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松井 二郎
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攻防レミケード [2012年09月04日(Tue)]

 ◆続・クローン病中ひざくりげ(18)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 プラスチックの計量ボトルに水を300cc入れる。そこへ、味の素社 謹製 "エレンタール" という粉末をパックから注ぎこみ、しっかりフタをしてシェイク。300キロカロリーの栄養剤ができあがる。これを1日6本、計1.8リットル(1800キロカロリー)を、なるべくちびちび飲む。
 これが私の1日の食事のすべてであり、今回の入院でおこなう治療のすべてである。
 身長170センチで体重40キロはいくらなんでも減りすぎなので、これで体力を回復させ、同時に、消化吸収に負担をかけないことによって腸のキズが少しでもおさまるようにする。
 入院の目的はそこにある。おしりの決壊がきっかけにはなったが、あくまでもクローン病の治療なのだ。

 前回、入院をすすめられたときは、ここへさらに "レミケード" という薬の点滴注入が加わるはずであった。

 エレンタールでの いわば "西洋医学風 断食" はやる価値を感じながらも、このレミケードをなんとしてもやるという担当医の決意に気押(けお)され、あのときはしっぽを巻いて逃げたわけなのだった。
 そして担当医は、まだあきらめたわけではない。というよりも、この入院中に何とかレミケードの必要性を私に理解させ、実行したい考えらしかった。
 私のほうも、心の準備はできている。
 果たして、部屋に呼ばれ、説得がはじめられた。

 「説得じゃありませんよ。じゃあもういいです、と言われても困りますからね。松井さんはいま松井さんの信念というのがおありですが、正しい判断をするためには情報が必要です。それを提供しようというだけ」

 言いかたにもこんなに気をつかってくれる、いいお医者さんなのだ。惜しむらくは松本医学の情報を持たないことである。正しい情報を持ったら、どんなにか名医になられるだろうに。と思ったところで無力な、患者という立場が悲しい。

 「レミケードは、薬ですからもちろん副作用があります。でもいま製薬会社は副作用にすごく敏感になっていて、慎重がうえにも慎重に効果をたしかめて出しています。レミケードの副作用に、結核がありますが、これはもともと結核菌を持っていたのに使ってしまった場合です。持っていなかった人がレミケード使ってから結核になるなんてことはありません。だから、使う前には結核菌があるかないかを必ず調べます」

 担当医と私の歯車がかみ合わないのは、論点がずれているからなのだ。

 副作用も、たしかに怖いが、重要な問題ではない。そんなことじゃないのだ。私が免疫を抑える治療を拒む理由は、治るクローン病がそれで治らなくなるからである。担当医には、この「クローン病が治る」という前提がない。

 話は平行線に終わり、私は病室にもどった。

          ◇

 次の日か、その次の日だったろうか。

 「〇〇さぁん、いかがですかぁ〜」

 入ってきた看護師が、潰瘍性大腸炎のイケメン学生に話しかける。

 「お話しした通り、ステロイドの効きがいまいちよくないということで、あしたから新しいお薬をつかいます。その薬がつかえるかどうか調べるために、いまからツベルクリン反応をみます。小学生のとき一回やってるはずなんですが、結核菌があるかどうかを調べるんです」

 レミケードの準備だ!

 (つづく)




 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

kao07.jpg 医師にも、同室の同病の患者にも、持っている知識をわけてあげられない。
 無力な私。
 せめてこのメルマガが、求めるひとに、とどいてほしい。





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知らなきゃ、私がこうなっていた [2012年09月09日(Sun)]

 ◆続・クローン病中ひざくりげ(19)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 翌日。
 学生さんの腕には、大きな点滴のパックがつながれていた。いままでも彼は栄養剤の点滴をうけていたが、今回のものは、それよりもひと回り大きく、中身の色も、透明なものからうす黄いろに変わっていた。

