員不足などが問題になっていました。

現在の国の制度では、福祉避難所は利用者10人あたり1人スタッフを配属できることになっています。しかし、今回のように既存の施設に併設される福祉避難所ではなく、単独で開設される場合は、1人のスタッフで利用者さん全員を24時間態勢で見守ることは出来ません。

そこで、この福祉避難所の運営支援を行なうためADRA Japanが看護師の夜勤スタッフ2人、医療コーディネーター1人を派遣しました。福祉避難所開設中は、同じ医療コーディネーターを配置することによって、全国から入れ替わりで支援してくださる看護師間の情報共有及び利用者サポートの強化を図りました。


福祉避難所の様子をご紹介します。


<福祉避難所の1日の流れ>
06:30 起床(洗面、デイケアサービスへの身支度など)
07:00 朝食
08:00 夜勤スタッフと日勤スタッフの情報引き継ぎ(利用者の状態や特記事項など)
08:30 デイサービスお見送り/夜勤スタッフ帰宅
□□□□掃除・換気・洗濯の時間
10:00 残っている利用者さんとスタッフでラジオ体操
    理学療法士や日勤スタッフによるプログラム
12:00 昼食・食休み
14:00 TV鑑賞「水戸黄門」
15:00 おやつの時間/デイサービスお迎え/洗濯物とり込み
    自由時間/理学療法士や日勤スタッフによるプログラム
16:30 日勤スタッフと夜勤スタッフの情報引き継ぎ(利用者の状態や特記事項など)
17:00 日勤スタッフ帰宅
18:00 夕食
    自由時間
21:00 消灯
   夜勤スタッフが交代で見守り、トイレ介助など
*お風呂はデイサービスに行った際に入ります。


_ADRA japan熊本緊急支援.jpg
朝と夕方のスタッフ入れ替わりの際は、必ず引き継ぎを行ないます。利用者さんの状態や注意事項などを一人ひとりのことを丁寧に引き継いでいきます。


ADRA Japan熊本緊急支援_R.jpg
食事は3食とも利用者さんとスタッフが一緒に食べます。
まるで家族のような団らんタイムでもあります。


ADRA Japan熊本緊急支援_R.jpg
お掃除は開設当初は、日勤スタッフがしていましたが、途中から利用者さんがお掃除してくれるようになりました。日々の掃除が利用者さんにとっての楽しみになりました。


将棋ADRA Japan熊本緊急支援_R.jpg
利用者さんが好きな将棋のお相手をすることもあります。
利用者さんが強すぎるので勝負にならないときも・・・


体操ADRA Japan熊本緊急支援_R.jpg
日中は体操もします。


ADRA Japan熊本緊急支援_R.jpg
少しでも楽しい部屋にしたいということで、みんなで「輪飾り」などを作りました。


障害トレーニングADRA Japan熊本緊急支援_R.jpg
介護士さんによる嚥下障害予防トレーニングなどもやりました。


ゆあしす号ADRA Japan熊本緊急支援_R.jpg
ADRA災害対応バス「ゆあしす号」に乗って、外出もしました。


タクティールケアADRA Japan熊本緊急支援_R.jpg
タクティールケア(*)専門家によるケアなども行なわれました。

(*)タクティールケアは、スウェーデン発祥のケアで、タクティールとは、ラテン語の「タクティリス(Taktilis)」に由来する言葉で、「触れる」という意味があります。その意味が示すように、手を使って10分間程度、相手の背中や手足を「押す」のではなく、やわらかく包み込むように触れることです。(詳しい説明はコチラ→http://jsci.jp/taktil/


利用者の方々は、ヘルパーさんの業務再開に伴ってご自宅に戻られたり、福祉施設に入られたり、子どもたちのいる家に引っ越したりと、徐々に福祉避難所を出て行かれ、福祉避難所は6月30日に閉鎖されました。


見送りADRA Japan熊本緊急支援_R.jpg
最後に出られた利用者さんをスタッフ全員で見送りました。


集合写真ADRA Japan熊本緊急支援_R.jpg
福祉施設責任者、MFNコーディネーター、ADRAスタッフの集合写真


この福祉避難所の閉鎖にあたり、運営元の福祉施設の責任者から次の様なお言葉を頂きました。

「ADRAは、常駐のコーディネーターを中心に組織として支援してくれたので安心して任せることが出来た。福祉避難所滞在中は利用者の笑顔が増えたし、転倒事故なども起きなかったことに感謝している。また、グリーフケアもしっかりやっていただけたことに感謝している。」


