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松井 二郎
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ターミネーターを始末する方法 [2012年03月01日(Thu)]

 前回、「難病の原因」をおさらいしました。
 からだの中で【 免疫 】が【 化学物質 】に戦いを挑んでいる状態、これが「難病」なのでしたね。
 きょうは、「難病の完治のさせ方」の復習です。




 ◆免疫は絶対に自分を殺さない
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 「からだの中に異物があったら殺す」というはたらきが、免疫です。
 ということは、最初から死んでいる化学物質が相手だと戦いが終わりません。
 松井の場合、この戦いが、腸で起きています。これをクローン病といいます。腸の粘膜にくっついた化学物質を、私の免疫クンは
「異物発見! 細菌かウイルスかもしれん、殺そう」
 と、ここ9年間がんばり続けているので、死んでいる化学物質は死なず、かわりに、戦いの場所である、生きた腸粘膜の細胞のほうがどんどん死んでるってわけ。
 こんなことをしていたら、体は、死なないまでも、とても危険です。
 そこで、「死なない異物は殺さず外に出す」という機能が、免疫にはシッカリそなわっています。「免疫が弱っていなければ」という条件つきですが。

 ではここでッ!
 前回に引き続きィィィ〜、

 タ〜イム・ニショック!

 この「殺せない異物は外に出す」ために免疫が持っている機能とは、何だったでしょう?


  (1) クラススイッチ
  (2) クラスチェンジ
  (3) 早くこいこいクラスがえ




 答えは……


  (1) クラススイッチ




 (2) のクラスチェンジは、似ていますが、「まじゅつし」が「まどうし」になったり「ソシアルナイト」が「パラディン」になったりするアレなので、惜しいところでしたね。ゲームやってない人には何のことか意味不明です。ごめんちゃいなボーンチャイナ♪

 免疫が異物を殺す武器は、【 IgG抗体(アイジージーこうたい) 】といいます。
 しかし、免疫は
「こいつ死なねーや」
 と学習すると、武器をIgG抗体から【 IgE抗体(アイジーイーこうたい) 】に切り換えます。
 この "G" とか "E" を抗体の "クラス" といって、これが切り替わるから【 クラススイッチ 】というのです(ちなみに "Ig" がイムノグロブリンの略で「抗体」という意味)。

 IgE抗体には、殺傷能力はありません。異物を体外に追放するのが仕事です。このとき体は「かゆい!」となります。
 免疫がこのIgE抗体でエンエン戦い続けているのが、アトピーに代表される【 アレルギー 】なのです。このクラススイッチができれば、私のように「痛い!」という病気、つまり【 膠原病(こうげんびょう) 】にはならずにすみます。
 しかし、かゆいのも、痛いのに劣らず苦しいもの。かゆくて死ぬということはありませんが、死ぬほど苦しいし、実際、薄くなった皮膚からは菌がかんたんに侵入してくるので、命が危ないことにはちがいありません。
 そこで、免疫が用意している最後の切り札がある。
 殺しても死なず、出してもあとからあとから入りこみ続けてキリがない相手だとわかってくると、
「こりゃ意味のない戦いだわ」
 と学習し、戦いをやめてしまうのです。

 ここで!
 タ〜イム・ニショック!

 その機能とは何だったでしょう?


  (1) 免疫寛容(めんえきかんよう)
  (2) 免疫って何よぅ
  (3) もしもしカメよカメさんよぅ




 答えは……


  (1) 免疫寛容




 どうやら (1) しか答えがないクイズだとバレつつありますが、気にせず進みましょう。
「この異物は無害だ」
「この戦いも、まったく無益だ」
 と学習すると、免疫は戦いをやめてしまうようにできています。
 これが【 免疫寛容 】で、これが起きればアレルギーも膠原病も治ります。

 このように、38億年かけて進化してきた免疫はダテじゃなく、自分に備わっている防衛システムで自分を殺すことは絶対にないようにできているのです。
 でも、そのわりには、難病になる人は増えています。なってしまうと、一生、苦しみ続ける。
 この38億年の進化に人類が立てつき始めたからです。

          ◇

 きょうの話は、この図の右上から下半分にかけて見てもらえればわかりやすくなるかと。
 http://www.2shock.net/img/chart2max.jpg

 ではまたっ!