 「あれがレミケードか……」
 私は、自分がつながれていたかもしれないその点滴パックを眺めた。そしてすぐに視線をそらした。
 きのうの看護師のあの話しぶりでは、彼はいま自分にどんな薬がつかわれているのか、どころか、薬の名前さえ知らないのであろう。
 つまり "何が始まってしまったのか" わからないまま、ことが運んでいるのだ。

 「○○さん、調子はどうですか」
 彼の担当医と思われる人がやってきた。
 「この薬で腸の炎症がおさまってくるはずですから、もう少ししたら、もっといい食事がとれるようになりますよ。ただ、いまはあまり栄養状態がよくないものですから、"完全中心静脈栄養" (かんぜん ちゅうしんじょうみゃく えいよう) をはじめます」

 えっ!? この男の子は、そんなに、ひどいのか。
 クローン病のパンフレットにも載っているが、これは人間が栄養をとるための最後の手段である(まさかパンフレットにそんなムチャな書き方はされていないが)。

 「まえにもお話ししましたけどね、首の大静脈、人間のいちばん太い血管に点滴をつないで、24時間、少しずつ栄養剤を入れていきます。点滴針をさすときには麻酔をします。デリケートなところなんでね、痛みを感じやすいものですから。麻酔でほとんど痛みはなくなるんで、安心してください」
 向かいのベッドで寝ている私に、話はイヤでも聞こえてくる。はしたない私は、興味シンシンなのだが。

 その私はというと、相変わらず、栄養剤 "エレンタール" のボトルが友達で、粉と水を入れてはシェイクし、ちびちびやっていた。栄養剤の粉に加えて、オレンジ味とかヨーグルト味とかの粉も足すのだが、9種類ある味にもそろそろ飽きてきて、オレンジとヨーグルトをブレンドするなど、日々、味の研究に励んでいた(ようするにヒマなのだ)。
 その甲斐あってか、いや、ブレンドは関係ないと思うが、下痢がやや減り、体重がすこし増えだした。消化にエネルギーを使っていないから体調はすこぶるいい。

          ◇

 さらに、その翌日か翌々日くらいのこと。
 医師と看護師2人が男の子のところへやってきて、
 「では今からはじめますね」
 と医師。
 看護師が押してきたカートには医療器具がいろいろ積んである。
 彼のベッドの周りはカーテンが引かれた。医師から看護師へつぎつぎと指示が出る。
 にわかに病室がものものしくなってきた。

 「じゃ、麻酔の針を入れます、ちょっと痛いですよ、ごめんなさいね」
 きっといま首に注射をしているのだ。

 少し時間がたってから、
 「これ痛いですか」
 「痛いです」

 また少し時間があいて
 「これは痛い?」
 「はい、痛いです」
 これから本番の針をさすあたりを、つねるか何かしているのだろう。

 「う〜ん、若いからかな? ご年配のかただと、もうとっくに効いてるんですけどね。ちょっと麻酔の量ふやそうか」
 5ミリグラム、と看護師に指示している。
 「これはどう」
 「痛くないです」
 「よし。じゃ、大静脈に点滴針をさすけど麻酔がきいているからそんなに痛くないと思うよ。もしつらかったら言ってね」

 病室は静かだった。

 「はい、もう静脈に針 入ってますよ。おつかれさまでした」
 医師の声に続いて看護師。
 「固定するのでテープ貼らせてくださいね。もう痛くありませんから。首に針が入っているからヘンな感じはするかもしれませんけど」

          ◇

 医師たちが引きあげたあとの病室は、なにごともなかったかのようである。
 失礼とは思いながらも、彼の首のあたりを、ちらと見た。想像したとおりの状態だ。しっかりとテープで首に固定された針が痛々しい。

 彼は、すこし前、看護師に
 「ことしは卒業がかかっているんで単位がヤバいんです。入院期間、短くなりませんか」
 と言っていたから、21か22歳のはずだ。
 若い。
 それなのに、西洋医学ができうる治療がこれで限界までおこなわれたことになる。

 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

kao03.jpg のぞき趣味ではありません。





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ナゾのかゆみのその先に [2012年09月14日(Fri)]