また、福祉避難所開設中に継続して運営支援に入った看護師2人の感想を紹介します。

「今回、ご縁をいただき南阿蘇の福祉避難所で夜勤看護師として関わらせていただきました。福祉避難所の利用者さんは、入れ替わりするスタッフにも慣れないままケアをされる環境や、先の見えない現状への不安の中にいました。

そんな中でも利用者さんたちは、被災していても、他人に思いやりを持って、お互いの個性を受け入れながらいつも笑顔で過ごされました。そして全員最後まで、高温多湿で狭い中でも誰も感染症に罹患せず、転倒もしなかった。利用者さんたちだけでなく、私たちスタッフも、だれも事故なく健康で業務にあたることができました。現地の多職種のスタッフ皆さんの支援の力だと思いました。

現地の方や利用者さんたちの元気で前向きな姿に元気をもらって、南阿蘇を離れたスタッフたちも皆楽しかったと言っていました。そんな充実した南阿蘇生活が恋しいです。
また、普段は看護師として病棟で、業務と時間に追われる日々の中で、人への思いやりを欠いてしまいそうになるけれど、私たちが救われることもあることを改めて教わりました。これからも今回のご縁を大切に、支援できることを続けて行こうと思います。」


(南阿蘇村福祉避難所運営支援 看護師 木村)


「ADRAからの要請は、当初福祉避難所の夜勤看護師でしたが、最終的に医療コーディネーターとして関わることになりました。私自身そもそも介護福祉の現場も初めてで、どう動けば良いかもわからず、福祉避難所を運営する福祉施設の職員さんや他の専門職支援者(ボランティア)の方々に助けられて手探りでのスタートでした。

福祉避難所運営支援で目標としていたことは、利用者さんが転倒などの事故を起こさず、体調の異常などが起きた場合は早めに対処する事。そして、生活の場としてゆっくり過ごすことができ、最後は次の移動先へ無事に送り出す事でした。

約1ヶ月半の間、多くの仲間に助けられ、無事に終えることができたことに、ただただ感謝です。」


(南阿蘇村福祉避難所運営支援 医療コーディネーター 中野)


福祉避難所が閉鎖されるまで、ADRA Japanは合計26人の看護師を派遣しました。利用者の皆さんに、事故なく、笑顔で過ごしていただくことができましたのも、看護師の募集に応じて駆けつけてくださった方や、ADRA Japanの活動をご支援いただいた皆様のおかげと感謝しております。

ADRAは、南阿蘇村での支援を継続しています。

現在は、地元社会福祉協議会や他団体と協力して、二次避難所などでADRA災害対応バス「ゆあしす号」を利用した移動カフェを中心に活動を展開しています。

引き続き皆様のご支援をよろしくお願い致します。


(執筆: 国内事業担当マネージャー 渡辺日出夫


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Posted by ADRA Japan at 11:55 | 緊急支援 | この記事のURL
    
(8/1)【国内啓発】イベント「話して、食べて、考えて!for アフリカ」を行ないました。 [2016年08月01日(Mon)]
インターンの水谷です。

ADRA Japanは、15年以上にわたりアフリカの各地で緊急支援や開発支援を行なってきました。近年では、エチオピア・ケニア・ジンバブエの3か国において、水・衛生問題に取り組んできました。今回のブログでは、7月10日(日)に行なったイベント「話して、食べて、考えて!for アフリカ」についてお伝えします。

「話して、食べて、考えて!for アフリカ」は、「アフリカについてさらに知っていただきたい」という思いから、ADRA Japanのアフリカ事業スタッフが企画したイベントです。
アフリカの人々の生活や社会問題、NGOの支援活動など、アフリカの様々な面に関心を持った方々が総勢19名参加されました。


(Africa_Blog1_No.1).jpg
ワークショップについて説明を行うADRA Japanスタッフ


イベントの中では、課題解決型ワークショップを行ない、参加者の皆さんに、水・衛生問題解決のための事業を考えていただきました。今回は、感染症の一つであるコレラの流行をいかに防ぐかを課題としてワークショップを行ないました。

まず、このワークショップのために用意したシナリオをもとに、事業を行なう地域でなぜコレラが流行したのか、これから流行らないようにするにはどうすれば良いかをグループで話し合ってもらいました。

次に、トイレや井戸、そしてそれらの維持管理トレーニングなど、どのような活動内容を行なうのが良いか、どこで活動を行なうのが効果的かなど、グループで意見を出し合い、それぞれの活動を表した小さなカードを地図に沿って配置してもらいました。同時に水・衛生設備の建設やトレーニングを行なう期間、予算の配分なども決めていただきました。


