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(10/31)【ネパール洪水被災者支援】12日間のモバイルクリニックを実施 [2014年10月31日(Fri)]
今年は日本では水害の多い年となりました。ネパールでも同じような水害があり、多くの人が命を落としました。

ネパールの東部シンドゥパルチョーク郡では8月2日未明、大雨によって山間に自然に溜まってしまった水が決壊し、130mの幅の土砂が2.5キロメートルにわたり、一気に流れ出しました。

この土石流により、約6000世帯が被災、約160人が亡くなる大参事となりました。

また、ネパールの西部では2014年8月14日から断続的に雨が降り、大きな洪水被害をもたらしました。インドと国境を接するバンケ郡、バルディア郡、ダン郡、カイラリ郡のほか、やや内陸にあるスルケット郡で水害が発生し、これらの地域では220人が死亡、11,600世帯約65,000人が被災しました。

被災者の中には、木に登って難を逃れ、そのまま樹上で一夜を明かした人も少なくありませんでした。


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(被災直後の半壊した住宅)


被災者の多くは家ごと家財道具や家畜が流され、行き場を失いました。ネパールで活動するさまざまな支援団体は、洪水発生直後から食料や簡易テント用のブルーシート、毛布や衣類などを配付しており、この活動は2014年10月現在も一部の地域で続いています。


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(スルケット郡にある、被災者が身を寄せている簡易テント)


ADRAネパール支部(ADRA Nepal)は、洪水発生直後にバルディア郡にて1,900名の被災者に対し、4日分の食料(米、油、レンズ豆、塩)と飲料水の配付を行ないました。


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(配付された食料を運ぶ女性)


洪水が収まった後も、避難生活が長引くにつれて被災者の健康に影響が出てきました。被災者の多くは、十分な食料が手に入らないことや不衛生な環境で生活することによる体調不良、家財道具一式が流されてしまったことによるストレス等から、様々な心身症状を抱えていました。

そこでADRAは被災者の診察・治療のためのモバイルクリニック(移動クリニック)の設置および医療チーム派遣の準備を8月下旬から進め、9月8日には診療を開始しました。

9月8日から19日にかけ、バルディア郡とバンケ郡の6か所でモバイルクリニックサービスを実施し、合計約6,126人の被災者が無料で診察と治療を受けました。

多くの被災者は皮膚感染症、下痢、発熱、急性胃潰瘍、高血圧などの症状を訴えてクリニックを訪れました。中には、心の状態が不安定になってしまっている方もいたため、メンタルケアのためのカウンセリングも実施しました。


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(モバイルクリニックの様子)


1日当たり約300名ほどの方々がクリニックに押し寄せたため、その多くは自分の番が来るまで長い時間待たなければなりませんでした。そのため、待っている間、健康被害を最小限に食い止めることを目的として、健康に関するビデオ上映や演劇などを通じ、健康を保つために自分たちでできることを紹介しました。


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(モバイルクリニック前に並ぶ住民の方々)


ネパールには10月から11月にかけ、大きなお祭りが二つあります。家族や親せきが一堂に会し、一緒においしい物を食べ、ゲームをしたり、凧揚げをしたりして過ごします。ネパール人なら誰もが、一年の中で一番楽しみにしているのがこのお祭りなのです。今回、モバイルクリニックに来院した方々が、これらの二つのお祭りの時期を穏やかに楽しく過ごせているように願ってやみません。

9月に行なったこの活動ですが、今度は11月にバルディア郡にて改めて実施する予定であり、現在準備を進めています。前回来院した方々のその後の経過について確認するとともに、継続的な医療サービスを提供する計画です。ADRA Japanも2,000ドルを拠出し、この活動を応援します。

皆様からの心温まるご支援をお待ちしております。
クレジットカードによるご寄付はコチラから。「緊急支援」をお選びください。


(執筆:ネパール事業担当 小川真以


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Posted by ADRA Japan at 14:21 | 緊急支援 | この記事のURL
    
(10/27)【ボランティア募集】足湯ボランティア 第17クール 募集開始! [2014年10月27日(Mon)]
ADRA足湯ボランティア@宮城県山元町を募集します。
足湯ボランティアは、震災の被害を受けた地域や仮設住宅にお住まいの方に心身ともに“ホッと”する時間を提供する活動です。過去にボランティアの経験がない方でも参加することができます。

*ADRA Japanは、2011年8月から2013年3月まで「震災がつなぐ全国ネットワーク×ROADプロジェクト」と協働で足湯ボランティアを宮城県山元町および亘理町に派遣し、約1,750人の足を温め、住民の方々の声に耳を傾けてきました。また、2013年5月から2014年3月まではADRA主催の足湯を実施し、計416人の足を温めました。今年度も6月以降毎月ボランティアを派遣しています。


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過去の足湯活動についてはコチラ
 

足湯ボランティアについて詳しく知りたい方はコチラ
 


参加ご希望の方は、以下および添付の要項をよくお読みの上、お申込みください。


[実施期間]
2014年11月21日(金)夜 東京発 〜 11月24日(月)朝 東京着


[集合日時・場所]
集合:2014年11月21日(金)  21:00(時間厳守でお願いします)
(特活)ADRA Japan事務所(渋谷区神宮前1-11-1 SDA東京中央教会内)


