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松井 二郎
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自分を愛して! [2014年08月09日(Sat)]

  ◆続・クローン病中ひざくりげ(88)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 2冊の秘密兵器、まずはこっちから読むことにした。


 『自分を愛して!』(リズ・ブルボー著、浅岡夢二 訳)


 印象に残ったところを、冒頭の「はじめに」から引用しよう。――

          ◇

 ある時、若いお母さんが私のところに相談に来ました。右腕の腱が痛くてたまらない、というのです。そこで、私は、その結果として何ができなくなったのかを尋ねました。すると、彼女は、テニスができなくなった、と答えました。
 彼女の立場であれば、他のことができなくなった、と答えることも可能です。たとえば、子ともを抱くことができなくなったとか、家事を行なうことができなくなった、と答えることもできたはずなのです。
 ある痛みや不調が原因で、何ができなくなったかを尋ねると、その痛みや不調の原因が簡単に分かることがあります。私はこのお母さんの答えを聞いていて、この人は本当はテニスをしたくないと思っている、ということがすぐに分かりました。

 そこで、私は彼女に、どうしてテニスクラブに登録したのかと尋ねてみました。すると、彼女は、ただ単純に楽しみたかったから、と答えました。実業家の夫と二人の子どもがいて、人生が少しばかり退屈に感じられるようになっていた、と言うのです。さらに質問を続けるうちに、彼女が他の三人の女性に誘われて二組のチームを作り、毎週、かなり激しい試合をするようになっていた、ということが分かりました。
 ほんの気晴らしのつもりで入ったのに、猛烈な試合をするはめになってしまったのです。そして、彼女がちょっとでも失敗すると、パートナーからさんざん文句を言われるようになっていたのです。
 ところが腱鞘炎になったために、彼女は、必然的にテニスをやめざるを得なくなりました。そのことを指摘すると、彼女は、相手に嫌われるのが怖くて、自分からテニスの試合をしたくないとは言えなかった、ということに気づきました。
 彼女のエゴは、どんなことでもまじめにやらなければならない、単なる娯楽のため、遊びのためにテニスをやってはならない、と信じ込んでいたのです。(中略)

 私たちは何か苦しいことが起こると、「これは、何かをしなさい、あるいは何かをしてはならない、ということだろう」と考えがちです。たとえば、このお母さんも、次のように考える可能性がありました。「肘の痛みは、私に、もうテニスはやめたほうがよい、と訴えているんだわ」でも、注意してください! そういう考え方こそエゴの戦略なのです。あなたがそう考えている限りあなたは自分の〈思い込み〉を改めずにすむからです。しかし、あなたが本当になすべきなのは、自分の〈思い込み〉を変えることなのです。(中略)
 自分の不調あるいは病気が、純粋に肉体的なものだと思われる時こそ、特に注意が必要です。(中略)
 エゴは、あなたが、問題の原因を外側の世界に探すことを絶対的に望んでいます。エゴは、病気の本当の原因である自分の〈思い込み〉にあなたが気づくことを、極度に恐れているのです。(中略)
 病気の原因のうちで最も一般的なのは、罪悪感、そして、その他のネガティブな態度や感情です。また、他人の関心を引くために病気になる人もいます。あるいは自分にとって都合の悪い状況に直面しないために病気になる人さえいるのです。(中略)

 この本のタイトルが主張しているように、それぞれの不調や病気は、実は、あなたに対して、「自分を愛して!」と言っているのです。(中略)
 自分を愛するというのは、自分に対して、さまざまな経験をするのを許すということ、他者を愛するのを許すということ、さらに、他者に対して、さまざまな経験をするのを許すということなのです。
 つまり、自分に対して〈人間であることを許す〉ということなのです。恐れ、思い込み、弱さ、欲望、あこがれを持った自分をまるごと認めるということ、現在の自分をありのままに完全に受け入れるということなのです。(中略)
 あなたのからだをブロックして病気や不調の原因を作っている〈思い込み〉を発見したなら、次にはそういう自分をそのまま無条件に認めてあげてください。そうすれば、必ず、あなたに必要な変容が起こり始めるでしょう。(中略)
 病気や不調が送ってくるメッセージを私たちが理解した時、その病気や不調は治り始めます。


