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長野県出張@ [2006年05月24日(水)]
22日と23日は予定通り長野県に出張したので、ブログ向けに記事にしたいと思います。

22日は昨年度の福祉車両助成団体さんを2つ見させていただきました。長野県は面積が大きいだけあってか、移動しっぱなしの一日となりました。

訪問先:(特)野沢温泉の夢をつなぐ会

野沢温泉村に位置する「(特)野沢温泉の夢をつなぐ会」。いつも出張は都市に近い団体さんばかりで、なかなか、車両をお使いの遠くの団体さんを見学することがなかったので、今回は貴重な機会となった。

この界隈は、歩けば必ず民宿や旅館にあたる温泉街で、冬になればスキー客でにぎわう町。400もの民宿があるそうですが、シーズンオフということで人もまばらです。

村に入ると坂が急。高齢者はつらいだろうなー。故郷長崎を思い出しながら歩いていると、「おーい」という声が。振り返るとおばぁさんが呼んでいる。「はーい?」と応えると、「あれま、息子がちょうどそんな歩き方をするからまちがえた!」という。どんな歩き方だろう。(いずれにせよ東京人たる歩き方ではない!!)。村の随所につげ義春的な世界を感じてしまったが、ここでは割愛しておく。



さて、団体さん訪問の約束の時間まで15分ほどあったので、近くの「きのこ組合」という物産直売所に入って、そこにいた気さくなおばさんと話す。ナメコなどを試食させてもらいながら、この村について色々聞いてみる。

いわく、近年高齢化が徐々に進み、民宿をたたむ人も増えているという。確かに建物群のたたずまいから風情を通り過ぎた寂しさは存在していた。そして意外に思ったのは、村人同士の交流が、あまり無いようであることだった。どこの家には誰とかさんがいてどういった状態にあるのかは、お互いよく知らないという。近所の宅老所についても「何かやってるね」といった程度。財団マーク入りの車があるのに・・・。小さな村でも互いに顔が見えているわけではないのだ。人の出入りがある観光地であることがやはり影響しているのだろうか。

その意味でも、宅老所の存在意義は大きい。(特)野沢温泉の夢をつなぐ会は、地域で初めて開所の宅老所「おら家」を運営。使われなくなった民宿を改修し、痴呆のある高齢者等の受け入れを行っていた。民宿としての構造を生かし、自主事業として宿泊ができる機能を持たしているのが特徴的。また、富山型デイサービス(惣万さんですね)に学び、障害児や健常児の受け入れを行うといった活動をしていた。車両のフル活用が期待される。
それでなくても長野は広い。車がないと話にならない。ある意味では皆、移動制約者なのだ。

温泉民宿街の観光地。福祉車両も風物詩の一つとなるようにとの思いを抱きつつ、正午過ぎにはこの村を出、次の目的地へ。