  ┏━ きょうのニショックイズ ━━━━━━━━━━━┓

     免疫は、化学物質を殺そうとして膠原病を起こすが、
     殺せない異物だと学習すると抗体の(       )
     をして膠原病をアレルギーに変え、
     さらに、戦い自体に意味がないと学習すると
     (    )を起こしてアレルギーを治してしまう。


          答. クラススイッチ  免疫寛容

  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 『ファイアーエムブレム』でいちばん好きなユニットは「ようへい」で、クラスチェンジした「ゆうしゃ」よりも好きでした。
 オグマ先生がとりわけ好きでしたが、アイラ女史はもっと好きでした。





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薬で遺伝子書き換え人間に [2012年03月06日(Tue)]

 この図を見ながら
 http://www.2shock.net/img/chart2max.jpg

 復習クイズをしています。
 んで、きょうも、クイズを続けます。
 このクイズ、一部「すべっている」という話もありますが、すべっている芸人もたくましくテレビに出てしゃべっているのだし、私も、気にせず、続けることにします。




 ◆なぜ現代人の免疫は学習をやめたか?
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 「体に化学物質が入ってきたよ〜!」
 と免疫クンが見つけだすと、彼らが化学物質に攻撃をしかけることで膠原病(こうげんびょう)になります。私のクローン病はこれ。
 でも、免疫クンさえ健康なら、
 「あれ? こいつら、はじめから死んでるじゃん」
 と気がついて、殺すのはやめ、化学物質を外に出すモードに切り替えます(クラススイッチといいましたね)。これがアレルギーです。代表的なものがアトピー性皮膚炎。

 そしてさらに、免疫クンさえ健康なら
 「あれ? こいつら出しても出しても、キリねぇや」
 と気がついて、それもやめちゃう。アレルギーが治るのです(免疫寛容といいましたね)。

 ということは、膠原病も、アレルギーも、「ほっときゃ治る」ってことなのです。
 免疫クンさえ健康なら。


          ◇


 ところが、アレルギーは3人に1人が持っているというし、膠原病は一生治らない病気ということになっています。
 「ある原因」で、免疫クンが健康でなくなっているからです。

 現代人の免疫は、性能じたいは最高レベルでありながら、健康度は人類発生以降 最低レベルに弱っています。そのため、免疫は「化学物質との戦いは無意味」と気づくまで戦いを進めることができず、"クラススイッチ" も "免疫寛容" も起こせなくなっているのです。

 ではここで、タ〜イム・ニショック♪

 その「ある原因」とは、何?

  (1) 薬とストレス
  (2) アグリとカーレース
  (3) ファミリーコンピュータ用ソフト「燃えろ!! プロレスリング」




 答えは……


  (1) 薬とストレス




 (2) のアグリとカーレースも免疫がストップしちゃいそうなほど激しいバトルが予想されますが、ここでは不正答とします。
 (3) を選んだあなた。「燃えプロ」シリーズでプロレスは出てません。残念でしたね。あいかわらずゲームヲタクで、ゴメンチャイナドレス♪

 で、何の話だったかというと、免疫さえ人並みに健康なら「化学物質との戦いにイミなし」と学習して、戦いは終結します。つまり難病が治るのですが、薬とストレス のせいで、現代人は免疫が極端に弱っているのです。


          ◇


 9割がたの薬(西洋医学の薬)は免疫力を下げる薬であると、松本仁幸 医学博士はおっしゃっています。

 ではここで、タ〜イム・ニショック☆
 9割がたの薬に入っているという、免疫力を下げる成分とは、何?