 きょうで、入院編はおしまい。
 入院編1回目(2012/5/18)から今回までをつなげると、ひとまとまりの短篇小説になります。
 難病の原因と治療法がわかる世界唯一の小説です。
 あなたのまわりに、難病で苦しんでいるかたはいませんか。
 松本医学を知る手がかりとして、まずはこの小説を読んでもらうのもありかもしれません。
 バックナンバーブログのここから、最初から読むことができます。

 では、入院編ラスト1発、いってみよ〜♪




 ◆続・クローン病中ひざくりげ(20)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 私の入院生活は、その後たいへん平穏に過ぎた。

 ノートパソコンを持ちこんでいたから、仕事もはかどった。"エレンタール"(栄養剤)のおかげで、ずいぶん体調がよかったのだ。

 退院の日が近づいていた。このころになると、エレンタールの味つけは、ヨーグルト味にオレンジ味を加えたところへさらにパイナップル味をブレンドし
 「どうだ。トロピカルヨーグルト味だぜ」
 などと、いよいよヒマつぶしに拍車がかかっていた。

 エレンタールの容器を振ってよく混ぜながら、あの薬漬けの学生さんの横顔を、ちらと見た。
 首から点滴がつながったままである。
 点滴は、入院中、ついに外れるところを見ることがなかった。彼は、トイレに立つときも、点滴をつり下げてある器具をキャスターで転がして歩いていた。イケメンの顔が、すこし沈みがちになったような気がする。
 私はエレンタールのふたをあけて、ひと口、飲んだ。

          ◇

 退院を数日前に控えたころである。

 夜、眠ろうとすると、手の甲がかゆい。
 そこをかいたかと思うと、こんどは二の腕がかゆい。
 しばらくポリポリひっかいていると、つぎは足のスネがかゆい。
 背中があちこちかゆい。
 かく手がたりない。
 「シャワー浴びてるだけだからか。それも、2日にいっぺん」
 それにしたって、このかゆさは何だ。ちょっとふつうではない。
 部屋が乾燥しているのか、と思ってカベの湿度計をみると60%、きわめて快適。
 このかゆみが、毎夜、寝ようとすると襲ってくる。
 まさかフトンにノミが……いるわけないか。うちじゃないのだ。

 あるとき、たまたま、いつも使っているトイレとは違うトイレに入った。その洗面所は、よその場所よりも2倍くらい蛍光灯が明るかった。ちょっとまぶしいくらいだ。
 「あっ!」
 その光を浴びて、ナゾが解けた。
 見よ。顔じゅう、目立たないないけれども赤いプツプツが現れている。いままで、鏡をみても、光が弱くて気がつかずにいたのである。

 「アトピーだ! アトピーになったんだ」

 からだにはリンパ節という免疫細胞の基地が3000あって、クラススイッチはそこで行われる。
 免疫細胞がつくりだす武器を抗体というが、抗体のクラス、つまり化学物質に対して使用する武器の種類がIgGからIgEへと、ほんらいあるべき姿に切りかわっていくのだ。これは3000箇所いっぺんに起きるのではなく、じょじょに進行する。殺傷武器であるIgG抗体から、排泄武器であるIgE抗体に切りかわっていく。
 このクラススイッチが完全におこなわれると、化学物質を殺そうとはしなくなる。化学物質とIgG抗体との戦いであったクローン病は治り、直腸からおしりへ貫通した穴も、同じものであるからこれも治る。かわって、アトピーになっていく。
 "レミケード" を使わなくてもよいのだ。いや、使ったらクラススイッチも起きなければ免疫寛容にも至ることができないのだ。
 いまからさらに免疫力を高めれば、免疫寛容といって、化学物質への攻撃が終結する。IgE抗体も暴れるのをやめ、アトピーも治る。
 これがいかなる難病も完治させる松本医学である。

 やった。やった。私は、賭けに勝ったのだ。もとより完全な理論、こんな安全な賭けもないのだが、こっち側にコインを置く人が絶無にひとしいからには、やっぱり私は、勝ったといっていいのだ。
 まだ勝負は続行中だが、一里塚は、たしかにこえた。

