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(4/22)【イエメン避難民支援】「イエメンのこと、知ってる?」アラビア半島の最南端で起きていること [2016年04月22日(Fri)]
みなさんは、今、イエメンで何が起こっているか知っていますか?

「あれ、イエメンってどこだったっけ?」と思われる方もいらっしゃるかも知れません。イエメンはアラビア半島の最南端、サウジアラビアの南に位置する国で、およそ2400万人が暮らしています。そのイエメンが今、深刻な人道危機に陥っています。


イエメンの首都 サナア
<イエメンの首都 サナア>


イエメンの地図


イエメンでは、2011年から国内の政権争いが内戦に発展しました。2015年の3月には周辺国が介入し、空爆が始まりました。多くの民間人が犠牲となり、人口の8割以上が、食料や水を手に入れたり、医療サービスを受けたりすることができない状態になっています。

三方を山、砂漠、海に囲まれたイエメンは以前から陸の孤島と呼ばれていました。さらに、空爆によりすべての商業フライトが止まってしまいました。不定期の国営フライトはありますが、1人あたり1000ドルの費用が必要になるため、ほとんどの人は利用することができません。空爆が続く中、イエメンの人々は国外に出る方法がほぼない状況です。現在、230万人を超える人々が避難を余儀なくされ、国内を転々としています。

ADRA Japanは2015年12月からイエメン国内の避難民支援を行なっています。


避難先のテントから顔を出すイエメンの子どもたち
<避難先のテントから顔を出すイエメンの子どもたち>


ADRAは、イエメン北部ジャウフ州を中心に支援活動を行なっています。
イエメンの北部は砂漠地帯が多いため、開発が進まない貧しい地域です。ADRA JapanはADRAイエメン支部(ADRA Yemen)との協働のもと、ジャウフ州の避難民に食料や衛生用品等の生活物資を配付しています。地元のコミュニティーリーダーに詳細な状況を聞き、特に困っている世帯が優先的に支援を受けられるよう配慮しています。


食料と衛生用品等は、それぞれ別の方法で配付しています。


食料配付ではバウチャー方式を採用しています。
バウチャーとは、物資と交換することができるチケットのことです。決まった日時に決まった場所にいくと、ADRA と提携を結んでいるイエメン現地の業者がいます。そこで、バウチャーと食料を交換できるようにしています。配っている食料は、米や小麦粉、油に加え、現地でよく使われるトマトの缶詰などです。

緊急時の食料支援では、支援者側が国外から調達した食料を配付することも多いですが、今回は国内に残っている流通を活かした支援をしています。国外の食品、特にお米や小麦粉など主食となるものは、現地のものと味や風味が異なることが少なくなく、避難生活のストレスを助長することがあるようです。今回の支援は、「自分たちが食べ慣れている食べ物を口にすることができ、嬉しい。」と避難民の方から喜ばれています。また、現地業者もADRAと提携することにより収益が増えるため、地域の活性化にも役立っています。


イエメン避難民支援、バウチャーを食料と交換する会場
<バウチャーを食料と交換する会場>


衛生用品等については、衛生教育を受けてもらったあとで、現物支給をしています。
配付する支援物資は、石けん、シャンプー、バケツ(洗面器)、女性のための生理用品などです。

イエメンでは内戦前から手を洗うなどの衛生習慣はあまりありませんでした。そのため、配付の際には、病気から身を守る方法について避難民の方に伝えています。
配付時には、「手をしっかり洗うんだよ!」などと子どもたちに伝える現地フィールドスタッフの声が響きます。

また、生理用品は女性スタッフから直接女性の避難民に渡すようにしています。他の支援物資と一緒に男性に渡してしまうと、生理用品が女性本人の手元に行き届かなくなるケースがしばしばあるためです。中東社会において女性は弱い立場にあるため、直接支援品を受け取れるよう配慮が必要です。