(Africa_Blog1_No.2).jpg
チームに分かれて話し合う参加者の方々

ワークの終わりでは、それぞれのグループが、作成した事業計画案を発表しました。グループごとに活動計画が異なり、「なぜその活動を行なうのか?」、「なぜその場所でその活動を行なうのか?」などの質問が参加された方々の中から挙がりました。


(Africa_Blog1_No.3).jpg
各チームが、事業計画について発表を行なった

また、実際にアフリカで活動していたADRA Japanのスタッフがコメントを行ない、事業を行なう際、どのような問題が発生しやすいのか、またどのようなことに気を付けていたかなど、実際の事例を交えて紹介しました。


(Africa_Blog1_No.4).jpg
発表された事業計画案にコメントするADRA Japanスタッフ

ワークショップの終了後には、参加者の皆さんとADRA Japanのスタッフとの懇親会を行ないました。フードスタイリストの越出水月さんにおいしいガーナの料理をご提供いただき、参加者の皆さんに楽しんでいただきました。


(Africa_Blog1_No.5).jpg
帽子をかぶっている方が越出水月さん


(Africa_Blog1_No.6).jpg
ガーナ料理:オクラのシチュー、ビーンズシチュー、ライス、そしてパラダイスシードというガーナ特産のスパイスを使ったサラダ


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初めて食べるガーナ料理を楽しむ参加者の方々


参加された方々からは、「ワークを通して改善策を考えることができ、より深くアフリカの現状を知ることができた」「様々な人の意見や、実際に現地に行った人の話が聞けて、とても良い機会になった」などのコメントをいただきました。ワークショップやアフリカ料理を通じて、今まで知らなかったアフリカについて知っていただくことができたと思います。

ADRA Japanは、今後もアフリカ各地において支援を行なっていきます。引き続き、皆様の温かいご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

(執筆: インターン 水谷友紀)

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Posted by ADRA Japan at 12:00 | 国内啓発事業 | この記事のURL
    
(7/26)【イベント報告】世界の教育問題について考えるイベントを開催しました [2016年07月26日(Tue)]
ADRA Japanは現在、ネパールやアフガニスタン、ミャンマー、レバノンなどで、子どもたちが学校に通い続けることができるよう、教育支援活動を行なっています。

去る7月14日(木)、世界の教育問題について考えるためのイベントを開催しました。イベント当日は、開場時間と重なるように天候が急変し、一部の路線では運転を見合わせた電車まであったにも関わらず、100人近くの方にご来場いただきました。


ネパールの険しい通学路の様子をご覧になる参加者たち_ADRA Japan ネパール教育イベント.JPG
イベント開催前には、ネパールの険しい通学路を報じた動画を流しました


イベントの第一部では、インド、モロッコ、アルゼンチン、ケニアの4か国の子ども達の通学風景を追ったドキュメンタリー映画『世界の果ての通学路』を上映しました。
 
足が不自由な兄を乗せた車椅子を押し、一緒に学校に通うインドの兄弟たち。
女の子が教育を受けることへの理解が低い中、毎週末、自宅と学校附属の寮とを往復しながら勉強に励むモロッコの少女たち。
人里離れた牧場から、山道を馬に乗って通学するアルゼンチンの兄妹。
象に襲われないように回り道をし、一緒に通学する兄の背中を必死で追いかけて走るケニアの少女。

映画で美しい風景とともに描かれていたのは、勉強するために険しい道を踏みしめ、支えあいながら通学する子ども達の逞しい姿と、それを温かく見守る家族の愛と祈り、そして日本では考えられないほどの過酷な通学路の実情姿でした。

日本ではほとんどの道が舗装されており、公共交通機関を利用できる地域が多いですが、世界に目を向けると、通学そのものが文字通り命懸けであるところも多くあります。参加した方々も、いつになっても目的地である学校の姿が見えてこないことに圧倒されつつ、映し出された子ども達の勉強への熱意に思いを馳せておられました。

休憩を挟んだのち、第二部ではネパール事業を担当している小川真以と、ネパールの僻地に学校を建てる活動を行なっているYouMe Nepalの代表であるシャラド・ライ氏とのトークを開催しました。