          ◇

 退院の日がきた。

 「お世話になりました」
 看護師さんに礼をいって病院を出た。ひさしぶりに、屋根のない、大空の下を歩く。春の日差しがまぶしい。

 下痢は1日10回前後に減り、体重は44キロまで増えた。病院側はそれが今回の入院の成果と思っているだろう。ふふ、ちがいます。

 ことしこそ花見がしたかったのだが、一歩おそかったようだ。みんな散ってしまった。すっかり緑になっている。

 (入院編 おわり)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

kao07.jpg ラストが、ちょいクサいかなと思ったんですが、ま、うれしかったんで、これでいいでしょう。





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入院14日目の夜の怪 [2012年09月19日(Wed)]

 前回のメルマガを配信したあと、お祝いのメールを多数いただきました。
 アリガトウ〜☆

 きょうは、今回の入院事件の番外編みたいになりますが、入院中にひとつ気になったことを。
 "断食" についてです。




 ◆続・クローン病中ひざくりげ(21)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 入院してよかった。
 断食が、できたから。

 "エレンタール" という栄養たっぷりの液体をたらふく飲んでいるとはいえ、いちおうこれは、固形物をいっさいとらない 「断食」になるわけで、ずいぶん、腸の骨休みをすることができた(腸ですから、骨、ありませんけど。ヨホホ)。
 じっさい、入院中の血液検査でも、よくなっていることが如実にわかった。"CRP" という、腸の荒れぐあいを示す数値が、日を追うごとに改善したのだ。正常値は0.3以下のところ、入院時に10だったのが退院時には3になっていた。入院の目的は、おおいに果たせたことになる。

 さて、この断食であるが、"甲田療法" に通じている読者諸氏ならごぞんじかもしれないが、長期にわたった場合、危ない面もある。
 事故ることがあるのだ。

          ◇

 断食の効果は過去のメルマガでずいぶん述べた。
 1日2食という、いわば "半断食" を毎日おこなうだけでも体にいいのに、まる1日、あるいは2日、3日と食事を抜けば、腸にはかつてない「休養」があたえられ、宿便が一気に排泄される。
 断食のあとは、頭が冴えに冴える。体もまるで浮くように軽く、肌はピカピカ、体臭はムシューダ。からだの中にあった汚いものがまったくなくなった感覚である。この心身のスッキリ感は、やった者でないとわからない。

 ところが、1日や2日ていどの断食なら、初心者でも独断で気楽に実行してよいのだが、これが4日、5日、1週間となってくると、指導者がいないと危ない。

          ◇

 入院して2週間たった晩のことである。
 ということは、断食14日目のこと。

 夜中2時ごろだったろうか。おなかが猛烈に痛みだした。
 あまりの痛さで目がさめたのだが、痛みかたが、なんだかおかしい。
 腹痛は、クローン病になって以来さんざん味わってきたけれど、なんと表現したらよいかわからないが、いままでとはまったく質のちがう痛みなのだ。
 相部屋の病室で、声もあげられずに耐えた。
 なかなかおさまらない。とにかくトイレに行ってみよう。

 ふるえながらトイレに行ったが、便は出ない。下痢じゃないのか。じゃあ、これはなんの痛みなんだ?
 部屋に戻り、ベッドに突っ伏し、痛みに耐えたが、おさまらない。
 いつのまにか気を失うように眠っていた。

 こんどは、便意で目がさめた。
 トイレに行くと、下品で申しわけないが……バビョッ! とすごい爆音のオナラとともに下痢便がでた(うっ、やっぱり擬音は書くんじゃなかった)。
 部屋に帰ってからは、こんどはオナラが、でる、でる。
 あ、これは、わかった!

 「腸の癒着(ゆちゃく)が、はがれたな」

 甲田光雄先生のもとで長期の断食をした人が体験記を残しているが、これとまったく同じ現象がしるされていた。それに対する甲田先生のコメントによると、腸壁同士でくっついた箇所があったのが断食ではがれるとこうなるという。
 それでは私は、甲田先生のもとで断食をしたのに匹敵する収穫をしたわけだ。
 やった!