赤いバッグに入った石けんなどの衛生用品を受け取るイエメン避難民の子どもたち
<赤いバッグに入った石けんなどの衛生用品を受け取るイエメン避難民の子どもたち>


先日、ADRA Yemenのスタッフとテレビ電話で打ち合わせをした際、「先週、すぐ近くで空爆があって事務所の窓が吹っ飛んでしまったよ。だんだん空爆にも慣れてきてしまったなぁ」と話す現地スタッフの言葉に、心が痛みました。


内戦前のイエメン市街
<内戦前のイエメン市街>


現在イエメンは、外務省の規制により国連職員など一部を除いて、日本人は入国することができません。自分の友人、事業パートナー、そして罪のない民間の人々が危険にさらされていると思うととても辛いです。イエメンに行くことができないことをもどかしく感じることもあります。もともと牧歌的で美しく魅力的な国であるイエメンが、政治の争いに巻き込まれてしまったことが本当に悲しいです。


シリアやイラクなど、数々の中東問題が話題に取り上げられる中、イエメンの現状はあまり知られていません。イエメンの情報に触れる機会が極端に少ないからです。イエメンの現状を知り、話題に出すことで、世間の関心を高めること。そのことも、日本にいる私たちにできることのひとつだと考えています。


ADRAは 今後もイエメンの国内避難民支援事業を続けます。みなさんもまずは、「イエメンのこと、知ってる?」と家族や身近な友人に問いかけてみてください。


(執筆:ライティングボランティア 寺西 里織)

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Posted by ADRA Japan at 17:04 | 緊急支援 | この記事のURL
    
(4/20)【正会員の皆様へ】ADRA Japan 第12回通常総会及び役員改選について(公示) [2016年04月20日(Wed)]
アドラ正会員の皆様にはいつもADRA Japanの活動への理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。

第12回通常総会及び役員改選についてご案内いたします。


【ADRA Japan 第12回通常総会のご案内】

下記の通り第12回ADRA Japan通常総会を開催いたします。皆様のご出席を賜りたく、ご連絡申し上げます。


日時
 2016年6月19日(日) 10:00〜12:00

場所
 SDA原宿クリスチャンセンター 地下1階 セミナールーム
(東京都渋谷区神宮前1-11-1 電話:03-5410-0045)

主な議題
 ・2015年度事業報告承認の件
 ・2015年度会計報告承認の件
 ・監事選任の件

資料の発送について:
 6月10日(金)をめどに、郵便あるいはEメールにて資料をお送りいたします。
 Eメールでのお受取りをご希望の方は、件名を「正会員」とし、本文にお名前をご記入の上、
support_adra@adrajpn.org宛に5月31日までにご連絡ください。よろしくお願いいたします。



【役員改選についてのご案内】

任期満了に伴い、「ADRA Japan 理事の選任に関する内規」及び「ADRA Japan 監事の選任に関する内規」に基づき、理事及び監事の改選を行ないます。

役員定数 
 理事 4人以上9人以内
 監事 1人以上2人以内

任期
 2016年6月22日から2018年6月21日まで

推薦受付開始日
 2016年4月20日(水)

推薦受付締切日
 2016年5月20日(金)

選出時期 
 理事 2016年6月5日(日)第52回理事会時
 監事 2016年6月19日(日)第12回通常総会時

選出方法
 理事
 アドラ正会員による推薦のあった理事候補者一覧に基づき、出席理事の過半数をもって新理事を選任する。理事の下限員数に達しない場合、出席理事において協議を行い、過半数の同意をもって新理事を選任する。

 監事
 アドラ正会員による推薦のあった監事候補者一覧に基づき、出席正会員の過半数の同意をもって新監事を選任する。監事の下限員数に達しない場合、出席正会員において協議を行い、過半数の同意をもって新監事を選任する。


アドラ正会員の皆様におかれましては、お手元の「ADRA Japan 理事の選任に関する内規」及び「ADRA Japan 監事の選任に関する内規」に基づき推薦を行なってください。