  (1) ステロイド
  (2) アンドロイド
  (3) メトロイド、オモロイド。




 答えは……


  (1) ステロイド




 そろそろ私自身が寒いので、他の選択肢についてはノーコメントでいきます。
 このステロイドという薬は、免疫細胞の細胞核に入りこみ、細胞を自殺させたり、遺伝子を書き換えてしまいます。
 免疫の細胞が死ねば、働けないのは当然ですが、生きていても、遺伝子という "動作設計書" が狂っていると
 「ミサイル発射ァー! あ、あれ? ミサイル出ねぇや」
 という状態になります。事実上、免疫が死ぬわけです。

 こうして、ステロイド(9割がたの西洋薬)を使えば、免疫全滅、となる。
 なるほど、免疫さえ止めてしまえば、異物を攻撃できなくなるのだから、その「とばっちり」である痛みもかゆみもなくなるでしょう。しかし、その先に待っているクラススイッチも免疫寛容も永遠に来ません。
 それどころか、ステロイドは免疫に関係しない他の細胞にまで入りこみ、その遺伝子をいじってしまいます。
 こうして書き変えられた遺伝子は、わけのわからない新しい病気を生みだすようになります。松井の場合、間質性肺炎(かんしつせいはいえん)になりました。クローン病よりも怖い難病です。さいわい、きわめて初期だったのと松本理論のおかげで漢方薬で治りましたが、ふつうは発症すると生存可能なのは10年以内といわれ、美空ひばりさんはこれで亡くなっています。


          ◇


 薬と同じはたらきをするのがストレスです。

 ストレスを感じると、体は「いま敵に襲われているのだ」とカンちがいし、 すべてのエネルギーを戦いのエネルギーに振り向けます。体が使っているエネルギーにはもう一つ、回復のエネルギーもあるのですが(これが免疫)、そっちは止めてしまうのです。
 ストレスを感知すると体はあるホルモンを出します。このホルモンがステロイドです。自分の免疫を止める薬を、自分で体じゅうにバラまいてしまうのです。

 昔は、ストレスなんて、トラとかマンモスとかほんとに敵に襲われたときだけでした。一時的なものだったのです。だから免疫は、このシステムでよかった。戦うときは体の修復などそっちのけにし、休むときはキズついた体の回復に専念する。これでつりあいがとれていたのです。
 ところが現代人は、変わっちゃった。24時間戦っている。「わたしは薬なんて飲まない」という人も "ステロイド漬け" になっているのです。

 それじゃ、みんな難病になってしまうじゃないか! どうすりゃいいの?

 つづく。




  ┏━ きょうのニショックイズ ━━━━━━━━━━━┓

    現代人は(  と    )のせいで
    免疫が人類史上最弱になっている。
    そのため、治らない病気などないのに、
    治らない病気で苦しんでいる。

                       答. 薬とストレス

  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ヲタクでない人のための、ファミコン講座♪

 「燃えプロ」シリーズとは、株式会社ジャレコから1987年〜2004年にわたって発売された一連のスポーツゲームの総称。その凶悪な操作性と理不尽なゲーム内容が多くの(一部の)ファミコンファンにマゾヒズム的快楽を喚起した。
 しだいにゲームは洗練されまともな内容になってしまったが、初期の作品は「クソゲー」と呼ばれ今なお愛されている(かも)。




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ハリ・灸・漢方、なぜいいの? [2012年03月12日(Mon)]

 こんなメールをいただきました。


> いつもメルマガ楽しみにしています。
> 今回の『化学物質と共存するまで』という図は、アレルギーや
> 膠原病になる過程、
> 免疫寛容に至る過程が非常に判りやすく勉強になります。
> この図の中で、『逆クラススイッチ』というのがあるのですが、
> これが勉強不足で
> よく判りません。クラススイッチに逆はあり得るのでしょうか?
> よろしくお願い致します。
> (S)




 ごめんちゃ〜い!

 あの図、
 http://www.2shock.net/img/chart2max.jpg

 復習といっておきながら、「逆クラススイッチ」は新しい内容でした……。
 説明します。




 ◆クラススイッチと逆クラススイッチ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 戦う相手に応じて攻撃形態を適切に切り替えるのがクラススイッチ、不適切に切り替えてしまうのが逆クラススイッチ
です。
 どういうことかというと、化学物質が入ってきたときに、免疫はまず
「とりあえず殺しておこう」
 と殺傷兵器であるIgG抗体を撃ちまくるのですが、やがて
「こいつは死なない敵だ。じゃ、追い出そう」
 と作戦を変更、敵を捕獲し追放するための兵器であるIgE抗体を撃つようになる、これがクラススイッチなのに、逆クラススイッチは、これを逆に切り替えるのです。
 つまりせっかく異物をIgE抗体で外に出していたにもかかわらず、途中から、化学物質を殺そうと考え、IgG抗体で攻撃しはじめることをいいます。