          ◇

 それにしても、だ。
 もし、私に何の知識もなく、夜中、突然こんな痛みに襲われたら、とにかくナースコールをしていたろう。そうしたら看護師さんは、善意で、免疫をおさえる痛み止めを与えたかもしれない。
 じっさい、これほどの長期の断食なら、こんなケースはときどき起きているのではないか。その場合、どんな対処をしているのか、気になった。
 もちろん、「何もしない」が正解である。

 ああ。知識があって、よかった。

          ◇

 ついでに、もう1つ、気になったことを。

 入院は4週間におよんだのだが、2週間がすぎたところで、栄養剤のほかに1日1回、食事(夕食)をいただけるようになった。
 それは超ウレシかったのであるが、出てきた食事をみて、ブッ飛んだ。
 「やわらかい食事を出しますから」と言われていたが、エビやシイタケをつかった、けっこうフツーの料理がでてきたのだ。ユルいのはおかゆだけ。
 口にすると、たしかに、エビもシイタケも柔らかく煮てはあるのだが、いいのか、これ……。

  byouinsyoku.jpg

 断食あけの1回目の食事は、"復食" といって、断食のなかでいちばん気をつかうところである。甲田先生の指導では、梅干しを入れたおかゆ1杯だけ、と慎重にも慎重を期してある。
 まあ、栄養剤をたっぷり飲みながらの断食だからそれほど神経質にならなくてもいいし、結局、食べても何ともなかったが、それにしても無神経ではないか、といったら失礼だろうか。

          ◇

 今回、西洋医学にこんなにお世話になるとは思わなかったし、方法はどうあれ、懇切に、私の体をよくしてくれようとする医師や看護師の心づかいがうれしかった。
 本当に、感謝している。

 私は、医者が嫌いなのではない。
 正しい志が、誤った医療にそそがれているとするならば、それが悔しいだけである。

 言わねばならないことは、今後も言い続ける。
 それは感謝とはまた別のことである。




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

kao01.jpg 短めの話をポンポン配信してきましたが、いかがでした?
次回から通常どおりに戻りまーす。





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ヘイこちら2食ネット放送局 [2012年09月28日(Fri)]

 やあ、松井二郎だ。みんな、元気ィ?

 おれ、病気ィ!

 きょうは、久しぶりにお便りを紹介していくメルマガなんだ。闘病記のほうは進まないから、お時間のないビジィなユーは、ムリして読まれなくていい日だぜ〜。
 きょうもリスナーのみんなから、どしどしメールが届いてるんだ。
 おッと!
 リスナーじゃなかった、リーダーだったね!
 なんの指導者(リーダー)なのかって話だけれど、
 おッと!
 このメルマガの読者さんは、真の健康情報を知っている、民衆のリーダーだったね! すばらしい! イカス! ナイスぅ!

 じゃ、さっそくいってみようかぁ。ヒア・ウィ・ゴォ!

          ◇

> 松井 様
>
> 今年の2月からメルマガを拝読させていただいています。
> 子供の難病治療を通じて西洋医学のインチキさというか
> 恐ろしさを理解してきました。
> 松井さんが完治されることを心から願っています。
>
> 西洋医学に頼らない治療を、これほど詳細にレポートされて
> いる事例は世界中探してもないのではないでしょうか。
>
> 命がけの挑戦を面白おかしく書き綴っておられる姿勢に
> 敬意を表したいと思いメールさせて頂きました。
>
> 人間は動物であるのに文明なるものによって自然から
> かけ離れた生活をし、
> それによって自分の健康を害するというアホなことをしています。
> 自然のしっぺ返し(反作用)を受けているわけです。
> 人間の知恵をもっと上手に使い、自然の中の人間という立場を
> 忘れずに正しい生活をして行けば健康は「作る」ことができる
> と思います。
> 生命というものは摩訶不思議なもので、
> 松井さんの挑戦にも紆余曲折はあるでしょうし、手探りの探求が
> 必要だろうと思いますが、
> 心の明るさを失うことなく前に進まれることを祈念しています。
> (Y)