YouMe Nepalのライ氏とADRA Japan スタッフ_ADRA Japan ネパール教育イベント.JPG
ライ氏を紹介する小川


ネパール教育イベントの様子_ADRA Japan ネパール教育イベント.JPG
100人近くの方にご来場いただきました


ネパールの子ども達は、様々な理由から勉強し続けることが困難な状況に置かれています。たとえば、家が貧しく学費や学用品が払えないという子どもや、村に設備の整った学校がないためにしっかりした教育が受けられないという子どももいます。さらには学校までの道のりが険しく危険すぎるため、ある程度の年齢になるまで通学させてもらえないという子どももいます。

今回のトークイベントは、ネパールで様々な村に赴き、そこで学ぶ子ども達の姿を見てきた小川から、村落部で生まれ育ち、苦労の末に奨学金を得て日本で学ぶチャンスを掴んだライ氏に様々な質問をし、それに答えていただく対話形式で行ないました。ライ氏からは、家の近くにベンガルトラが出るという想像するだけでも震えてしまうようなお話や、水牛の背に乗ってバスリ(木製のフルート)を吹きながら水牛を水辺に連れて行くという家の手伝いが好きだったというお話など、幼少時のネパールでの生活を生き生きと語っていただきました。


ネパールでの生活を話す YouMe Nepalの ライ氏_ADRA Japan ネパール教育イベント.JPG
ライ氏の自宅ではベンガルトラの遠吠えを聞くこともあるとのこと


トークの後半では、ライ氏が日本に留学するようになったいきさつについてもお話を伺いました。
勉強熱心な母親に勧められ、自宅の最寄りの学校から、より質の高い授業をしていた山の上の学校に転校したこと、難関を乗り越えて奨学金を得たことなどをお話していただきました。奨学金試験の合格については、たまたまラジオで合否発表を聞いた父親から伝えられたそうです。結果を知った瞬間、自分の人生に転機が訪れたと語るライ氏からは、教育にかける熱い思いが伝わってきました。

ライ氏のお話には、外国で学ぶ機会を与えてくれた母国ネパールへの感謝と、厳しい生活環境にありながら教育の重要性を説き、勉強を続けさせてくれたご両親への感謝の気持ちが溢れていました。


実は今回、小川はライ氏にあるサプライズを用意していました。それは、ライ氏を育て上げたお母様を内緒で日本にお呼びし、このイベントにご登壇してもらうこと。
ネパール滞在中にライ氏のお母様にお会いした小川は、お母様の聡明さと子どもの教育に対する強い信念に感銘を受け、ぜひ今回のイベントにお呼びしたいと考えました。そして、今回の来日を実現させました。
ライ氏にはもちろんのこと、ライ氏の所属するYouMe Nepalの方々にもお伝えせず、秘密裏に準備を進めました。

イベントの終盤、小川からの「秘密のスペシャルゲストが来ています」という言葉に戸惑った表情を見せていたライ氏。険しい山奥の村にいるはずのお母様が会場に現れた時は、何が起きているのか分からないといった様子で、目を見開いてお母様を出迎えておられました。


YouMe Nepalのライ氏、ライ氏のお母様とADRA Japan スタッフ.JPG
お母様にお話を伺う小川


ご登壇していただいたお母様に「ライさんを育てる中で、特にどういったことに気を配りましたか?」と伺ったところ、「目上の人を敬いなさい。様々なことを経験し、たくさんの知識を持っている目上の人の意見を聞きなさい。そして、自分が学んだことや身に着けたことを、社会にお返しできるような人物になりなさいと教えていた」というお答えが返ってきました。
ライ氏はまさに、自分を育ててくれたネパールへの恩返しをしたい、勉強したい子ども達のために学ぶ場所を作りたい、という強い思いのもとで活動しています。そんなライ氏は、お母様にとって自慢の息子さんなのだと感じました。


YouMe Nepalのライ氏についてお話されるお母様_ADRA Japan ネパール教育イベント.JPG
ライ氏についてお話しされるお母様


イベントの最後には、現在ADRA Japanが挑戦しているプロジェクト「中退を余儀なくされているネパールの子どもたちに教育支援を!」についてご紹介し、ご支援を呼びかけました。
この取り組みは、ネパールで学費が支払えずに学校に通えない子ども達の学費を補うためインターネットサイトで子ども達への支援を募っているものです。7月29日(金)までに目標金額に到達できなければ、ご支援を受け取ることができません。イベントにご参加いただいた方からもご支援をいただき、少しずつゴールに近づいてきました。あと3日でこの挑戦も終わります。まだまだ退学率の高いネパールですが、学ぶ意欲の高い子ども達はたくさんいます。
もしよろしければ、プロジェクトページをご覧になってください。

