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「薬局方」製作にむけ薬草標本の作製指導[2012年06月20日(Wed)]


4年目に突入したカンボジア伝統医療事業。薬局方(ファーマコピア)作成は、初年度から計画されているにもかかわらず、保健省の計画調整が進まず未だ開始されていない。

そこに日本から頼もしい助っ人が登場した!このたび日本のNGOが、カンボジア保健省の薬局方作りをサポートする事になったのだ。JHPAは、途上国の医療支援を目的に薬剤師と医師で組織された専門家集団。

代表の七海さんは、薬剤師でありながら茶道と音楽を嗜み、アジア各国の医療指導にプノンペンを拠点に飛び回るスーパーレディー。

今回、日本からJHPAメンバーの佐藤さんと、アドバイザーを務める薬品資源学のエキスパート、京都大学の伊藤博士の女性2名が日本から合流。伝統医療局を訪れカンボジアの薬局方作成について協議、アドバイスを行なった。

保健省伝統医療局側が、より高度でお金のかかるテクニカル支援を要求するのに対し、経験豊かなJHPAは、薬草収集やファイリングの基礎的な技能の習得が先決であると主張。

まずは、将来ファーマコピア作成に使用するための薬草の選択方法と、生薬、そしてその生薬と産地が合致する場所から薬草を採取し標本を作成する作業を行った。

向かったのはプノンペンから40kmほど北上した古都ウドン。ウドン寺院周辺の森を散策した後、近くに住む、我々の主催する研修校の卒業生でCaTHAのメンバー、クルクメールのユーユン師を訪問した。
ほねつぎの伝承者でもある彼は、3月の柔道整復セミナーにも参加。今回、顔を見合わせるなり「授業で勉強した脱臼の整復法が実際に役に立った!」と満面の笑顔で現れた。
この日、ユーユン師からは、普段処方されている伝統薬の原料となる生薬をわけてもらった。


そして2日後。この生薬の元となる薬草の採取のために再びユーユン師を訪問。一般に自分が使っている伝統薬については秘密主義を通す伝統医療師であるが、研修校で訴え続けている「クルクメールの知識が未来のカンボジア伝統医療を作っていくのだ」という調査協力の意義をよく理解してくれているようだった。

新聞紙の間に綴じこんだ薬草をセンターに持ち帰り、台紙にペースト。2週間かけて標本を完成させる。この作業、女性専門家3名の説得で、普段は腰の重い伝統医療局の男性スタッフが無償で行なう事を引き受けた(!)

女性パワーを見せつけられた今回のイベントでした。

日本は、薬局方についての歴史がも長く、その作成にあたっては多くの実績を持っている。近い将来、その知恵と経験が、カンボジアの伝統医療を国民医療とするための大きな役割を果たすのである。