理事候補者推薦用紙ダウンロード
監事候補者推薦用紙ダウンロード


「ADRA Japan 理事の選任に関する内規」と「ADRA Japan 監事の選任に関する内規」をお持ちでない方は、ADRA Japan事務局までお問い合わせください。


お問い合わせ先:
(特活)ADRA Japan
〒150-0001 渋谷区神宮前1-11-1 電話03-5410-0045
(担当:浦島・渡辺)


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Posted by ADRA Japan at 17:45 | 最新ニュース | この記事のURL
    
(4/18) ADRA Japanは認定NPO法人になりました [2016年04月18日(Mon)]
いつもADRA Japanの活動をご支援いただきありがとうございます。

ADRA Japanはこの度、東京都から「認定NPO法人」として認定されました。
2016年4月18日以降、ADRA Japanにご寄付をくださった場合、寄付金控除などの税制上の優遇処置を受けられるようになります。


【認定NPO法人のご案内】ADRA Japanは認定NPO法人になりました(1)

【認定NPO法人のご案内】ADRA Japanは認定NPO法人になりました(2)


PDF資料のダウンロードはこちら


今後ともADRA Japanをどうぞよろしくお願いいたします。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ADRA Japanお問い合わせフォーム


ADRA Japan事務局

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Posted by ADRA Japan at 13:34 | 最新ニュース | この記事のURL
    
(3/30)【スタッフのつぶやき】世界報道写真展で見つけたケニアの女性の写真 [2016年03月30日(Wed)]
事業部の松川です。

みなさんには毎年行なっている恒例行事がありますか?

私は夏になると、「世界報道写真展」に行きます。毎年「世界報道写真コンテスト」というものが開かれており、その中で受賞した作品を展示しているのが「世界報道写真展」です。シリア危機や東日本大震災のような世界的にも注目されている出来事をとらえた写真が展示されているだけでなく、その地域特有であまり知られてはいないけれど、同じ時代を生きる人々の光と影が垣間見えるような写真展です。5年前から毎年足を運んでいます。

3年前、世界報道写真展で展示されていた写真でとても印象に残っているものがあります。その写真がこちらです。


CI1.jpg
撮影者:ミカ・アルバート (アメリカ)
出典:WORLD PRESS PHOTO
http://www.worldpressphoto.org/collection/photo/2013/contemporary-issues/micah-albert


100万人が暮らすケニアのスラムの中で撮影された1枚です。ごみ山の上に女性が座っていて、少し微笑みながら本に見入っています。彼女は工場部品のカタログでさえも見るのを楽しみにしています。

現在、私は教育支援事業に携わっています。教育は目に見えず、成果が出るまで時間がかかりますが、この写真の女性のように本を読むことを求め、喜びを感じる人がいる限り、彼女のような生活を強いられている人々が将来の選択肢を広げることができるように、教育支援を続ける意義はあるのではないか、と思います。

世界報道写真展で展示されている写真はメッセージ性が強く、その表現はとても直接的です。思わず目を背けたくなるような写真も展示されており、決して楽しい気分になれる写真展ではありません。ただ、知らないままにしてはいけない事実がそこにあるような気がして、毎年見に行っています。

今年の開催に関するお知らせはまだ公表されていませんが、以下のリンクから去年の開催概要を知ることができます。
http://www.asahi.com/event/wpph/
今年も開催されるようであれば是非足を運んでいただき、みなさんも心にぐっとくる1枚を見つけてください。

(執筆:事業部 松川 聡

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Posted by ADRA Japan at 17:43 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
    
(3/23)【ネパール地震】校舎再建支援〜国境封鎖を乗り越え、校舎完成〜 [2016年03月24日(Thu)]
2015年4月25日に起きたネパール大地震から、まもなく1年が経過しようとしています。

