職場でPDM [2012年01月25日(Wed)]
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ただでさえ祝日の多いカンボジアだが、暦には平日である旧正月(中国正月)も盛大に祝われる(というか大胆にも休日を取る)。我々のオフィスも休み。土日を含めて5連休。スタッフの中には前後に有給をとり10連休を取っている者もいる。すっかりカンボジアペース。。。
連休と言えど、私の方は特に予定もなく来週の東京出張にむけ、静まり返ったオフィスをひたすら独占し、先週PCMセミナーの参加者3名で進めた自分たちの事業をPDMという表に当てはめる作業の続きにいそしんでいる。 ![]() アアデモナイコウデモナイ言いながら整然と樹形図を作成中 どの職場でもありがちな、「セミナーには参加するだけ。セミナーで習得した事は何も職場で活かされる事はない」という状況にはしたくなかった。PDMの活用については実践とは懸け離れた「机上の空論」と評する声もある。しかし事業で実際に起こっている出来事を整理し、“今出来る事と出来ない事”、“最優先課題”について理論的に説明するのに便利なツールである。 我々の事業の中で無茶振りのリクエストをしてくる役人の皆様に対し、身の丈にあった事業を選択していく事に納得していただくためのツールになる事と期待している。 実際に、オフィスで作業をしてみると、やはりこれは所詮“ツール”なのだという事を改めて感じる。デッサン力の無い人にコンピュータのデザインソフトを使わせても良い絵が描けないのと同じである。参加者の状況把握と問題抽出力が問われる。 作業としては、参加型ワークショップとして事業に関係する人たちが共同して作成する事に意義がある。今回ワークショップに参加したNGO職員である3人が、それぞれ実務で関係している団体の役割を担うよう設定した。NGO(3名とも)、日本のドナー(私)、保健省伝統医療局(事業マネージャー)、伝統治療師組合(オフィサー)、といった感じである。 事業を取り巻く環境の中で問題とされることをカードに書き込み、これをホワイトボード上で、原因と結果に基づく相関図として整理していく。次に構図はそのままに、問題点としてあげた各カードを問題解決するポジティブな文章に書き換えたカードとすり換える。こうするとホワイトボード上には問題が解決したときの状況が図式化される。これをPDM(事業デザイン原型)と呼ばれる評に配置し、それぞれの項目が達成できるための条件や、その進捗状況を計るための指標等を当てはめていき、PDMは完成する。 ![]() なんとか形になったかなー?! ついでに、今回我々が参加したセミナーは、このPDMを基に事業を評価するというテーマを勉強してきた事もあり、事業2年目における評価を行い来年度の計画に活かしていくつもりだ。これぞセミナーのタイトルであったPCM (Project Cycle Management)である。 始めての試みであったが難しい部分も見つかった。問題を抽出していくためのスタート時に「根幹問題」をひとつ決定する。今回私は“伝統医療が信用されていない”というキーワードを「カンボジア伝統医療普及事業」の中の根幹問題とした。別の「根幹問題」を設定し、大きな事業を希望している保健省の人たちが参加して、この作業を行えば違った構図になるだろう。。。ああでもない、こうでもないと作っている作業は夢にまでPDMの表が出てきてしまった。。。(笑) 来週の東京出張中には再びPCMセミナーに参加する。今度は日本語での講義だ。また新たな気持ちで、この手法についての理解を深めていきたいと思う。 |