          ◇

 ――ここでいったん本を閉じた。
 自分を許す。この本によれば、私のクローン病が治るかどうかは、ここがカギであるらしい。けれども、
 「自分を許せっていわれてもなあ……」
 わかってる。わかっているのだ、が、それができないから、今日まで自分を許せていないわけで、許せない自分をどう許したらいいのか、そこを教えてほしいのである。この先に書いてあるといいのだが。

 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 また書きたいことが出てきちゃったので、もういっちょう、松井のいきなり文章教室。
 改行と同様に、読点「、」も不注意に打つことはできません。たとえばこれを比べてみてください。


 <例1>
 彼女は僕に告げた。

 <例2>
 彼女は、僕に告げた。

 <例3>
 彼女は僕に、告げた。

 <例4>
 彼女は、僕に、告げた。


 どうです? これまた、ぜんぶ印象がちがうでしょ。
 <例2>は告げたのが「彼女」であることが強調されています。
 <例3>は「告げた」ことのほうが強調されています。
 <例4>はすべての文節が強調されています。映画でいえばスローモーションがかかった状態。たいへん重要な場面だと想像できます。
 これらに比べると<例1>はたんに事実を淡々と述べた説明文であることがわかります。
 テンやマルも、重要な一語。何も考えずに打つと文章の意味が変わってしまうのです。





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病気はどこからやってくる、心のずっと奥の方 [2014年08月18日(Mon)]

  ◆続・クローン病中ひざくりげ(89)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 再び本をひらいた。
 300ページをこえる分厚い本なのだが、辞書の形式なので読むところは少ない。450の病気が列記してあり、自分に合うところを拾って読めばいいのである。
 さっそく索引から「クローン病」を引いてみた。――

          ◇

 【クローン病】

 「腸のトラブル」、「下痢」の項を参照してください。ただし、次のことを頭に入れておきましょう。つまり、クローン病かかっている人に対するからだからのメッセージは、「ただちにこだわりを手放してください。そして、拒絶されたと考えるのをやめ、すべてを拒絶してやろうと考えるのもやめることです」というものです。クローン病の人は、愛する人たちの期待に自分は応えられないのではないか、とすごく恐れているのです。


リズ・ブルボー『自分を愛して!』

          ◇

 うわ……。耳が痛い。カギカッコ内の言葉など、いつも家内から言われているそのままだ。
 次に、指示どおり「腸のトラブル」を引いた。

          ◇

 【腸のトラブル】

・感情的なレベル

 もし小腸にトラブルがあるとしたら、その人は、普段の生活の中で、自分にとって良いと思われることを、保持し、吸収することができていない、ということを示します。また、細部にこだわってばかりいて、状況を全体的に見ることができない、ということを示しています。起こっていることの一部が気に入らないだけで、すぐに全体を拒否してしまうのです。ほんのちょっとしたことが足りないだけで不安になり、居ても立ってもいられなくなります。もし大腸にトラブルがあるとしたら、その人は、もはや必要ではなくなった古い考えや信念を手放すことができない、ということを示しています(その場合には便秘になるでしょう)。あるいは、自分にとって有益な考えを拒絶する人である、ということを示しています(その場合には、下痢になるでしょう)。または、大きな矛盾を抱え込んで、それを解決することができずに悩むタイプである、ということを示しています。いつも何かが足りなくなることを恐れており、物事の良い面を見ることができず、何かにつけて「糞(くそ)いまいましい!」と考えるタイプなのです。

・精神的なレベル

 あなたが腸のトラブルに悩んでいるとしたら、からだからあなたへのメッセージはこうです。「あなたは、恐れを手放し、自分を低く評価することをやめる必要があります。そして、良い考え、積極的な考えによって自分を育む必要があるのです。また、あなたは物質面においていつも不足感を持っていますが、それはあなたの主観にすぎません。あなたは、本当は、すでに多くを与えられているのです。どうかそのことに気づいてください。(中略)古いものを手放して、新しいものがやってくる余地を作りましょう」さらに、「おなかの痛み」の項も参照してください。

(同)