日本でも東日本大震震災から5年過ぎ、風化が心配されていますがそれはネパールも同じです。メディアで取り上げられることは減りつつありますが、ADRA Japanは継続してネパール地震被災者への支援を行なっています。

今回のブログでは、地震被害の大きかったラスワ郡での校舎の建設支援についてお伝えします。昨年9月から約半年、国境封鎖に陥っていたネパール。物資が手に入りにくい状況の中、どのようにして校舎を建設できたのか。地域の人々に寄り添い活動をしているADRAらしさが、この苦境で力を発揮しました。



NepalEmergency_(36).jpg


ADRA Japanが支援をしているラスワ郡は、カトマンズから約5時間ほど北へ向かったところにあり、ヒマラヤ地帯に位置する地域です。立地の環境もあり、冬のシーズンはとても寒い地域です。

ネパールでは5月末ぐらいから8月末まで雨期となります。地震発災直後は、地震によって家を失った人のために仮設住宅の支援を第一に取り組みました。


仮設住宅支援の様子はこちら↓
(1/22)【ネパール地震】チェテンさんの仮設家屋が完成し、生活を始めていました
(10/21)【ネパール地震】ラスワ郡で校舎の建設支援を行ないます


仮設住宅建設の支援が落ち着いてくると、今度は学校校舎の再建が急がれました。
当時の仮設校舎では、竹を編んだものを壁として使っていました。教室の仕切りも同様の簡素な構造でした。そのままでは、気温が0度程度の日も頻繁にある冬季には、子どもたちは寒さにさらされることになります。


仮設の校舎
(仮設の校舎)


この状況を受けてADRA Japanは、冬が来るまでに寒さに負けずに勉強を続けられる環境を整えることを目指し、校舎再建の支援を開始しました。

ADRA Japanは、一番の課題である冬の寒さに耐えうる校舎にするため、骨組みにトラスと呼ばれるスチールのような金属素材を使い、壁にはレンガまたは石を使用することにしました。
しかし、建設を始めようとしたその頃、ネパールは国境封鎖の只中でした。

ネパールは内陸国のため、ほとんどの物はインドを経由してネパール国内に入ってきます。
2015年9月末ごろから、ネパールでは政府が制定した新憲法が原因で情勢が不安定になり、インドとの国境が封鎖され、国境を越えて物資を輸入することができなくなりました。
当然、学校再建に必要な資材も同じ影響を受けました。

困ったときには、一緒に働いている現地出身のスタッフや学校の校長先生と話し合いです。冬季までに校舎を再建するためには、どこから物資を仕入れるか。
スタッフはもちろん、この時は校長先生もラスワ郡内の店を一店舗一店舗まわり、校舎再建のために資材の販売をしてくれるところを探しました。

店側は、国境封鎖により当分仕入れることのできない資材を店頭には出さずにストックしていました。しかし店主は、生徒を想う校長先生たちの話を聞き「校舎再建のためならば」と資材を提供してくれたのです。

現地をよく知るスタッフだけでなく、地域のリーダーである校長先生たちも一丸となって協力してくれたおかげで校舎を再建することができました。

この支援では、4つの学校の5つの校舎の再建を行ない、約500人の子どもたちが冬の寒さにさらされることなく勉強できるようになりました。


壁には鉄筋を入れ、以前より頑丈になった学校
(壁には鉄筋を入れ、以前より頑丈になった学校)


壁には鉄筋を入れ、以前より頑丈になった学校


これらの学校では校舎は再建されましたが、それでも仮設の校舎となります。ネパールでは、問題がまだまだ山積みで、生徒たちがなんの心配もなく学べるようになる「復興」までの道のりはまだまだ遠く、多くの年月が必要となります。

ADRAはネパールが本当の「復興」を果たすまで、現地の人々に寄り添い、支援を継続していきます。

いつもご支援くださるみなさまに心から感謝いたします。今後とも一緒にネパールをご支援くださいますよう、心からお願い申し上げます。


(執筆:ライティングボランティア 小峰 理沙)

