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日本財団仕様のこだわりとは [2006年03月14日(火)]


日本財団の「福祉車両」助成事業。2006年度も行う予定でおりますが、財団の助成対象となる車種の選定でのこだわりについて今日はお話しします。タイトルもせっかく「こだわりの福祉車両」にしたことですしね。

・・日本財団で今一番こだわっていること。それは、利用者の安全性です。

利用者とは運転手だけじゃなく乗車する人のことも指しています。例えば、実際に車いすに乗られている方が車内でどう感じているのか。

財団の助成車両については団体さんから納車1年後に「年間運行報告書」を出してもらっています。ここで書いていただいた車についてのご意見は、毎年まとめてメーカーさんにお渡しし、車両改善策の参考にしていただいています。ただ、報告書の中を見ていて感じるのは、車についての意見は車を管理・運転する人からのものに偏りがちだということ。高齢者の方など実際に乗られている方がどう感じているかは、当事者でないとなかなか分からないもので、報告書にもなかなか上がってきません。

以前、僕は、福祉有償運送サービス提供者を対象とした「運転者講習会」(写真)に参加したことがあるのですが、車いすに乗って車に乗車した際、予想外の揺れに驚きました。ブレーキの度に手に持たされた紙コップの水をこぼしました。

「車いすの方は足で踏ん張ることができない!」

これを体感してから、車いす対応車の現車確認で気になることの一つが、手すりの存在です。不安定なときに思わずつかみたくなる手すり。広い車内となれば必要に感じる場合が生じます。

利用者の立場で考える。。。長くなりましたが、今日はこだわりの一つを書きました。こだわりといっても、実際には様々な方にご活用いただく車両なので財団仕様は最大公約数でしかないかもしれません。
そんなことも考えつつ、実際に乗車する高齢者や障害者の方が安心して乗れる仕様にすべく、ご提案のあったメーカーさんの福祉車両を06年度に向けて検討しています。