          ◇

 ステキなメールを、どうもありがとうー!
 Yさんのお子さんも難病なのですね。正しい治療とはいかなるものか、周囲の誰もわかっていない、それどころか医者さえも理解していない闘病生活は、ほんとうにおつらいことでしょう。このメルマガが、お力になれたら、うれしいです。

 松本医学の理論どおり、私の顔にはアトピーが吹きでてきましたので、
 「難病の原因は化学物質」
 と、身をもって証明できつつあります。
 おっしゃるように、人間サマが便利な生活を求めてつくりだした、化学物質で、まさに「しっぺ返し」を受けているわけです。
 こうなることが予想できなかったところが人間のアホたる所以(ゆえん)ですが、歴史は逆行できないし、いまさら食品添加物や洗剤のない生活もありえません。化学物質がなかったらケータイもつくれない。まあ、ケータイは、なくなれば現代人の急速なアホ化に少しは歯止めがかかるかもしれんけど(なんて、アホな私が言ったら怒られるっつーの)。

 化学物質とは、共存するしか、道がないんですよね。
 そして人間の免疫には、化学物質と共存するしくみ(免疫寛容)が、ちゃんと備わっています。医者の薬と、自分のストレス(で生みだすステロイドホルモン。薬と同じ作用をする)で、ジャマしなければ。
 免疫のジャマをせず、ひたすら免疫力を上げ続ければいい。この単純な、正しい治療法を、誰も信じてくれなくても、続けていきたいと思います。
 おッと!
 このメルマガの読者さんだけは、信じてくれているんだった! すばらしい! イカス! ナイスぅ!

 じゃ、次、いってみようかぁ。ヒア・ウィ・ゴォ!

          ◇

> いつも、メルマガ楽しみにしてます。
>
> わたくしは、特発性血小板減少性紫斑病と、バセドウ病で
> 以前松本医院にかかっておりました。
> 遠方であり、忙しさのため現在通院はできておりませんが…。
> ただ、自分の視野が変わりました。
>
> わたしは、今年から研修医になり大学病院をまわっておりますので、
> 所謂西洋医学を勉強して実践してることになります…
> ステロイドだって免疫抑制剤であれ、処方してます…
> 正直心苦しいこともありますが、大学病院に来院して保険診療で
> 希望されている治療なんだと自分に言い聞かせてます。
> それに、まだ未熟でたくさんの論文も読みきれてない自分が、
> 論理をひっくり返す知識がありません。
>
> たくさんの先生が患者さんのことを思って必死に薬を処方したり
> 研究したりしているのは、十分なほど感じ取れます。それ故、
> もどかしいですね。
> ただ、何となくじゃ説得できないですが…免疫を抑制するのは
> 良くないと感覚的に思ってます。
> もう治らないと言われたときの患者さんの絶望感とかはある程度
> 分かってるつもりです。
> 少数派で異端扱いされても、本当に患者さんのための治療ができる
> 医師になれたらなぁと考えてます。
>
> 松井さんのメルマガを見ながら、日々の仕事に埋もれていきそうな
> 自分の心を叩き起こしてます。
> 乱文、長文で失礼しました。
> 体調の方は大丈夫ですか。無理はなさらずにお過ごしください。
> (匿名)

          ◇

 研修医さんの、リアルな心情をきかせていただきました。
 どうもありがとうー!