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Posted by ADRA Japan at 10:00 | 緊急支援 | この記事のURL
    
(3/11)【メディア掲載】東京新聞・朝刊にADRA Japanが紹介されました [2016年03月11日(Fri)]
本日3月11日の東京新聞・朝刊に、ADRA Japanが宮城県山元町で行なっている足湯ボランティア活動が紹介されました。

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Posted by ADRA Japan at 13:41 | メディア掲載 | この記事のURL
    
(3/10) 東日本大震災被災者・復興支援―142 富岡高等学校いわき明星大学サテライト校での最後の授業 [2016年03月10日(Thu)]
インターンの柳澤です。

1月28日、避難を続けている富岡高校のサテライト校で、2年半以上続けてきたアメリカの学生との最後のスカイプ交流が行なわれました。アメリカの学生から震災後初めて故郷に足を踏み入れた感想を聞かれ、生徒が答えるという場面もありました。生徒たちの生の声には、多感な時期に震災を経験した重みを感じました。

ADRA Japanでは東日本大震災復興支援の一環として、2012年6月から福島県で県内の若者に向けた人材育成プログラムに取り組んでいます。
そのうちの一つが2013年5月から行なっている福島県立富岡高等学校いわき明星大学サテライト校と米カリフォルニア大学サンディエゴ校国際関係・環太平洋研究大学院(以下IR/PS)の学生とのスカイプを通じた交流です。

*スカイプとは、音声電話、テレビ電話、文字によるチャットが無料でできるインターネット電話サービスのことです。


富岡_Blog_Photo_1.jpg


元々富岡高校があった双葉郡富岡町は福島第一原発から近く、今も立ち入りが制限されています。そのため、富岡高校の生徒は所属するコース別に4箇所のサテライト校に分かれて通学していました。いわき市の富岡高校いわき明星大学サテライト校では福祉健康コースの3年生6名が通っていました。このサテライト校舎は今年度で閉校になることが決まっており、この6名の生徒にとって1月28日は最後の授業の日でした。

この日の英語の最後の授業では、アメリカの大学院生とのスカイプ交流が行なわれました。自己紹介から始まり、お互いの町の良いところなどを聞きあっていました。恥ずかしそうに話していた生徒もいましたが、自分から積極的に大学生に質問したりする生徒も見られ、日米間で会話が弾んでいました。


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このサテライト校では、去年の夏から3年生全員で「福島プロジェクト〜私たちの故郷」と題し、彼らのふるさとについての動画を制作してきました。生徒2人は動画を制作する際、震災後初めて故郷に足を踏み入れたそうです。大学生から故郷に帰った感想を聞かれた生徒は「今まで震災の被害から目を背けてきたところがあった。動画を作ったのはいい機会だった」と答えていました。

生徒にとってはこの日が最後の授業だったこともあり、担任の先生から大学生に、富岡高校の生徒のためにこれからのアドバイスをお願いしたりする場面もありました。大学生からは「夢に向かって頑張ってほしい」「他人と比べない」「旅をして新しい場所に行くと自分のところの魅力も再認識できる」などといったアドバイスをもらいました。また、アメリカ側の先生からも、どれだけかかっても夢を叶えるのを諦めない大切さなども教わりました。

多感な時期に震災が起き、友達とも離れ離れになり、学校も変わり、想像もできないような大きな変化だったと思います。中高生という大事な時期にこのような想像を絶する経験をしてきたからこそ、生徒の言葉に重みを感じました。だからこそ、再び故郷に足を踏み入れる勇気がでたというのは大きな一歩ではないかと思います。

このスカイプ交流で太平洋を越えたところに福島のことを気にかけてくれる仲間がいたということは生徒たちにとっても励みであり、また楽しみだったのではないでしょうか。この交流をきっかけに国内のみならず、海外にも目を向け、可能性を広げていってほしいと思います。


