2011.03.11 [2011年03月31日(Thu)]
出会いと別れの季節。
ついに、この日がやってきた、と思う。 共存の森ネットワークのスタッフとして働く最後の日。 2008年6月1日から始まった出向生活。期間延長を経て、2年10ヶ月働いたことになる。 あまり人との別れとかに感傷的にならない性格だけど、荷物の整理を始めた昨日の夜、急に淋しさが込み上げてきた。それだけ、出向者という枠を超えてここにいたのだとこれまでの時間を噛み締めた。 学んだことを、要約して書けるような、薄っぺらい時間ではなかった。喜怒哀楽、どれもたくさんある時間だった。それだけたくさんの人と関わりがあった。何より、これまで持っていなかった、物事の価値を知ることができた。 決してずっと前向きだったわけではない。後ろを向いていた自分もしょっちゅうだった。 ただ、言えることは、出向して良かったと心から思えるということ。 2年10ヶ月という時間で得た学びを社会に返すことが恩返しと思う。 共存でお世話になった皆様ありがとうございました。 追伸 財団に戻る日から3週間前の3月11日、地震が日本を襲った。地震・津波に加え、原発事故。 現場の最前線で活動をする人たちがいる。子供のためにとにかく西へ逃げる人がいる。誰もがそれぞれの立場で未来のために行動をしていた。自分は何をしていただろう。 例えば誰か一人の命と 引き換えに世界を救えるとして 僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男だ (『HERO』 by Mr.Children) ミスチルの歌詞が突き刺さった。 今すぐ何をすべきか、未来のためにどう動くか。 家族をどう守るか、どんな社会をつくれば幸せなのか。 自分の物差しを信じて、行動します。 |