          ◇

 私はこの本を買ってよかったと思った。当たりに当たっている。この本に真剣に取り組めば、きっと、いいことが起きる。そんな気がした。
 次は「おなかの痛み」を読めというが、その前に「クローン病」の項で指示された「下痢」を先に見ておこう。

          ◇

 【下痢】

・感情的なレベル

 下痢というのは、肉体的なレベルにおいて本来必要とされているものを、消化・吸収する前に排泄してしまっている現象ですが、下痢になっている人は、それと同じことを、感情面、精神面でも行なっていることになります。本来なら自分にとって栄養になるはずの考え方を、消化・吸収せずに捨ててしまっているわけです。自分のところにやって来たものを、消化することが難しいと思っているのです。それが本当は有用であることが分かっていません。そんなふうにしているので、人生を充分に楽しむことができていないのです。したがって、また、人生に対する感謝もできていません。感謝の代わりに、拒絶と罪悪感ばかりを経験しているわけです。この人が経験している拒絶は、〈在る〉世界にではなく、〈持つ〉世界、〈する〉世界に関係しています。この人は、何かを持たないこと、あるいは何かが上手にできないことや何かをしないことを恐れているのです。感情が揺れに揺れています。ある状況に直面して恐れを感じると、その恐れをじっくり感じるひまもなく、その状況を拒絶してしまうのです。

・精神的なレベル

 下痢になって苦しんでいるということは、あなたが自分を充分に尊重していないということ、自分を価値ある存在と考えていないということを教えてくれています。あなたが、自分のためになる良い考えを育まないとしたら、いったい誰がそれをあなたのためにしてくれるでしょうか? 誰もしてくれるはずがありません。さらに、次のことを知っておく必要があります。つまり、あなたが自分自身で育んだものではないもの(他人からやってくるもの)は、しょせん一時的なものでしかないということです。それでは、以上のことがよく分かるような例を、私の個人的な経験からご紹介しましょう。私がみなさんの前で話をするようになってから数年のあいだ、いざ演台に立とうとすると、自分が充分な能力を持っていないのではないか、みんなから拒絶されるのではないかと怖くなって、毎回下痢のためにトイレに駆け込んでいました。「自分の価値をそんなに貶めないで、もっと自分を高く評価しなさい」と、からだが私に教えてくれていたのです。私は、自分を高く評価する権利を持っていたのです。ところが、当時、私は、もしも自分を高く評価してしまったら、自分はさらに良くなろうと努力しなくなるに違いない、と思い込んでいたのです。もちろん、それは間違いでした。たとえ自分を高く評価しても、私は常にさらなる高みを目指してきましたし、これからもきっとそうすることでしょう。あの当時、私が自分を高く評価するようになると、下痢はぴったり止まったのです。

(同)

          ◇

 なぜそういえるのか。医学書ではないから、それは書かれていない。なんの根拠も示されていない。けれども……どうにも思いあたることばかりだ。
 では最後に、「腸のトラブル」の項で指示された「おなかの痛み」を調べてみよう。――

          ◇

 【おなかの痛み】

・感情的なレベル

 おなかの上の方、つまり太陽神経叢のあたりが痛む場合、からだが送ってきているメッセージは、「あなたは他人のことを気にしすぎています。つまり、他人が原因になって心配しすぎているのです」というものです。おなかの下の方、つまりおへその下のあたりが痛む場合、からだが送ってきているメッセージは、「あなたは現在自分に起こっていることを心配しすぎています。自分自身が原因になって不安を持ちすぎているのです」というものです。あなたは、誰かにだまされていると思っていませんか? あるいは、誰かがあなたを踏み台にして目的を達成しようとしていると感じていませんか? あるいは、目的を達するためには、誰かの前にひれ伏さなければならないと思っていませんか?