富岡_Blog_Photo_3.jpg


3月1日に卒業式を終え、生徒たちにとっても、先生たちにとってもまたこれから大きな生活の変化が待っています。県内に留まる人、県外に出る人、進学する生徒、就職する生徒・・・それぞれの生活の中で、遠くても福島のことを思ってくれる仲間がいることを忘れずに、前向きに歩んで行ってほしいと思います。


(執筆:インターン 柳澤ちさと)

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Posted by ADRA Japan at 15:37 | 東日本大震災 | この記事のURL
    
(3/9) ジンバブエ便り vol.32 〜引き渡し式を終えて〜 [2016年03月09日(Wed)]
現在、ジンバブエは雨季に入っていて、ほぼ毎日のように雨が降っています。しかし、一日中降り続けるということはなく、雨が上がると空は青く澄んで、木々の緑もみずみずしく、とてもきれいです。

さて、昨年の11月、私たちが支援している学校の一つであるゴクウェ・ノース地区のチオザ中学校で、建設した校舎や貯水タンク、トイレなどの引き渡し式を行ないました。

引き渡し式には、日本大使館から平石駐ジンバブエ大使、都築参事官、ジンバブエ政府側からはミッドランド州の教育局長、ゴクウェ・ノース地区の区長補佐、チーフ(伝統的な地域の首長)など、ADRA Japanからは事業部長の橋本、東京側でこの事業を担当している石橋、この事業の現地担当を務めている前川とチーム・スタッフ、そしてパートナー団体であるADRA Zimbabwe側からは事務局長や財務部長らが出席しました。

式典には数百人を超える住民、生徒たちが参加し、日本政府及びADRA Japanからゴクウェ・ノース地区の行政及び住民へ校舎やトイレなどが正式に引き渡されました。


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(引き渡し式には、数百人にのぼる人々が参加した。)


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(記念プレートの前での記念撮影。左から、ADRA Zimbabweの事務局長、ADRA Japanの事業部長の橋本、平石駐ジンバブエ大使、ミッドランド州の教育局長)


今回、私たちは住民や生徒たちと一緒に準備を進め、引き渡し式のプログラムをつくり上げました。住民たちは、学校の掃除をし、会場の設営を行ない、食材を集め、食事を用意しました。生徒たちは感謝の気持ちを伝えるため、歌や踊りの練習をして、当日はすばらしいパフォーマンスを見せてくれました。


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(生徒たちのパフォーマンス)


すでに雨季に入っていましたが、式典の間は天候にも恵まれ、引き渡し式は盛況のうちに終わりました。印象深い場面は数々ありましたが、特に2つの場面が強く印象に残っています。

まず一つ目は、チオザ中学校の校長先生、PTAの会長さん、そしてゴクウェ・ノース地区の議会議員さんたちが住民を代表して、引き渡された校舎や貯水タンク、トイレなどを責任をもって維持管理していくと、平石大使やその他の列席者の前で誓った場面です。今後は外部の支援に頼らずに、住民たちが自ら学校のインフラを維持管理していかなくてはなりません。彼/彼女たちが今後どのように維持管理をしていくのか、しっかりと見守っていきたいと思います。


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(列席者の前で宣誓をする校長、PTAの会長、議員たち)


2つ目は、この事業のチーム・スタッフ、そして校舎やトイレなどの建設に関わった住民たちがとても誇らしそうにしていたことです。この事業は、彼/彼女たち一人ひとりの力なくしてはここまで来ることはできませんでした。住民たちへの感謝の気持ちを強く感じると同時に、達成感に満ちている彼/彼女たちの姿を見てとても嬉しく思いました。


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(この事業のチーム・スタッフ)


引き渡し式当日を無事に迎えられたのは、ジンバブエにいるスタッフや住民の力だけでなく、日本で支えてくださっている皆様のおかげでもあります。この場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