[活動場所および内容]
宮城県山元町内の仮設住宅集会所または行政区(詳細未定)で行なう足湯および現地でニーズのあるボランティア活動

募集人数:4名(初参加者2名、経験者2名を予定)
・応募者多数の場合、足湯ボランティア経験・年代・性別などのバランスを考慮して選考いたしますので、ご理解くださいますようお願いいたします。
・選考結果は11月11日(火)までにEメールにてお知らせいたします。
・応募者多数で参加できない場合は、次回以降の足湯ボランティアに優先的に参加できるよう、調整させていただきます。

<<足湯ボランティア経験者の方へ>>
・ 足湯ボランティア経験者で「チームリーダーおよび足湯講習講師」を引き受けてくださる方も募集しています。「チームリーダーおよび足湯講習講師」をしていただける方には参加費を減額させていただきます。お引き受け可能な方は、申し込みフォームに「リーダー可」とご記入ください(お申し出多数の場合は、足湯経験回数などを考慮して選考いたしますので、ご了承ください)。


[応募条件]
・心身ともに健康な18歳以上の男女(未成年の方は保護者の同意書が必要です)
・出発日にADRA Japan で行われるオリエンテーションに参加できる方
・2日目の集合時間までに角田駅に集合できる方(解散時は現地解散可)
・ADRA Japanの活動と足湯ボランティアの意義を理解していただける方
・自主的に現地での調整(ボランティア内のとりまとめ等)に参加していただける方
・平成26年度のボランティア保険に加入済みの方(当日加入証を確認します)


[参加費]5,000円(集合時にお支払いください。お釣りのないようご用意願います)
・参加費に含まれないもの:ボランティア保険代、現地での食事代(嗜好品・お土産も含む)
※出発前日および当日のキャンセルや連絡なしの不参加の場合、キャンセル料をいただく場合があります。
※ADRA指定の高速バス(募集要項内スケジュール参照)を利用しない場合、参加費は変わりませんが交通手段は参加者自身で手配していただきます。また、その交通手段の運賃は参加者負担となります。
※1日目の原宿駅→新宿駅、2日目の仙台駅→阿武隈急行線角田駅、3日目の阿武隈急行線角田駅→仙台駅の運賃は参加者負担となります。


[お申込み方法]
以下のフォームからお申込みください。
http://goo.gl/SmeO52


[申込締切日]
2014年11月9日(日)


[個人情報について]
応募のためにご記入いただいた個人情報につきましては、当団体の活動のためだけに使用し、第三者には提供いたしません。


[次回以降の足湯派遣予定]※変更の可能性もあります。
第18クール:2014年12月19日(金)夜 東京発〜12月21日(日)夜 東京着
第19クール:2015年1月9日(金)夜 東京発〜1月12日(月)朝 東京着


[本件に関するお問い合わせ]
特定非営利活動法人 ADRA Japan(担当:三原)
電話:03‐5410‐0045   E-mail: east_japan@adrajpn.org

足湯ボランティア詳細募集要項


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Posted by ADRA Japan at 16:04 | ボランティア募集 | この記事のURL
    
(10/24)【スタッフのつぶやき】ネパール海外研修で学んだこと [2014年10月24日(Fri)]
私はADRA Japan でボランティアをさせていただいている大学3年の梅垣です。
8月3日から15日にかけ、ネパールでの海外研修に参加させていただきました。
この海外研修を通してネパールの医療体制や学校の状況、国際開発活動において必要なことなど、たくさんのことを肌で感じてきました。その中から、今回は言語の重要性についてお話しします。

私は英語に自信がなく、TOEICを受けたこともありません。
「ボディランゲージさえあれば、言語ができなくてもコミュニケーションができる。英語を勉強する必要なんてない」。そんな考えを持った状態でネパールに向かいました。

海外研修中にヴィレッジステイをする機会がありました。これは、1泊2日でネパールの村の生活を体験しようというものでした。


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(民家にいる水牛)


私を受け入れてくれたのは60代くらいのご夫婦で、お父さんはネパール語と英語を少し話せて、お母さんはネパール語のみ話せるようでした。

私はネパール語のハンドブックと下手な英語と表情とジェスチャーでコミュニケーションを図りました。このご夫婦がやさしい方だったこともあり、楽しい雰囲気で過ごすことができました。

用意してもらったごちそうを現地スタイルの右手で食べ、「おいしい」と言いながら親指を立ててグッドサインをしたら、お母さんが笑顔で「オイシイ」と返してくれたのが印象的でした。

たった2日間を過ごしただけですが、最後はもっと一緒にいたい、離れたくないと思うほど別れがたい気持ちになりました。

ヴィレッジステイは現地の暮らしを体験することはもちろんのこと、言語が通じなくても楽しくコミュニケーションができることを実感する機会にもなりました。

しかし、一方で気づいたことがあります。

今回の研修ではネパールの病院や学校などに行き、現地の人に話を聞く機会が多くありました。その時、ADRA Japan のネパール駐在スタッフでネパール語が話せる小川さんに通訳をしていただき、話を聞いたり、質問したりすることができました。小川さんのおかげでネパールのことを多く学ぶことができました。

この時、ふと「もし小川さんがいなければ、学べることは少なくなってしまうのでは」と考えました。

このことから、その国で使われている言語でのコミュニケーションがとれなければ、それができる人よりも学びは稀薄なものになってしまう、そんな当たり前なことに気づきました。もし英語ができない自分が英語圏の国に旅行したときには、英語ができないためにたくさんの学びのチャンスを逃してしまうということです。

