7月14日(日)高槻南スクエアにて、新企画「ACA会員さんの
活動をシェアしよう♪」を開催しました。
当日は講師の先生お2人と、9名の参加者が集いました。
◇◇◇◇◇◇
はじめにお話いただいたのは、濱坂 千世美 さん。
現在、西宮市の地域包括支援センターや社会福祉協議会とつながり、
高齢者の交流の場であるサロンでアロマハンドトリートメントを
継続されています。濱坂さんはこれまで、特別養護老人ホームで
アロマセラピーのボランティアを続けたり、訪問介護の仕事を
担ったりされてきました。そこで出会った、高齢者のケアに携わる
さまざまな職種の方たち、また、ケアを必要とするご高齢の方や
そのご家族と、丁寧な関わりを重ねてこられ、少しずつ信頼関係
を築いてこられた、その積み重ねが今の活動につながっているという
濱坂さんのお話が胸に響き、大きな学びとなりました。そして、その
根底には、「アロマセラピーの正しい知識を伝えたい」「アロマセラピー
の良いところを知ってもらいたい」という濱坂さんの想いが、大切に
流れ続けているのだろうなと感じました。
高齢者だけではなく、小さなお子さんやその母親たちとも、アロマ
セラピーを用いた交流をされていて、その活動も広げていかれると
のこと、濱坂さんの素敵な歩みをそっと応援したいなと思います。
濱坂さん、ありがとうございました。
◇◇◇◇◇◇
次にお話いただいたのは、下井 由美子 さん。
はじめに、下井さんにとってのアロマセラピーとは、というお話が
ありました。困りごとを抱える人に、単に作用に着目した精油を紹介
するのではなく、困りごとの背景にある原因を見つめることを大切に
されている、それは本当に大事な視点だなあと感じています。
下井さんはそのまなざしをもって、アロマセラピーを1つのツールと
して、小さなお子さんやその母親、ご高齢の方や地域の方たち…
さまざまな人との関わりを重ねておられるのだなと、学ばせていただ
きました。また、下井さんの暮らす地域において、おとなも子どもも
「誰が来てもいいよ」という食堂をスタートし、ともに支え合える場
をゆっくりと築いておられます。「ああ、私もそんな食堂に行って、
おいしいご飯を食べたいな」と、活動の様子をお聞きしながらにっこり。
「気持ちがいいなあ」「おいしいね」、下井さんの活動を通して、痛みが
和らいだり、ほっと安心する方たちがおられるのだろうなあと、私も
勇気づけられるような思いになりました。
下井さん、ありがとうございました。
◇◇◇◇◇◇
ご参加いただいたみなさんからも、たくさん質問が出て、もっと
お話が聴きたいな、という雰囲気でした。参加していただいた
お一人おひとり、それぞれに、いろんな気づきや想いが生まれた
のではないかなあと思います。またこのような時間をご一緒
できましたら幸いです。みなさん、本当にありがとうございました。
(レポート:大坪麻理)