引き渡し式は終わりましたが、浅井戸の修繕作業などまだいくつか作業が残っているので、私は今も事業地で活動を続けています。


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(喜ぶ生徒の母親たち)


なお、この事業は今年の3月に終わる予定ですが、現在、新しい事業の準備も進めています。新しい事業は、同じゴクウェ・ノース地区で約2年間にわたって行なうことを考えています。

現在の事業は水・衛生分野に主に焦点を当てていますが、次は教育分野への支援を柱として、学校で学ぶ子どもたちだけでなく、これまで支援することのできなかった学校へ通えていない子どもたちや、学校の運営を任されている子どもたちの保護者への支援も考えています。

詳しい事業の内容については、また別の機会にご説明いたします。現在の事業が無事に終わり、新しい事業を無事に始められるように、引き続き皆様の温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。


(ジンバブエ事業は、皆様のご支援と外務省日本NGO連携無償資金協力の助成を受けて実施しています。)


【今月のショナ語】
毎月、ジンバブエ便りでは現地で主に使われている言葉であるショナ語(ショナ族の言葉)の簡単なフレーズを紹介していきます。ショナ語は、ローマ字読みで発音できるので、是非声に出して覚えてみてください。ジンバブエでは他に英語、ンデベレ語(ンデベレ族の言葉)などが使われています。

Makorokoto!(マコロコト)
意味:おめでとう!


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(チオザ中学校の朝礼台の前で)


(執筆:ジンバブエ事業担当 前川 龍太


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Posted by ADRA Japan at 12:00 | ジンバブエ便り | この記事のURL
    
(3/9)【お子さま連れ大歓迎!】おしゃべりしながら裁縫ボランティア [2016年03月09日(Wed)]
ADRA Japan × 子育て中のママ企画☆
集まれ!おしゃべりしながら裁縫ボランティア!


ぞうきんe.jpg


子育て中のママさん、こんにちは。
冬が終わり、春がやってきました。子育てをしていると、季節の巡りは本当に早いで
すよね。春が過ぎれば、台風や豪雨の季節。昨年は北関東・東北で、その前の年は広島県で大きな水害が起きました。被災された方の中には、私たちと同じように子育て中のママもいました。

もしかしたら今年もどこかで水害が起きてしまうかもしれない。そんなとき、ママたちの「必要!」の声にすぐに応えるため、今、私たちにできることがあります。それが、雑巾を縫うボランティアです!

子どもがいるから無理…そんなことはないかもしれません。お子様が遊べるスペースもご用意して、子育てママのボランティアデビューをお待ちしています!


子どもの遊び場.jpg
お子さまが遊べるスペースもございます


【対象】子育て中のママならどなたでも!

【日程】2016年3月24日(木曜日)

【時間】10:30〜12:00

【ボランティア内容】寄付で集まった古布を雑巾に縫います

【開催場所】
(特活)ADRA Japan 事務所(東京都渋谷区神宮前1-11-1)
 JR山手線原宿駅から徒歩5分
 東京メトロ明治神宮前(原宿)駅 5番出口から徒歩2分

<担当者からのメッセージ>
こんにちは!イベント担当の百々(どど)です!
子育て中のママが楽しく集いながら、夏に多発する水害に備え、寄付で集まったタオルを雑巾に縫うひとときも素敵だなと思い、今回の企画を考えてみました。お子様が遊ぶスペースもご用意しておりますので、ぜひ一度、ADRA Japanにいらっしゃいませんか。子育て中の悩みや面白い話など、イベント中になんでも共有できれば気分もすっきり、そしてまだ見ぬ誰かのために雑巾も完成しているはずです。
当日は私の3歳になる息子も参加の予定です。ママが雑巾を縫い、完成したあかつきには今回のイベントのキャラクターの象スタンプを雑巾に押せば完成です。
ちょっとした時間で誰かのために。皆様のご応募をお待ちしております!