そんなことがないように言語を勉強して、たくさんのことに気づけるようになりたいと思うようになりました。

ぜひ、みなさんも語学を習得した上で、海外に飛び出して、深い学びをしてみてください。
きっともっと世界について知りたくなると思います。


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<写真 研修集合写真>


(執筆:ボランティア 梅垣郁也)


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Posted by ADRA Japan at 17:30 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
    
(10/23)スマホをかざすだけでご支援いただける「かざして募金」 [2014年10月23日(Thu)]
この度、ADRA Japanはソフトバンクモバイル(株)様(以下ソフトバンク)が実施する「かざして募金」に参加いたしました。

「かざして募金」とは、ソフトバンクのスマートフォンを非営利団体のポスターやチラシの画像にかざすだけでその団体へ募金ができる、というサービスです。これまでに約70の非営利団体が登録されており、今後はADRA Japanにも募金ができるようになりました。

寄付金額は100円からで、「毎月継続」「一回限りの寄付」から自由に選ぶことができます。寄付金は携帯電話の利用料金と一緒に支払いが可能なため、クレジットカード番号などを入力する手間もなく、気軽にご利用いただけるのが特長です。


かざして募金ロゴ_タテ.jpg


【ご利用方法】
(1)社会貢献アプリケーション「かざして募金」(無料)をApp Store、Google Playまたは下記WEBサイトからインストール
http://www.softbank.jp/corp/csr/donation/instance_01/
(2)「かざして募金」のアプリケーションを起動
(3)ADRA Japanのロゴマークの画像にスマートフォンをかざす
ADRA Japanホームページからかざして募金のWebサイトにアクセスし、寄付いただくことも可能です
(4)寄付金額を選ぶ(100〜10,000円より選択)。毎月継続して寄付する場合は「毎月継続寄付」にチェックを入れる
(5)携帯電話料金と一緒にお支払い

「毎月継続寄付」のチェックを外すことで、一回ごとの寄付も可能です。詳しくは下記URLよりご確認ください。
http://www.softbank.jp/mobile/service/kazashite-bokin/

手軽にご支援いただける「かざして募金」、ぜひご利用ください。

(執筆:ライティングボランティア 小野寺 るみこ)

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Posted by ADRA Japan at 17:14 | 最新ニュース | この記事のURL
    
(10/21)【シリア】ADRAシリア・レバノン支部より活動報告 [2014年10月21日(Tue)]
ADRAは現在、シリア内戦の影響を受けて避難をしているシリア人への支援を行なっています。


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前回のブログでは、ヨルダンで行なった教育支援について報告いたしました。
今回は、シリア国内における公衆衛生分野とレバノンにおける教育分野の支援活動の進捗をお伝えします。

シリアでは、国内避難民がA型肝炎や腸チフス、下痢、皮膚疾患などを発症する例が数多く報告されています。避難所が密集している地域では、水不足のため汚染されたままの水を使用してしまうことによる感染症のリスクが高く、特に気温が上昇する季節には患者が急増する傾向があります。治療の必要な患者が増える一方、シリアの医療機関の多くは機能しておらず、存在する医療機関のうち約半数が動いていない地域もあります。

そこでADRAは避難生活を続ける人々の衛生状態を改善し、感染症のリスクを下げるため、WASHプログラム(※)を行なう準備を進めています。7月にはシリア総務省とWASH実施に向けて会合を持ち、プロジェクト実施の合意ができ次第、本格的に始動します。

(※ Water supply, Sanitation and Hygiene Promotionの頭文字をとってWASHという。日本語では「給水、衛生、衛生促進」などと訳され、すべての人の水と衛生に関する最低基準のことを指す)


また、シリアの隣国であるレバノンにもシリアからの難民が数多く生活しています。2014年7月時点のレバノンにおけるシリア人難民の数は、113万7500人を超えています。これはレバノン全体の人口のおよそ3分の1に当たります。ADRAは首都ベイルートで、シリア人避難民の子どもたちへの教育支援として、学用品の配付と教室の整備活動に取り組んでいます。

学用品配付プロジェクトの対象は、レバノンに避難しているシリア人の子どもたち1,200人です。適切な品質の学用品を支援できるよう、学用品を取り扱っている複数の業者から見積りをとり、サンプル品の確認をした上で配付をしています。

教室の整備プロジェクトは、2015年8月までを事業期間として開始しました。教室の計画書を複数作成してその内容を比較検討し、建設業者との交渉を進めています。


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この報告を書きながら、内戦によって自らの家を離れざるを得なくなった多くのシリア人避難民のことを想います。安心して飲むことのできる飲料水の不足、生活環境の悪化と気温の上昇による感染症の拡大等、避難所での生活は私たちが想像する以上に身にも心にもこたえるものであるはずです。

WASHプロジェクトが早く軌道に乗り、避難民の方々の肉体的、精神的負担を少しでも軽減できるように、そして、国外に避難したシリアの子ども達には教育支援プロジェクトを通じて笑顔が戻るように、ADRAの活動をサポートしていただけたら幸いです。


(執筆:ライティングボランティア 寺西 里織)