 IgG抗体で攻撃し続けている状態が膠原病(こうげんびょう)、IgE抗体で追い出し続けているのがアレルギーです。
 アレルギーの人が膠原病に進んでしまうことがあるのはこの逆クラススイッチが起きたからです。私も、幼いころから花粉症を持っていました。それが青年になってクローン病になったのは、逆クラススイッチが起きたためです。
 ではその原因は何でしょうか。
 免疫が強く抑えられたからです。
 さらにその原因はというと、薬とストレスです。

 これを治すにはどうしたらいいか?
 再び適切なクラススイッチをおこない、膠原病をアレルギーに戻さなければいけません。
 それには免疫力を高めるほかない。
 免疫力を高め続ければクラススイッチから免疫寛容(めんえきかんよう)へと進み、化学物質と休戦条約を成立させ、死ぬまで化学物質と共存できる体になります。これで完治です。




 ◆免疫力を高める方法は?
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ではここで、
 最後のタ〜イム・ニショック♪

 その、「免疫力を高める方法」とは、何?


  (1) 漢方と鍼灸(しんきゅう)
  (2) 拳法でバタンキュー
  (3) 北斗神拳で指先ひとつでダウンさひでぶぅぅぅ




 答えは……


  (1) 漢方と鍼灸




 まずはともあれ薬とストレスを除くことが必要ですが、いったんそれらで弱り切ってしまった免疫は、弱らせた原因を除くだけでは元に戻りません。刺激してやらなければ。
 その、「免疫を刺激する方法」が【 漢方 】と【 鍼灸 】なのです。
 図では、ここへさらに【 少食 】を加えてありますが、これは甲田療法愛好家である私が勝手に加えました。松本仁幸博士は、食べ過ぎはいけないとおっしゃっていますが厳しい少食は治療に取りいれておられません。

          ◇

 なぜ漢方・鍼灸は免疫力を上げるのでしょう?
 松本博士のホームページから引用します。

 「異物が入ることや皮膚に傷がつくことが免疫の働きが開始される一番のキッカケになるのです。鍼は人間にとって異物であるステンレスからできており、皮膚に突き刺すと傷がつきます。お灸はやけどを人為的に起こすことによって傷を治そうとする免疫を上げるのです。もちろん熱は免疫の働きを高めることは言うまでもありません。いわば無理やりに異物を入れて傷をつけ体温を局所的に上げることによって免疫が覚醒し、異物を排除しようとする戦いをカスケード的に連続的にやるのです。さらに漢方煎じ薬は苦い薬草の成分を免疫は異物と感ずるからこそ免疫が上がるのです」




 以上で復習クイズ・タ〜イムニショックを終わります♪




  ┏━ きょうのニショックイズ ━━━━━━━━━━━┓

    難病を治すには免疫力を高めねばならない。
    免疫力は(   と   )で高まる。


                          答. 漢方と鍼灸

  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛




 ◆補足: 免疫のリバウンドについて
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 最後に、も〜ひとつだけ。

 つまりアレルギーの人が、一段階重く、よけい治りにくくなったのが膠原病なんです。
 本来、アレルギーなら免疫力を高めることですぐ免疫寛容にいたります。ところが、膠原病に進んでしまうと、やっかいで、まずクラススイッチをめざし、そこからさらに免疫寛容をめざさないといけません。
 そこのところを、図では一本道で簡略に描いたのですが、ほんとうは複雑な分岐をたどります。
 そこで。

 調子に乗って、もう1枚、描いちゃいましたぁ♪

 (クリックすると拡大)
 chart1min.jpg


 左半分は、目で追っていってもらえればおわかりいただけるでしょう。
 右の、2つのマルの先、"免疫力は正常?" を "No" に進んでぐるぐる回るところがありますね。ここなんですが、じつは、漢方と鍼灸をすればまっすぐ免疫寛容に向かっていくのか、というと、必ずしもそうではなく、なかなか免疫力が上がってくれなくて

 "免疫力は正常?"
 "No"

 "免疫力は正常?"
 "No"

 といつまでも回ってしまうことがあります。
 すると、治療しているのによけい症状がひどくなったように感じるし、はたから見ても悪くなったとしか思えない状態になります。
 これを【 免疫のリバウンド 】といいます。

 この免疫のリバウンドとの戦いが、松本医学で難病を治すうえでのつらく厳しい戦いなのです。
 ここを、

 "免疫力は正常?"
 "Yes!"