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【お申込み】
下記にございますURLよりご応募をお願いいたします。お電話でも承りますのでお気軽にご連絡くださいませ!

↓ボランティア応募フォーム ↓
 https://goo.gl/pd7a3K


【個人情報について】
応募のためにご記入いただいた個人情報につきましては、当団体の活動のためだけに使用し、第三者には提供いたしません。

【お問い合わせ】
 (特活)ADRA Japan 担当: 百々(どど)
  Tel:. 03-5410-0045
  E-mail:. support_adra@adrajpn.org


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Posted by ADRA Japan at 09:14 | ボランティア募集 | この記事のURL
    
(3/8)【インターン募集】WEBマーケティングで国際協力。NGOインターン募集 [2016年03月08日(Tue)]
WEBマーケティングで国際協力に貢献したいインターンを募集中!
迅速な緊急支援や息の長い開発支援で実績のある国際協力NGO ADRA Japan(アドラ・ジャパン)でインターンしてみませんか?

ADRA Japanは、世界で今なお損なわれている「人間としての尊厳」の回復と維持を目指す国際NGOです。災害時の緊急支援活動や、教育支援などの開発支援活動に取り組んでいます。
インターンには、ADRA Japanの活動を発信し、寄付や支援をアピールする活動を担っていただきます。世界をよくしたいという温かい心と、マーケティング施策の結果を見ながら次のアクションを考える冷静な判断力が必要です。将来、国際協力などの社会貢献に自分のスキルを生かしたいと考えている方や、NGOの運営を学び、社会人としてのスキルを身に付けたいと思っている方には実践のチャンスです。

ご応募をお待ちしております。


【期待する成果】
・ADRA Japanの活動を支える、WEBマーケティングにおける様々などの施策を実行すること

【仕事内容】
(1)Webを中心とした広報・情報発信
団体のWEBサイトのアクセス解析や更新、SNSやブログ、メルマガ、WEB広告などのライティングを担当していただきます。数字を見ることや文章を書くことが好きな方、デザインやマークアップのスキルをお持ちの方、大歓迎です。

(2)ファンドレイジング企画・運営
サポーターや寄付獲得のため、ダイレクトメール、クラウドファンディング、WEBマーケティング、イベントなどの企画・調査を行なっていただきます。皆さんのアイディアと実行力に期待しています。

担当していただく仕事内容は状況に応じて変わりますが、ご応募の際は「希望内容」欄にどの業務に特にご関心がおありかをお書きください。

【得られるもの】
・国際協力NGOの広報、ファンドレイジング、マーケティング施策を実行する経験
・世界で今も苦しんでいる人々のために、貢献できることがあるという実感
・社会人として働くことを具体的にイメージできるようになること

【応募条件】
・国際協力に関心がある方。また、ADRA Japanの基本理念に賛同される方
・国際協力NGOの広報、ファンドレイジング、マーケティングに関心がある方
・地味で細かい作業でも積極的に取り組める方
・最低3か月〜6ヶ月、平日週1回以上、決まった曜日に活動できる方
・Office系ソフトの基本操作ができる方
・キーボードを見ないでタイピングができる方
・Adobeソフトを使ったデザインやWEBサイト制作のスキルがある方、歓迎

【募集人数】若干名

【応募締切】選考の上、必要人数枠が埋まり次第締め切り

【活動時間】平日10:30−18:00 (応相談)

【待遇】無給

【勤務地】原宿

【応募方法】
下記の申込フォームからご応募ください。「希望内容」欄には、ご興味のある業務内容をお書きください。書類選考の上、通過者には担当者から面談の日程などのご連絡を差し上げます。通過者以外にはご連絡を差し上げないことがございますので予めご了承ください。

ボランティアインターン申込フォーム
https://goo.gl/2EDY79

ADRA Japanへのお問い合せ
メール:support_adra@adrajpn.org (担当:山本匡浩・永井温子)

ADRA Japanのホームページはこちらです

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