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Posted by ADRA Japan at 16:59 | 緊急支援 | この記事のURL
    
(10/17)【国内災害】日本各地で起きた水害に対して行なった支援をご報告します [2014年10月17日(Fri)]
今年は7月初旬から台風や梅雨前線などの影響を受け、日本各地で水害が多発しました。被害に遭われた方々には、心からのお見舞いを申し上げます。


ADRA Japanは、これまでに以下の支援を行ないました。


・台風第8号及び梅雨前線の影響による、長野県における7月6日からの大雨等による水害
 長野県南木曽町で支援活動を行なっていた(特活)レスキュー・ストックヤード(ADRA Japanも加盟する「震災がつなぐ全国ネットワーク」のメンバー)からの要請に基づき、新品タオル200枚を現地に送りました。このタオルは、宮城県山元町社会福祉協議会からいただいたものです。


・台風第12号による水害
 皆さまからお寄せいただいた中古タオルおよび雑巾1,000枚を、徳島県海陽町災害ボランティアセンターに送りました。この支援においては、かねてから連絡のあったNPO高知市民会議の理事の方に取り次いでいただきました。


・関西地方における8月15日からの大雨による水害
 京都府災害ボランティアセンターからの要請を受け、皆さまからお寄せいただいた中古タオルおよび雑巾1,000枚を、京都府福知山市災害ボランティアセンターに送りました。
また、兵庫県丹波市で活動を行なっていた被災地NGO恊働センター(「震災がつなぐ全国ネットワーク」メンバー)からの要請を受け、中古タオルおよび雑巾300枚を、丹波市にある認定子ども園に送りました。


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・広島県における8月19日からの大雨による水害
 9月1日、国内事業(防災・緊急支援)担当マネージャーの渡辺日出夫を広島に派遣し、すでに支援活動を行なっていた(特活)ジャパン・プラットフォームや震災がつなぐ全国ネットワーク事務局等から情報収集を行なうとともに現地調査を行ないました。その後、広島県三原市にある広島三育学院や同県広島市内にあるSDA広島キリスト教会と今後の支援活動について調整を行ない、ADRA Japanが両者のボランティア活動をサポートすることとなりました。
 この方針に基づき、ADRA Japanの協力機関のひとつである広島三育学院高校・中学校が、8月27日から災害ボランティアとして在校生を派遣しました。


広島三育学院高校・中学校による災害ボランティア活動は、以下の通りです。

8月27日、33名(高校生および教師)を広島市安佐南区災害ボランティアセンターに派遣し、作業住宅地の道路などに堆積した土砂の除去を中心とした活動を行ないました。

9月1日、13名(高校生および教師)を広島市安佐南区災害ボランティアセンターに派遣し、住宅の床下に流れ込んだ土砂の掻き出し等を行ないました。泥の中には割れたガラス片や外から入り込んだ木の枝、陶器片、石、その他ゴミなどが混じっていて危険だったため、ケガをしないように注意しながら作業を進めました。


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9月16日、13名(中学生および教師)を派遣し、各地の災害現場で活動を行なっている(特活)め組JAPANの協力を得て活動を行ないました。男子は果樹園に堆積した土砂の除去作業を担当し、女子は屋内の泥だしと家屋の洗浄作業を担当しました。

9月18日、54名(高校生および教師)が2グループに分かれて活動を行ないました。グループのうちのひとつは資材倉庫の泥だし作業を行ない、もうひとつのグループは広島大学の学生サークルと一緒に、住宅周辺の泥だしと土嚢袋の運搬作業を行ないました。活動を行なったのは土石流により家の一階部分の半分ほどがえぐり取られた場所で、参加者たちは被害の大きさを実感したようでした。


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最後に、ボランティア活動に参加した高校1年生の女子生徒の感想を抜粋でご紹介します。

「私は広島市の土砂災害のボランティア活動に参加しました。私の実家は被害の大きかった安佐南区にあるので、このボランティアで地元の方々の力になりたいという思いをもって参加しました。
私たちは、山すそにある住宅地の家で、床下に流れ込んだ土砂を取り除く作業をしました。かなりの重さがある土砂の入った土嚢袋の運搬は大変な作業でしたが、みんなで声を掛け合いながら一生懸命に取り組みました。作業中に強い雨が降り出し、やむを得ず作業が中断し最後までやり遂げられなかったことがとても残念でした。しかし、地元の方々が何度も何度もお礼を言って下さったことが、とてもうれしくて疲れは消え、『被災者の方に少しでも力になれて良かった』という充足感を覚えました。
帰りのバスの中でボランティアセンターの方が声をかけて下さいました。『助けてあげたいと思っている人は沢山いるけど、それを実行に移すことは難しい。一人一人の力は小さいけれど多くの人が行動する事によって復興は進み、被災された方々を元気づけることになる』。困っている方、助けを必要とされている方の思いに気づき率先して行動できる人になりたいと、このボランティアを通して強く感じました。」


今回、ADRA Japanの呼びかけに応じてタオルや雑巾をお寄せいただいた全国各地の皆様に、心から感謝申し上げます。充分お送りいただいたため、現在は募集を中止しておりますが、必要が生じた際には改めてお知らせいたします。

今後とも、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。


(執筆:国内防災・減災担当 渡辺日出夫


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Posted by ADRA Japan at 17:55 | 国内災害(防災啓発) | この記事のURL
    