・精神的なレベル

 おなかの上の方が痛いとしたら、からだがあなたに送ってきているメッセージはこうです。「あなたの愛する人たちがいつも幸せでいてほしいと願うためだけに、あなたはこの地上に生まれてきたわけではありません。あなたが彼らに対して思いやりを持つことはいいことでしょう。でも、そのためにあなたが病気になる必要はないのです。誰もそんなことは望んでいません。彼らは彼らの生き方をして、さまざまな経験を積んでいるのです。彼らがあなたに支援を求めてきた時だけ、無理のない範囲で、あなたは彼らを助けてあげればいいのです。あなたの限界を超えてまで、彼らを助ける必要はありません」おなかの下の方が痛いとしたら、からだがあなたに送ってきているメッセージはこうです。「あなたは、そのことについてたくさん思い悩むことによって、あなたにいま恐れをいかだせている人物または出来事をなくすことができる、と思い込んでいませんか? でも実際はそうではないのです。あなたは、むしろ執着を手放すことによって、より良い解決策を見出すことができるでしょう。なぜなら、その時、あなたは自分のセンターにいるからです。心配している時、あなたはセンターからはずれています。したがって、あなたが決めることは恐れに基づいており、あなたの本当の二ーズに基づいていません。あなたのおなかが痛いのは、その背後に恐れが隠されているからなのです。その恐れをしっかりと直視しましょう。それは今でも本当にあなたを怖がらせるのですか?」

(同)

          ◇

 いま痛いのはおなかの上のほうだが、記憶が正しければ、まえはおなか全体が痛かった。ひとまず、どちらも心に留めておこう。

 これでクローン病の説明はすべて読み終わったわけだが、このあとにワークが待っている。ここからが本番だ。

 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 わたしがろくでなしだとバレるうー。





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許しのステップ [2014年08月28日(Thu)]

  ◆続・クローン病中ひざくりげ(90)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 クローン病の説明はすべて読み終わり、さて、このあとはワークである。ここからが本番だ。
 どんなワークなのか。まずは読んでみると――。

          ◇

 あなたの〈存在〉に関わる重要なニーズに応えるのをさまたげているスピリチュアルなブロックを解明するために、以下の質問に答えてください。これらの質問に答えることによって、あなたの病気や不調の本当の原因が分かるはずです。


(1)肉体的なレべルに関する質問

 私のからだに起こっていることを最も的確に言い表わすには、どんな言葉を使えばいいだろうか? 私は、今、からだに起こっていることを、どんなふうに感じているだろうか?

 この質問に対する答えを見れば、その病気を引き起こした人や状況に対して、あなたがどう感じているかが明らかになります。


(2)感情的なレべルに関する質問

 A:この病気があるせいで、私は何をすることができなくなっているだろうか?

 この質問に対する答えを見れば、ブロックされているあなたの欲求が明らかになります。

 B:この病気があるせいで、私はどんな人間になれずにいるだろうか?

 この質問の答えは「私は、〇〇人間になれずにいる」といった内容になります(〇〇のところには、形容詞や動詞、または文章などが入ります)。


(3)精神的なレべルに開する質問

 私が〇〇人間になったとしたら(〇〇には(2)−Bで得られた答えを入れる)、私の人生では、どんないやなこと、または困ったことが起こりえるだろうか? そのことで私は、どんなふうに自分を裁くだろうか? また、他の人たちは、どんなふうに私を裁くだろうか?

 この最後の質問に対する答えは、あなたのためにならない〈思い込み〉を明らかにします。この〈思い込み〉は、あなたの欲求をブロックし、あなたがなりたい人間になることを阻止しています。その結果、あなたのからだに問題が起こっているのです。


スピリチュアルなレべル

 (2)−Bの質問に対する答えは、あなたが本来なりたいものを表わしています。でもその欲求は、あなたの〈思い込み〉によって阻まれているのです。


これらの質問に関する結論

 あなたは、自分の役に立たなくなった〈思い込み〉を知ることができたでしょうか? 自分がなりたい人間になることをさまたげている〈思い込み〉を自覚することができたでしょうか? もし、それができたとしたら、あなたがすべきことは次のことです。つまり、幼い頃、もう二度と痛みを感じまいとして、そうした〈思い込み〉を作ってしまったインナー・チャイルドとコンタクトを取って、自分がそういう〈思い込み〉を作ったということを完全に許すのです。そして、幸せになるために、その思い込みをまだ自分が必要としているかどうかを自問するのです。もしも答えが、「イエス」であるなら、その〈思い込み〉はまだ、あなたのためになっているということです。あなたがあなたの人生の主人公なのですから、あなたはその〈思い込み〉を持ち続けることができます。ただし、その〈思い込み〉を持っている限り、あなたは必ずまた同じ問題に遭遇することになるでしょう。あなたの人生に変化は訪れません。そのことだけは、忘れないでください。もし、あなたがその〈思い込み〉をまだ必要だと感じつつも、その思い込みがあると自分は幸せになれないということが分かっているのなら、あなたはその〈思い込み〉から徐々に解放されつつある、と言ってよいでしょう。あなたは癒しへの道を歩みつつあります。もし、あなたが、これ以上その〈思い込み〉を持っているのはいやだと心の底から思うなら、自分に対して、なりたい人間になることを許し、そのために必要な行動を起こしてください。さあ、勇気を持って前に進みましょう!