 と進み、治る方向にむかっていくには、つらいリバウンド症状に耐え、
「あんた、治療してるのに悪くなってるじゃん」
 という周囲からの批判にも耐え、ひたすら免疫力を高めていく必要があります。
(なお、逆クラススイッチはこの図では省きました。入れるとしたら、いちばん右上の "免疫力は正常?" を "No" に進みかけたところで左へ進まずさらにその下の "免疫力は正常?" の "No" へと飛びこえてしまったのが逆クラススイッチです。あ、ややこしけりゃ、ここまで分かる必要はないんですが。)

          ◇

 私は、この図の右側の下のマル "膠原病(クローン病など)になる" から右上の "完治" をめざし、2年前、松本医院での治療をはじめました。

 それで、いま、どうなっているのか?

 お待たせしました〜!
 次回から『くろーん病中膝栗毛』を再開します☆




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 こんなややこしい話を、よくぞここまで読んでくださいました。そのぶん、『くろーん病中膝栗毛』、お楽しみくださいっ!





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『クローン病中ひざくりげ』再開だっ! [2012年03月20日(Tue)]

 では予告どおり、漢方と鍼灸(しんきゅう)で松井にどんな変化があったのか、レポートを再開します!
 舞台はいまから2年前です。




 ◆続・クローン病中ひざくりげ(1)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 免疫力を上げる治療をはじめてから3ヵ月たったころのこと。
 ひさしぶりに、現代医学の検査を受けた。
 おこなったのは「大腸ファイバー検査」。ふつう、大腸にカメラをいれるときは前の日に食事制限をしないといけないが、その必要がなく、準備といえば当日の朝に下剤をのむだけ。検査じたいも、麻酔をつかわず、肛門からファイバースコープ(カメラ)を入れたらあまり奥まで進入させずに肛門から近いところの大腸だけを見るというもの。さしずめ「内視鏡(ないしきょう)検査」の簡易版といったところだ。
 さあ、これで、3ヵ月やってきた漢方治療の成果がわかるってもの。楽しみである。

 このとき、自覚症状としては、クローン病らしい症状がほとんどなかった。
 腹痛は、まえのような転げ回るようなものでなく、ときどき、腸が動いて便が通過しているときにその箇所が鈍く痛むていど。トイレで用をたしたら血で真っ赤になった、なんてことももうない。熱も、以前はしょっちゅう38度とか39度とか出ていたが、ここのところずっと平熱。
 これは期待できるのでは?

          ◇

 検査をおこなう病院に到着。
 まずは採血をすませる。このあと、いよいよ肛門を掘られるのである。
 「松井さん、こちらです」
 呼ばれて検査室に入ると……。
 げっ! めちゃくちゃカワイイ看護師さんじゃないか! 検査の助手をしてくれるのだろう。
 なぜ。なぜ、こんな日に限って。
 あなたとは、ふだんのなんでもない検査で出会いたかった。なぜ、よりによって、おしりを見せる今日なのだ。
 やがて先生が登場。さすがに男性である。ホッ。

 「では、入れていきますね」
 寝台に横向きで寝ると、すぐに始まった。
 あれ? 映像は見せてくれないんだ。ま、あとで写真が見られるからいいのだが、チト残念。
 肛門に潤滑ゼリーが塗られ、ファイバースコープが入っていく。どんどん奥に進むのを感じる。だが、痛くない。まえは、カメラが進むだけで痛かったのだ。やっぱり治ってきてるのでは?
 と期待していたら、あるていど進んだところで
 「痛い!」
 思わず声がでた。
 「じゃ、このへんでやめときましょう」
 検査終了。カメラが抜かれた。

 痛みの余韻にたえつつ横たわっていると、あの看護師さんが近づいてきた。
 「おしり、ふきますね」
 え?
 ええええ? ちょっと待っ……

 あ、

 ああ〜

          ◇

 「松井さあん、どうぞ」
 呼ばれて、こんどは診察室へ。先生から説明があるのだ。さあ、どれだけ良くなっているかな?