(10/16)10月16日は世界食料デ― [2014年10月16日(Thu)]
世界には今もなお、飢餓や栄養不良に苦しむ人々がいます。
自分たちの食生活から世界の食料問題を考える日。それが10月16日の「世界食料デー」です。

「世界食料デー」とは、国連が制定した世界の食料問題を考える日で、1981年から世界共通の日として制定されました。世界の一人ひとりが協力しあい、重要な基本的人権のひとつである「すべての人に食料を」を現実のものにし、世界に広がる栄養不良、飢餓、極度の貧困を解決していくことを目的としています。

実際には、世界中の人々が十分に食べることができるだけの食料は生産されていると報告されています。では、なぜ、世界では飢餓に苦しむ人々がいるのでしょうか。

その一因として、これまで輸入に頼らず食料自給をしていた地域で、局地的な異常気象が発生することが挙げられます。このような場合、世界的に見ればすべての人々が十分に食べることができるだけの食料は生産されていても、それを輸入する術がない人々は十分な食料を手に入れることができず、飢餓や栄養不良に陥ってしまうのです。

ADRA Japanが事業を行なってきたケニアも例外ではありません。
2011年、ケニアでは過去60年間で最悪の干ばつによる食糧危機が発生しました。2012年より、ADRA Japanはこの干ばつの影響を受けた地域で、現地の人が今後発生するであろう干ばつに対応する力をつけることを目標とした事業を実施しました。この事業についてはこちらをご覧ください。
http://blog.canpan.info/adrajapan/category_37/1

この事業では給水、衛生改善、食料確保を目的とした小規模農業支援活動を行ないました。今回は「世界食料デー」にちなんで、食料確保のための活動をご紹介します。

ADRAが事業を行なった地域では雨水を利用した農業が一般的で、降雨量が農作物の収量に大きく影響します。2011年の干ばつ時には雨不足により穀物が枯れ、収量が減ってしまったことから、事業地では食事の回数を1日1回にしなければならないほどの食料不足に陥りました。また2013年3月の時点では、5歳未満の児童のうち約10%が栄養失調に陥っていました。

こうした状況を改善するため、ADRAが行なった食料確保のための方法の1つが、サック農法です。


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サック農法で野菜を育てている様子


サック農法とは、麻袋を使って野菜を育てる方法です。麻袋の底に土と肥料を混ぜて入れ、その上に切ったペットボトルを利用して石を筒状に詰め、その周りに土を入れます。水は中央部の石の部分に注ぎます(上の写真は水を注いだところです)。土に比べて水の浸透がよいため、少量の水でも麻袋全体にまんべんなく水が行き渡り、効率的に野菜を栽培できるのです。

土の混ぜ具合や土の状態などにもよりますが、麻袋農法で必要な水は、麻袋一つあたり1日約5リットル。通常の農業に比べてはるかに少ない水で野菜を育てることができます。

上の写真だと少しわかりにくいですが、麻袋の横には穴が開いており、そこに野菜の苗を植えます。これが成長すると・・・


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こんなにたくさんの野菜が育ちます。もはや麻袋が見えないほどです。

この写真の中央に写っているエリザベスさんは、「今まではほとんど野菜を食べる機会がありませんでした。今は家族みんなで野菜を食べることができて幸せです」と話してくれました。

ADRAは女性グループの代表者たちにこのサック農法を指導して種子を配付しました。彼女たちが学んだこの手法を地域住民に普及させることで、食料を自給できるようになることを目指しました。ケニアのような地域では、干ばつに強い穀物や農作物の栽培、乾燥地帯に適した農業技術の普及を行なうことで、持続的で自然災害に影響されにくい食料の確保が可能となります。


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種子を受け取った女性


「世界食料デー」にちなんで、ケニアにおける食料確保活動の一部をご紹介しました。ADRA Japan は今後もケニアでの事業を行なう予定です。事業にまつわる様々なことをお伝えしていきたいと思いますので、またこちらのブログをチェックしてみてくださいね。

秋は食べ物が美味しい季節。「世界食料デー」であるこの日、私たちの身近な食料から世界の課題を考えてみませんか。

まずは、知ってください。「世界食料デー」という日のこと、そしてこの日が制定されている背景を。

伝えてください。「世界食料デー」を通してあなたが知ったこと、そして考えたことを。

同じように私たちも現状を知り、何が必要とされているかを考えて、活動を続けます。1日も早く、また1人でも多くの人が安全かつ十分な食料を持続的に手に入れることができ、世界の栄養不良や飢餓、極度の貧困が解決するように。


(執筆:インターン 松川 聡)

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Posted by ADRA Japan at 19:56 | 最新ニュース | この記事のURL
    
(10/14)ネパール便りVol.30〜母子保健事業の頼もしい仲間たち〜 [2014年10月14日(Tue)]
ネパール駐在の小川です。現在、私たちが行なっている母子保健事業では私の他に約20名ものネパール人スタッフが関わっています。彼らの働きなしではこの事業は進まないと言ってもいいぐらい、大きな役割を果たしてくれています。

今回はその中でも、お産センター建設の現場監督を担っているスタッフ3名と、その上司であり技術者でもあるエンジニアを紹介します!
みなさんにも親しみをもってもらえるよう、私がいつも使っている呼び方でご紹介します。