リズ・ブルボー『自分を愛して!』

          ◇

 ざっと目を通し、私は、ためらった。
 すぐワークに取り組むつもりだったのだが……なんだか、自分の心のとても深い部分、それも、さわるととても痛い部分に、思いきり手を突っこまなければいけない、そんな気がして、恐怖を感じたのだ。
 本を閉じ、深呼吸した。
 これは、ちょっとやそっとの気持ちで、取りかかれるものではないぞ。体調がいくらかはましな日に、しっかり時間をとってすることにしよう。
 再び本を開き、ひとまず続きを読んだ。――

          ◇

結論:〈許しのステップ〉を実践するために


 それでは、〈許しのステップ〉を以下に述べてみましょう。(中略)


(1)あなたの感情を特定する(複数の感情があるのが普通です)

 たとえば、自分自身に対する裁きの心、また他者に対する裁きの心、そしてその心があなたにもたらす状態を意識化しましょう。あるいは、あなたは誰かに嫉妬していませんか? 誰かを恨んでいませんか? 誰かを憎んでいませんか?


(2)責任を引き受ける

 そうした感情を持った責任は、相手にではなく、あなたにあります。その責任を引き受けましょう。ただし、責任を引き受けるためには、自分は常に〈愛〉と〈恐れ〉のどちらかを選ぶことができる、ということを知っていなくてはなりません。あなたは何を恐れていますか? たとえばあなたは、人から非難されることを恐れているのではありませんか?

 (中略)


(4)自分を許す

 このステップは、最も重要です。この段階を通過するためには、自分が、恐れ、思い込み、弱さ、限界――それらがあなたを反応させ、苦しませました――を持っていたこと、そしてまだ持っていることを、ありのままに受け入れ、そして許す必要があります。今の状態が永遠に続くわけではありません。それを知った上で、今の自分をありのままに受け入れてください。

 (中略)


(7)過去とのつながりを確認する

 過去に、父親、母親、祖父、祖母、そして先生などの、権威ある人とのあいだに同じようなことがなかったかどうかを探ってください。それらの人たちは、きっとあなたが裁いた相手と同性のはずです。それらの人たちとのあいだで、同様に、この〈許しのステップ〉を行なってください。

 (中略)


 もし、これらの〈許しのステップ〉を実践するのが難しい場合には、以下のぺージに書かれていることを読んでみてください。これらは、私が他の本に書いてきたことの中から、重要だと思われる箇所を引用したものです。そして、時期が来たら、また〈許しのステップ〉に取り組んでみてください。

 ▼許しのプロセスに必要な時間を、充分自分に与えましょう。ステップとステップのあいだにかかる時間は、一日かもしれませんし、あるいは一年かもしれません。大切なのは、許しに至ろうとするあなたの気持ちが真剣なものである、ということです。傷が大きく、深く、しかもエゴが強力に抵抗する場合には、許しに至るまで、本当に長い時間がかかる場合があります。

 (中略)