 まずは大腸の写真をパソコンで見せてもらう。
 ありゃっ!?
 なんだよ、まだぜんぜん潰瘍(かいよう)あるじゃんよ!
 でも、でも、前回より潰瘍の厚さが減ってるようにも見えるぞ。面積も減ってるような。
 先生、すかさず
 「前回どおりですね」
 ……。
 先生! もっとよく見てください。ほら、このへん、減ってません?
 減ってないのか……。

 つぎは血液検査の結果について。
 「CRP、これは炎症の度合いをあらわす数値ですが、3.57、前回から横ばいですね。アルブミンが4.0で、栄養状態はだいじょうぶです。鉄分は13.0、軽い貧血ですが、症状が出る値ではありません。全体として、横ばいですね」
 がちょーん。

          ◇

 この日までに私は、毎日、漢方薬を食前・食後に1日合計6回飲み、寝るまえに熱いお灸をし、たま〜にハリをしてもらう、という生活を3ヵ月してきた。
 腸の痛みがほぼ消え、かわって、おでこに赤いプツプツが、わずかに出た。
 これはつまり "クラススイッチ" が始まったんじゃないか、と思ったが、3ヵ月では、まだまだ、こんなところのようだ。
 「やっぱり難病なんだなぁ」
 と、つくづく実感した次第。

 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 その後、その看護師さんとは二度と会わない。幸か不幸か。





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治療をはじめてからの日記(実物)です [2012年03月30日(Fri)]

 前回のつづき、いきま〜す!




 ◆続・クローン病中ひざくりげ(2)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 検査結果の説明を終えると、医師はこう続けた。

 「甲田療法だけでは、充分でないと思います。現状維持できればいい、という考えもありますが、現状維持のままでは、腸に穴があいてきたり、手術が必要な状況になりやすくなります。私のおすすめとしては、とりあえず食事の半分は栄養剤にして、あと半分を食べものにすることですが、考えてみられてはどうですか」

 この先生は甲田療法をごぞんじなので、私はみてもらっていたのである。
 西洋医学に頼るつもりはなかったが、クローン病がいまどうなっているかは把握しておきたい。そのため、もっぱら検査を受けることが目的でこの病院をたびたび訪れていた。
 初めて訪れたとき、まだ私は松本理論をしらなかった。ずっと、甲田療法でやっていくつもりだった。だから先生も当然、私は甲田療法でがんばっていると思っておられる。

 「先生、ご報告しておいたほうがいいと思うんですが……」
 おそるおそる、切り出した。
 「免疫力を上げようと思って、最近、漢方薬を飲みはじめたんです。あと、ハリとお灸をしています」
 「そうなんですか」
 意外なほど、あっけなく返された。

 「それはどこかに行かれてるんですか?」
 「大阪の松本医院というところに通っています」
 「漢方薬に詳しい医師ならこの病院にもいますし、ツムラの漢方薬も出せますよ。もし、そっちがタイヘンになりましたら、言ってください」
 なにか意見されるのではないかと不安だったので、ホッとした。

 「漢方薬は、どんなの飲まれてますか?」
 「生薬(しょうやく)のままもらって、自分でグラグラ煮出して飲んでいます」
 「ああ、なるほど。たしかに自分でやると、ありがた〜い気になってきますが、ツムラのものでも効きますよ」
 「……」

 「では、それでしばらくやってみたいということですね」
 「はい」

 患者の意思を尊重してくれる、いい先生なのだ。
 とはいっても、なぜ私が西洋医学をこれほど拒むのか、どうして痛みがおさまる薬を受けいれないのか、もどかしく思っておられることは、ひしひし伝わってくる。
 ああ、早く、結果を出したい。クローン病が治る病気であることを、知ってもらいたい。
 そのためにも、がんばろう。