現場監督一人目−ハマルジ(「ジ」はネパール語で「〜さん」という意味で、彼の名前はハマルです)


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ハマルジは現場監督歴10年以上のベテランです。この事業の1年目はダイレクという郡で行ないましたが、そこから3年、支援する郡が変わってもずっとADRA Japan の事業に携わってくれています。現在の事業地であるジャジャルコット郡では2つの建設サイトの責任者をしており、施工業者とのやり取りや、建設現場での指導・モニタリングを行なっています。体重50キロと超軽量で、山道を歩くスピードは全スタッフの中でも群を抜いています。みんなにパハルコブレットトレイン(パハルは「山」、コは「の」、ブレットトレインは「新幹線」で「山の新幹線」という意味)と呼ばれています。

ハマルジはジュムラ郡という、ネパールの中でも辺境の地の出身です。小さいころはスルケット郡という地方都市の学校に行き、親戚の家に下宿をしていました。家のあるジュムラ郡からスルケット郡までは歩いて7日間もかかったそうですが、学期が終わるごとにジュムラ郡に歩いて帰り、学校が始まるころにまた7日かけて歩いてスルケット郡まで戻る、という生活をしていたとのこと。

子どものころから山道を歩くことが日常だったハマルジには、ジャジャルコット郡のお産センターにたどり着くまでの道は「散歩程度」なのだそうです。非常にまじめで、ほかの2名の現場監督よりも年上でもあるため、皆をまとめてくれています。


現場監督二人目−ナラヤン


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ナラヤンは現場監督としてのキャリアはまだ数年で若手スタッフの一人ですが、ハマルジと同様、1年目のダイレク郡の時から一緒に働いています。

ナラヤンは多才です。
現場監督として現場で働く大工さんを指導するのはもちろんのこと、山道を独占して歩いている水牛やヤギといった家畜をどかしたり道の端に並べたりといった動物のコントロールもお手の物。料理も得意で、夕食時には鶏やヤギ、なんでも捌けます。さらに薬草にも詳しく、どの植物がどんな症状に効くのか詳しく、実際に食べて見せてくれたりします。
上の写真は「シャクナゲ(ネパールの国花)は体にいいんだ」と言って食べているところです。この日のナラヤンは頭痛に悩まされていて調子がすぐれなかったため、シャクナゲをパクパク食べていました。頭にバンダナを巻いているのも、頭痛を和らげるためだそうです。

また、若手ということもあって体力が人一倍あり、お産センターの建設地までの山道を何時間でも歩き続けることができます。

ナラヤンはとてもおしゃべりで、歩きながら一日中でもずっとしゃべっていられます。一度、年上のスタッフに「お口にチャ〜ック!!」と言われていました。一番年下ということもあり、皆にかわいがられています。


現場監督三人目−チャン


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運動靴にスーツのスラックスのようなズボン、ランニングシャツにサングラス。そして日よけの黒い傘。夏場の山道は非常に暑いので、チャンはいつもだいたいこのスタイルで山道を歩いています。

ダイレク郡で事業をした時、チャンは私たちADRAの一員ではなく、お産センターを建てる業者に雇われた現場監督でした。事業スタッフとして一緒に仕事をするようになったのは、2年目のカリコット郡の時からです。

チャンはとても明るい性格でムードメーカーでもあります。チャンが担当する村までの長い道のりには彼の行きつけの店が必ずあり、お店の人は自分の親せきが来たかのようにとても嬉しそうにチャンを迎え入れています。

私がフィールドに行くときは、「こちらはこの家のお母さんで、あちらはお母さんの弟の娘で、2歳の時からずっと一緒に住んでいる」など、その家のいろんな情報を丁寧に紹介してくれます。

世話好きでもあり、事あるごとに「ご飯は足りているか」「布団が固くないか」など、周りにいるスタッフを気にかけてこまめに声をかけてくれます。


エンジニア−スラジュ


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スラジュはエンジニアで、既にご紹介した3人のスタッフの上司にあたります。建設作業の技術面での指導だけではなく、事業全体の調整役も担っていて、出産介助研修などの活動の日程調整や、活動報告書の作成なども行なっています。

私がフィールドに行くときは、いつもスラジュと一緒です。途中の休憩では、必ず彼のリュックからお菓子が出てきます(私も沢山お菓子を詰めて歩きますが…)。日本のお菓子が大好きで、私が日本から持ち込んだお菓子を分け合って食べると必ずおいしいと言ってくれます。今までで一番ヒットしたのは「歌舞伎揚げ」です。

スラジュはドイツで建設分野のエンジニアの勉強をしており、ネパールの建設技術のみならず、他国の建設技術にも精通しています。お産センターの建設現場では、図面通りに建設されているか確認し、資材の質をチェックし、建物がきちんとした質を担保して建設されるようにしっかり管理をしてくれています。

フィールドに行く道中では、いつもドイツでの経験を話してくれます。また、私と一緒に行動する時間が多いため、私の好き嫌いやクセはすべて把握しています。「車に乗るとマイはすぐに眠くなるから」と言って車の中では静かにしてくれますし、お店に入ると最初に「マイのお茶には砂糖を入れないように」とお店の人に伝えてくれますし、私がヤギ肉が嫌いなのも知っているので、ヤギ肉の代わりの物をいつも探してくれます。