 ▼さて、ここで、人間にとって最もやっかいな三つの感情を取り上げることにしましょう。それらは、〈恐れ〉、〈怒り〉、そして〈悲しみ〉です。これらの感情は、通常は、強く抑圧されていることが多いのです。というのも、それらが、子どもの時に受けた心の傷を思い出させるからです。それらの傷は、〈拒絶〉、〈見捨て〉、〈侮辱〉、〈裏切り〉、〈不正〉によって負った、五つの重大な傷に属しています。自分が人間であることを受け入れ、自分に癒されていない傷があることを認め、自分を許し、そして他人を許しましょう。そうしないと、〈恐れ〉、〈怒り〉、そして〈悲しみ〉の原因を作ったのは他人であると考えて、その他人を非難し続けることになります。そうして、やがて病気になってしまうのです。とはいえ、実はこの三つの感情を上手に扱うことは可能です。〈恐れ〉に気づくことによって、自分が自分を守ろうとしていることを自覚できるようになるでしょう。そして、その結果、自分の心のあり方だけが自分を守ってくれる、ということが分かるようになるはずです。〈怒り〉に気づくことによって、自分を肯定し、自分のニーズに気づき、相手にはっきりと自分の要求を伝える必要がある、ということを知るでしょう。〈悲しみ〉に気づくことによって、自分は何かを失ってしまったと思い込んでいる、あるいは何かを失うことを恐れている、ということを知るでしょう。悲しみを自覚して、こだわりを手放すことを学びましょう。以上が、〈自分を愛する〉ということです。

(同)

          ◇

 「もし、これらの〈許しのステップ〉を実践するのが難しい場合には」「時期が来たら、また〈許しのステップ〉に取り組んでみてください」
「許しのプロセスに必要な時間を、充分自分に与えましょう」
「傷が大きく、深く、しかもエゴが強力に抵抗する場合には、許しに至るまで、本当に長い時間がかかる場合があります」
 少し、勇気を得た。
 あせらなくて、いいんだ。ワークに取り組んで、それがうまくいかなかったとしても、いまは、いいんだ。

 日を改め、いよいよワークに取りかかることにした。質問にどんどん答えていけばいいのだが、どの質問も、ぱっと見ただけで、えらく重たい。えいっ。じっとしてても、はじまらねぇ。難しいと感じたら、またあとで取り組めばいいと書いてある。とにかく、やるぞ。

 ものの10分ちょっとで、ワークは終わった。えらく簡単なワークであった。答えるだけなら。しかし――いままで、どんなカウンセリングでも、どんなワークの本でも、知ることのできなかった、アッと驚く、私の心の奥底、本心が、白日のもとにさらされた。
 「私はこんなことを思っていたのか……」
 それはあまりにも個人的な内容で、書いたところで日記よりも意味不明であるから割愛させていただくが、私にとってはすさまじく重要な事実がノートの上に記された。
 懸案だった、じゃあどうやって自分を許すの、との疑問にも回答が示されていた。
 「もし、あなたが、これ以上その〈思い込み〉を持っているのはいやだと心の底から思うなら、自分に対して、なりたい人間になることを許し、そのために必要な行動を起こしてください」
 “必要な行動を起こ”すのだ! 心の修正は行動の修正によってなすことができる! そして私はその行動を自分に許可してよいのである!

 以上のことは観念的すぎて読者諸氏にはなんのことやらわからなかったかもしれない。けれど。きっと、私は、これから変わっていけるだろう。
 最後に、本の「結論」の一節を引用する。

 「自分を許すことによって初めて、あなたは自分を愛することができるようになります。そして、その結果として、あなたの血液にも変化が起こるのです。愛に満ちた、その新たな血液は、あなたのからだ全体を魔法の薬となってかけめぐります。そして、からだ全体の細胞を変化させ、本来の調和状態に導くのです」(同)

 (つづく)




 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 長患いをしているとネット動画配信って大変ありがたいサービスで、パソコンをひらいてもキーを打つ体力すらないときは動画をえんえんとみていることができます。元気なときは危険極まるサービスですが。
 で、このあいだ、
「え? な、なにこれ!」
 寄生獣……がアニメ化だとおおォッ?


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 う、動いているッ! ミギーが新一の右手でうにょうにょ動いているゥゥゥッ!
 さらに
「な、なんだこれは!?」
 じ……実写版? 実写版の映画まで制作されているゥゥゥッ!


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 しかも、なんという豪華な制作陣。深津絵里さんが田宮良子だああッ!!
 これで『ジョジョ』と『寄生獣』、わたしの好きな2大漫画が映像化されたわけで、いやあ、長生きはするもんです。
 あとは映画館に行ける体がほしい(笑)





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