 あなたも難病で松本医院にかかっておられたのですね。メールでは完治まで治療をされていないとお見受けしますが、ご体調はいかがでしょうか。

> たくさんの先生が患者さんのことを思って必死に薬を処方したり
> 研究したりしているのは、十分なほど感じ取れます。それ故、
> もどかしいですね。

 そうなんですよー!
 前回、おわりのほうにチラッと書いたのもそのことで、私の担当医さん(松本仁幸先生じゃなくて、近所の病院のほうの担当医さん)なんて、ほんッと、いい人で、私のために、必死で、

 毒薬をすすめてくださいます……。

 必死さがヒシヒシ伝わってくるから、断るのがつらいし、おっしゃるように、もどかしい。どうしてわかってくれないの、と。
 私のことは、ワラにもすがる思いで珍奇な療法に走っているあわれな患者と見ておられるようで、強く否定はしないものの、やんわりとは否定してこられます。
 このあわれな患者を、はやく、楽にしてあげたい。どうしてわかってくれないの、と担当医さんのほうも思っておられるのがビンビン伝わってくるのです。
 あああ〜。どうしたらいいんだ。やっぱりメルマガ書くしかないか。うん。

 あなたのような方ばかり、医師になられたらいいのにね。
 そしてあわよくば、私を担当してください(笑)
 応援しています。

 じゃ、次、いってみようかぁ。レッツ・ら・ゴォ!
 おッと、お里が知れただ。

          ◇

> 松井 二郎 様
>
> いつも読ませていただいています。
> 毎回読むばかりなのですが、今回は読んでいて、ユーモアと
> 真摯さが渾然一体となった感じがとても心地よく、
> 一本筋の通った骨太なものを強く感じて、いきおい返事を
> 書かせていただきました。
> 読み終えて、自分の中にぐっと芯が通ったような印象を
> 受けました。
> なにか力強いメッセージを受け取ったような感じがします。
>
> そして、もうひとつ。
> 「肌はピカピカ、体臭はムシューダ。」
> これにウケました。
> 返事を書きたくなった真の理由はこちらかも・・・。
>
>>  断食のあとは、頭が冴えに冴える。
>>  体もまるで浮くように軽く、
>>  肌はピカピカ、体臭はムシューダ。
>
> 断食本の帯コピーになりそうなこの三行。
> 断食したくなりました。
>
> 軽快で小気味よく、それでいて世界で最もためになる文章。
> これからも、楽しみにしています。
> ありがとうございました。
> (匿名)

          ◇

 ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださ〜い。
 そんなことを言われたら、私の「文章」が世界一なのだと、カン違いしちまうでやんす。

 いつも、どう書いたら、この「世界一の医学」が伝わるか、と悩み悩み書いています。
 それでも、いつも力不足ばかりを感じて、閉口しているのです。
 ライターとしては二流、三流を自覚していますが、書いている内容、すなわち松本医学は、そしてまたいずれ再開しようと思っている甲田医学は、世界一。
 だからこそ、ヘタッピな文章でも、いつもいつも、
 「こんなんで配信しちゃっていいんかいな」
 と思っていても、
 「う〜ん、う〜ん、いいや、しちゃえ。ポチッとな」
 と、メルマガの配信ボタンを押すことができているんです。ほとんど蛮勇に近いものです。巨大な斧(おの)を、ちっちゃいカマキリが、振るおうとして、足元フラフラ、振るどころか、持つこともままならぬ感じ。
 あー、もうちょっと文章がうまけりゃなあー。
 でも、こうしてみなさんが読んでくださるのがうれしい。ほんとうに励みになっています。

 どもありがとぉー!
 (倖田來未のマネをする渡辺直美ふう)

          ◇

 まだまだ紹介したいメールがあるんだけれど、
 おッとォ!
 どうやら、お別れの時間がきたようだぜ。
 元気でいろよ。フロ入れよ。歯ァみがけよ。
 フロには、バス●リン入れんなよ。歯みがきはOra●とか使うなよ。

 おッとォ!
 化学物質とは共存するしかねぇんだったぜ。
 使ってもいいけど、ストレスをためすぎて免疫が異常低下したらIgE抗体が逆クラススイッチしてIgG抗体になって難病になるから気ィつけろよ。

 じゃあな! あばよ! グッバイ!


 ※松本医院での診療を希望される方は
  松本医院ホームページ http://www.matsumotoclinic.com
  熟読のうえにも熟読されてからになさいますよう、
  お願いいたします。




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

kao05.jpg こんな悪ノリにつきあってくれて、ありがとう。





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