以上、事業スタッフの紹介でしたが、どのスタッフに会いたくなったでしょうか? みなそれぞれ個性があり、とても楽しいスタッフです。

私たちの活動する事業地は車でアクセスできる場所はなく、近いところで約5時間、最も遠いところでは2日も歩かなければいけません。資材を運搬するだけでも一苦労ですし、ADRAが建設をしているような辺鄙な村では、腕のよい大工さんもそうそう見つかりません。お産センターの建物の質を保つために、今回ご紹介したスタッフ達は定期的に現場に足を運び、厳しいチェックを行なってくれています。

たくさんの現地スタッフの協力のもと、母子保健事業はジャジャルコット郡でも着々と進んでいます。


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(建設途中のお産センターのモニタリング作業)


(執筆:ネパール事業担当 小川真以

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Posted by ADRA Japan at 19:56 | ネパール便り | この記事のURL
    
(10/10)【スタッフのつぶやき】猫の素晴らしさについて考えてみる [2014年10月10日(Fri)]
ネパール事業担当の須原です。

突然ですが、いわゆる「ペット」になる動物の中では猫が一番好きです。親が「情の移る生き物は飼わない」という方針だったので飼ったことこそないですが、猫好きの方々の末席にひっそりと名を連ねています。

ADRAにも猫好きスタッフはけっこういますが、たいてい彼(彼女)らはかつて猫を飼った経験があるか、現在飼っているかのどちらかです。つまり好きな時に好きなだけ、猫と一緒に遊ぶチャンスがある訳です。羨ましい限りです。

飼っていない人間が猫に触れる機会があるとすれば、ご近所トラブルに発展しない程度にそこらの野良猫を餌づけするか、猫カフェに行くかぐらいです。しかしご近所様との諍いは可能な限り避けたいうえ、それなりに年を重ね30代も折り返した大人(男)が「お一人さま猫カフェ」を敢行できる度胸もありません。
しかし私の場合、パートナーも猫好きなので時々は一緒に猫カフェに行って癒される時間を過ごすことができます。ありがたい限りです。今回は、数週間前に行った猫カフェの様子を写真とともに少しご紹介したいと思います。


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王道の可愛らしさです。私の現在の仕事用PCの壁紙は、この猫が飾っています。
好きですが、猫の種類は分かりません。


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猫と言えば猫じゃらし。短い手を使って必死で掴もうとする姿は見ていて飽きません。むしろ、同じものによく飽きずにいつまでもじゃれてくれるもんだと感心します。


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寝ているだけで、これほどまでに人を癒せる動物が他にいるでしょうか。
いないと断言しても差し支えないでしょう。


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近寄ってきたと思ったら、シャツの内側に潜りこみ、すり寄ってから寝るという技を披露してきました。オリンピックで金メダルを取り、その仕草と魅力から一部では「あざと可愛い」と話題になった、フィギュアスケートの羽生選手に比肩しうる行動です。


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そんな仲間たちを見守る他の猫の視線に気づくのも、猫カフェの面白いところです。この表情、まるで暖簾をくぐって店に入ってくるお父さんのようです。
この顔で「まだやってる?」と聞かれたら、あと30分ぐらいは店を開けよう、と思ってしまう店主が続出でしょう。


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遊ぶ仲間たちを横目に、冷めた目をしていたり、うっすら悟りかけていたりするのもいます。諦めの境地に至っているかのような表情です。


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かと思うと、いつの間にか背後に忍び寄ってきてこちらを見つめていたりします。ビックリ顔ですが、足音もなく近寄ってくるため、どちらかというとこちらがビックリです。
この写真、何度見てもこの猫の表情と全体的な寸法の妙に笑ってしまいます。


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先ほどの猫の数分後の姿です。このまま微動だにしませんでした。何かを諦めたか落ちこんだか。
なぜ、この猫はここまで面白いのでしょうか。


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猫の王様と呼ばれているらしい、メインクーンという種類もいました。写真では分かりにくいですがかなり大きく、頭から尾の先までは1メートルぐらいはあったようです。


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メニューを教えてくれる猫もいますが、注文は取ってくれません。ただただ、メニューを死守するのみです。

猫カフェのご紹介はこれぐらいにして、猫と人との関わりについても考えてみます。

猫はただ可愛らしいだけでなく、古くから人間にとって欠かせないパートナーでした。穀物を荒らすネズミをヤマネコが獲ってくれたことから人との繋がりが始まり、現在に至ったと言われています。犬が狩りに使われたのと同様、猫は食物を守ることが仕事だったのです。
ちなみにイギリスの首相官邸には20世紀初頭から、ネズミ退治のために猫が代々飼われているそうです。100年近くに渡って猫に役割を与えているイギリス首相官邸は凄いです。

人の生活に深く関わる以上、時代ごとの信仰や土地の風習において、好かれたり忌み嫌われたりすることも当然の成り行きです。
エジプト神話の「バステト」や日本の「招き猫」などは猫を良いものとしていますが、一方で黒猫が不幸の象徴であるという迷信は古くからあったようですし、中世ヨーロッパでは猫に対する様々な行いにより、不吉なことが起こると信じられていました。