「中退を余儀なくされているネパールの子どもたちに教育支援を!」(https://goo.gl/VBM0Zh)


今後も、このようなイベントを開催していきたいと思っております。
そのときに皆様とお会いできますことを楽しみにしております。


(執筆:ネパール事業担当 須原敦小川真以


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Posted by ADRA Japan at 11:57 | イベント情報・報告 | この記事のURL
    
(7/20)【熊本地震】〜心休まる時間を。ゆあしすカフェの運営〜 [2016年07月20日(Wed)]
ADRA Japanは4月19日から熊本地震で被災された方々への支援を始め、現在も支援活動を継続しています。

前回は、南阿蘇村で行なっている福祉避難所への看護師派遣についてお伝えしました。


今回のブログでは、5月29日、30日の2日間にわたって福祉避難所の方々を対象に行なったカフェ活動についてお伝えします。

ADRA災害対応バス「ゆあしす号」_ADRA Japan熊本地震緊急支援.jpg
(ゆあしす号)

ADRA Japanは4月19日から熊本市を中心に支援物資の配布を行ない、その後、看護師チームを熊本市内の4つの避難所に派遣しました。5月13日からは活動拠点を南阿蘇村に移し、福祉避難所への看護師等の派遣を行なっています。
避難生活が長引くにつれ、避難生活を続けている方にも、その方々をケアする方々にも心身の疲労がたまってきていることが課題となっていました。

そのため、今なお避難所生活を続けている利用者の方々や、震災が起こってからほとんど休みなく働き続けているスタッフの方々、スタッフのお子さんなどにホッとした時間を過ごしていただけるように「ゆあしすカフェ」をオープンしました。

「ゆあしすカフェ」とは、ADRA災害対応バス「ゆあしす号」を用い、温かい飲み物などを提供する活動です。今回は、高齢者福祉施設が集まっている地域で開催しました。

「ゆあしす号」の中でくつろぐ被災者の方々_ADRA Japan熊本地震緊急支援.jpg
(「ゆあしす号」の中でお茶を飲みながら談笑する高齢者福祉施設の利用者さんと介護の方々)

「ゆあしす号」の中でくつろぐADRA Japanスタッフと看護師の方々_ADRA Japan熊本地震緊急支援.jpg
(「ゆあしす号」の中で談笑する、ADRA Japanスタッフと看護師の方々)

「ゆあしすカフェ」を開催した駐車場まで来られない方々には、ポットにコーヒー、紅茶などを入れてお届けしました。

ADRAが支援する副詞避難所_ADRA Japan熊本地震緊急支援.jpg
(ADRAが支援している福祉避難所にて)

2日間開催した「ゆあしすカフェ」には、高齢者福祉施設の利用者さん、スタッフの方々、支援に来られている専門職支援者や子どもたち、約50名の方々にお越しいただきました。

カフェでは、高齢者の方々だけでなく、日頃休む間もなく高齢者の方々にお世話を親身になってされているスタッフの方々がリラックスしている様子を見ることができました。
「久しぶりにちゃんとドリップされたコーヒーを飲んだ」「リラックスできてよかった」などの声が聞かれました。
また、集まった子どもたちが楽しそうに過ごしている様子には、こちらも笑顔をもらいました。

また、カフェ活動を通して、被災された方々の声を直接聞くことができました。
福祉施設を利用している方々やスタッフの方々は、今もなお余震に怯えながら生活していること。その一方で、地元の南阿蘇や熊本を大切に思っていること。リラックスした雰囲気の中だからこそ、お話しいただけたことだったかもしれません。


ADRA Japanは、引き続き、熊本地震で被災された方々への支援を継続していきます。今後とも、皆様の温かいご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

(執筆: 事業部 インターン 水谷友紀)

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Posted by ADRA Japan at 21:00 | 緊急支援 | この記事のURL
    
(6/28)【シリア難民支援】子どもたちが通う学習教室 [2016年06月28日(Tue)]

前回は、レバノンに避難しているシリア難民の子どもたちが置かれている現状をお伝えしました。


今回は、主にシリア難民の子どもたちを対象に運営を開始した学習教室でのADRAの活動をご紹介します。

<学習教室での取り組み>
レバノンでは、難民登録を受けている約30万人の学齢期(6歳から18歳)のシリア人の子どもたちが現在も学校に通えていないと言われています。こうした子どもたちの教育の必要に応えることが学習教室を運営する第一の目的です。