ちなみに私が業務で関わっているネパールでも、猫はあまり良いイメージを持たれていません。ネパールで広く信仰されているヒンドゥー教は多神教で、頭が象だったり鳥だったり猿だったりする神様がいますが、猫の頭の神様はいません。猫の自由奔放さを考えると、神話の時代の猫は神様への貢献を怠ったため、仲間に入れてもらえなかったのだということが容易に想像できます。
また、ヒンドゥー教の最高神の一人であるシヴァ神によると、猫は9回生きて初めて至福に到達できる、とのこと。欧米でも、いろいろと危なっかしい真似をする猫は「9つの命を持っていないと生きていけない」と言われていたようですが、なぜヒンドゥー教の猫はそんなに生きないと幸せになれないのでしょうか。いろいろ考えた結果、私の意見としては猫たちのシヴァ神へのアピール力が足りなかったため、現代のヒンドゥー世界の全猫類が過酷な環境に追い込まれてしまったのかと思っています。

文学の世界でも、猫は古くからモチーフにされています。一番有名なのは恐らく夏目漱石の『吾輩は猫である』でしょう。世相を論破する軽妙な落語調の文体はいつ読んでも面白く、一方で最後のオチの部分の強烈なインパクトは一度読んだら忘れられません。ちょっと厚めの本ですが、未読の方はぜひ手に取っていただきたいものです。


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これ以外にも、タイトルに「猫」と入っているだけでつい買ってしまった本が自宅の本棚にはいくつもあります。ポーの『黒猫』は主人公の破滅を招く黒猫の話、『旅猫三昧』は著者が世界各国で出会った猫の話、『ちょっとネコぼけ』は動物写真家の岩井光昭さんの本です。
また、下の写真の『猫町』は詩人の萩原朔太郎が発表した文章に現代の写真家が猫の写真を織り交ぜて再構成した本で、写真を見ながら文章を辿ると、戦前の文章なのにあたかも現代の町を描いているかのように新鮮に読めてしまいます。隣の『猫』も、1950年代に刊行された随筆集が装い新たに再刊行されたものです。

私の厳しい懐事情を考えると、世の中の作家が「猫好きの人はタイトルに『猫』と書いてあればとりあえず買う率が高い」という真理に気づかないでいてくれることを祈る日々です。

世の中の犬派の方を置き去りにしてしまった今回のつぶやきブログですが、猫派の方の目の保養になっていれば、猫好き冥利に尽きるというものです。
また一人の本好きとしても、今回ご紹介した本の中から、皆様がどれかの本の背表紙をどこかの本屋さんか図書館の棚からしゅっと抜き出し、ぱらぱらめくってふふっと笑っていただけるようであれば、やはり嬉しい限りです。


(執筆:ネパール事業担当 須原敦

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Posted by ADRA Japan at 18:10 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
    
(10/8)ネパール便りVol.29〜ジャジャルコットより最新ファッションレポート〜 [2014年10月08日(Wed)]
皆様、ナマステ。ネパール駐在の小川です。
今回は、ジャジャルコットにて大流行中のファッションを紹介します。

ジャジャルコットでは現在「I Love どこどこ Tシャツ」(Loveはハートマークです)を着ている人が一家にひとりはいます…などと言うと大袈裟だと思う方もいるかもしれませんが、決して過言ではありません。

道を歩けばどこでも「I Love Tシャツ」に出会い、どの店にもこのデザインのシャツが軒先に吊るされて売られています。

例えば、9月に私がジャジャルコットを訪れた際、ダルバートを食べるために寄ったお店で出会ったバスの運転手さん。ジャジャルコット内を行き来するバスを運転する彼も「I Love Tシャツ」を着ていました。住民の方々の貴重な足となるバスを運転しながら、ジャジャルコット愛を道行く人々に振りまいています。彼のTシャツにはアルファベットで「スンダ―ル ジャジャルコット」と書いてあります。スンダールとはネパール語で美しいという意味です。


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こちらはジャジャルコットのゲストハウスで働く男の子。彼が着ているのはスポーツタイプの生地のもので、写真には写っていませんが短パンもセットです。


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続いて、ジャジャルコットのバザールを歩いていて目に留まったTシャツ。これは女性用で、袖のあたりのデザインがオシャレですね。このお店のオーナーもとてもおしゃれな方で、真っ赤な口紅をつけ、髪形をユニークにまとめていました。


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Tシャツの色は圧倒的に黄色が多いのですが、ブルーもあります。しかも、これはネパール文字バージョンのもので、ジャジャルコットと書かれています。店主がどうだと言わんばかりに広げて見せてくれました。


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最後に、今回はこんなユニークなTシャツを着ている人にも出会いました。


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これはジャジャルコットの物ではなく、ネパールの国旗もプリントされたグレードアップ(?)バージョンです。芸が細かいことに、ネパールの国旗に描かれている月と太陽のマークがハートマーク上にも目のようにプリントされています。口元にはさりげなく三日月のようなものが描かれており、デザインとしては凝っていて面白いと思うのですが、見た目としては正直に言いますと少々不気味な印象です。でも、いいんです。「I Love Tシャツ」を身に着けたら、胸を張って堂々と歩くことが大切なんです。

ジャジャルコットでの大流行ファッションを目にしながら、私にはこのような地元愛があるだろうかと、ふと考えさせられました。

「I Love Tシャツ」、あなたも一枚いかがですか?


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(執筆:ネパール事業担当 小川真以

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Posted by ADRA Japan at 16:09 | ネパール便り | この記事のURL
    
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