現在、学習教室では、学校に通うことのできない子どもたちに学習機会を提供するため、月曜日から木曜日まで教育プログラムを実施しています。3月末時点で118人の5歳から12歳までのシリア難民の子どもたちが、英語、数学、アラビア語、理科の授業を受けています。

レバノンの学習教室で勉強するシリアの子ども_ADRA Japanシリア難民支援.jpg

学習教室でのシリアの子どもたち_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(学習教室で勉強する子どもたち)

学習教室ではレバノンの教育カリキュラムに沿って授業を行なっています。シリアとレバノンの教育カリキュラムは異なるため、その違いを考慮して授業内容を調整しています。また、学習教室に通うほとんどの子どもたちは、シリアの紛争により学校に通えなくなり、レバノンに避難した後も学習機会に恵まれず数年間教育を受けていません。小学校に入学しておらず、一度も学校に通ったことがない9歳児もいます。そのため、子どもの年齢だけではなく、学習能力のレベルに応じて、クラスを分けています。

それでもどうしても同じクラスの中で子どもたちの学習能力のレベルに差ができてしまうため、先生は子どもたちの理解度と学習の進捗具合を見ながら授業内容を調整する必要があります。大変な作業ですが、先生たちは丁寧に子どもたちと向き合っています。


学習教室を運営するもう一つの目的は、内戦の経験による心の負担や避難生活によるストレス等を軽減することです。
子どもたちは毎週金曜日にお絵かき、図工、ダンス、映画鑑賞といったレクリエーション活動に参加しています。下の写真は、子どもたちそれぞれの好きなもの、安心する場所、嬉しいと感じること等を布に描き、心の内にある思いや感情を表現する活動の様子です。

レバノン学習教室のレクリエーションを楽しむシリアの子どもたち_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(レクリエーション活動で大好きな母国シリアの国旗や家を描く子どもたち)


これらの活動に加えて、学習教室では、子どもたち一人ひとりの家庭環境や生活状況の把握と、子どもの様子に異変があった際にフォローアップを行なうことのできる体制づくりに努めています。具体的には、子どもの家庭訪問の実施、保護者に対する家庭状況のインタビューの実施、教師による学習態度等に問題を抱える子どもの報告や子どもの出欠状況の管理を行なっています。

シリアの子どもたちの家に訪問するADRA スタッフ_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(難民の家庭を訪問しインタビューした情報をまとめるスタッフ)


また、学習教室で働くスタッフに対して子どもの保護に関する研修を実施しています。スタッフが子どもの変化に気づき、報告を行ない、必要に応じて子どもが適切な保護を受けられるように努めています。


今後も、シリア危機の影響を受けた子どもたちが子どもらしく安心して生活ができるように活動を実施していきます。
皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

レバノンの学習教室に通うシリアのこどもたち_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(学習教室に通う子どもたちと現地駐在員の伊東(中央))

*この活動は皆様からのご支援と(特活)ジャパン・プラットフォームからの助成を受けて実施しています。

(執筆:レバノン事業担当 伊東彩


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Posted by ADRA Japan at 21:00 | シリア難民支援 | この記事のURL
    
(6/27)【ご注意】ADRA Japanをかたる募金詐欺にご注意ください [2016年06月27日(Mon)]
ADRA Japanをかたる募金詐欺などについて

6月27日、ADRA Japanを装った偽の義援金依頼のメールが何者かにより送信されていることが報告されました。

熊本地震被災者のための寄付を募る内容のメールが届き、メールに記載されているURLをクリックすると、ADRA Japanの紹介と、義援金振り込みのためのクレジットカード入力フォームがあるサイトに移動します。サイトには、ADRA Japanの名称やロゴマークが許可なく使用され、ADRA Japanのサイトに酷似しています。

現在ADRA Japan といたしましても当該サイトの停止を求めるなどの対応を行なっておりますが、皆様には、メール送信元のアドレスや、寄付を募るサイトのURLをよくご確認いただき、少しでも不審な点がありましたら、ADRA Japan(03-5410-0045もしくは support_adra@adrajpn.org)までお問い合わせいただくことをお勧めいたします。

詐欺に関しましては、新しい手口が続々と報告されているようです。被害に遭われないようくれぐれもご注意下さい。

また、これらの詐欺行為に遭遇された場合には、警察に通報していただいた上で、お手数ですがADRA Japanにもご連絡いただけますようお願い申し上げます。

ADRA Japan事務局
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Posted by ADRA Japan at 22:25 | 最新ニュース | この記事のURL
    
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