          ◇

 で、その松本理論での治療だが。
 経過をメモしたものがあるから、掲載しておこう。
 こんなぐあいである。


 <治療開始1日目>(2010/4/22)

 初めて、漢方薬を煎じて飲む。お灸(市販の温灸)をすえる。漢方薬は案じていたほどニガくなかったが、お灸は耐えがたい熱さだ。
 オナラが出やすくなったのを感じる。いつもパンパンだった腹が、かつてなくヘコんだ。
 それと、いつも冷えている手足がポカポカだ。
 なお、体重は50.4kg。

 漢方薬の処方は、以下のとおり。うっ、ところどころ、漢字が読めねぇ。

 【食前】
 葛根黄連黄ごん湯……胃や腸管の炎症や潰瘍を改善し出血を止める。

 (内容)
 ・花扇カッコン……マメ科、筋弛緩剤、項背部の凝りをとる作用。
 ・花扇オウレン……炎症をとる。
 ・高砂オウゴン……コガネバナの根、抗炎症。
 ・花扇シャクヤク……芍薬の根。

 【食後】
 排膿散及湯……蜂窩識炎、フルンケルに効果的。

 (内容)
 ・高砂キジツ……ダイダイの未熟果実、苦味健胃、腹部の緊張弛緩。
 ・花扇キキョウ……キキョウの根、きょ痰、排膿。
 ・花扇シャクヤク……芍薬の根。
 ・花扇タイソウ……ナツメの実、強壮、緩和。
 ・花扇ショウキョウ……ショウガの根茎、胃腸を整える。
 ・花扇カンゾウ……マメ科、バッファー作用、平滑筋弛緩作用。

 【頭痛・肩こりがするとき】
 ベルクスロン錠……抗ヘルペス剤。

 【腹痛・発熱時】
 フロモックス錠……細菌による感染症の治療に用いる薬。


 <2日目>(10/4/23)

 起床後のおなかの張りぐあいが、いつもの半分ほどになっている。


 <3日目>(10/4/24)

 下痢をもよおして目が覚めるのが通例だったが、自然に目覚めて便意もなし。もよおしてトイレに行っても、いままでのように座ったと同時にバーッと出るのではなく、時間がかかり、量も少なかった。久々に、固形の便がのろのろ出てくるような感覚がした。が、出てきた便の形状は変わらず。
 夜中に両ヒザ、明け方に両ヒジの関節が少し痛んだ。さっそくヘルペスとの戦いも始まったようだ。


 <4日目>(10/4/25)

 夜トイレに立ったとき、両ヒザが痛んだ。明け方、目が覚めるとヒザの痛みはなくなっていて、こんどは右手の親指と人差し指の間、および右腕のヒジの内側が痛んだ。これも起床後まもなく消えた。
 便がなかなか出ない。またしても、腸のなかを固形の便が進んでいるような久々の感覚があったが、まだ軟便だった。それでも、粘度がアップしているかんじ。とにかく、便意と同時にトイレにかけこみ、座ると同時にバーッとやる以外なかったのと比べ、劇的向上といえよう。回数も、これまでの5分の4か3分の2くらいになった。


 <5日目>(10/4/26)

 顔にブツブツが出ている。
 昼、15分ほど仮眠をとって目覚めた直後、右の耳の奥が痛んだ。ここが痛むのは初めてのことだ。


 <6日目>(10/4/27)

 かつてないほどぐっすり眠れた。
 便は、形状は変わらないが出にくくなっている。と思っていたら、午後から悪化。悪化というか、漢方をやる前に出ていた水様便が漢方後はじめて出た。


 <7日目>(10/4/28)

 起床後、頭痛がして、すぐ消えた。寝起きにヘルペスによる神経痛がおきるのがパターンになってきた。
 初診から1週間がたったので、言われていたとおり、先生にお電話。血液検査の結果をきく。
 すると、なんと
 「松井さん、間質性肺炎があるよ」
 とのこと!
 電話後、気になってネットで調べてみるとこれがとんでもない病気だ。しかも、クローン病の標準薬 "ペンタサ" によってつくられたものであると。薬は怖いと聞いていたから、たしか2週間だけ飲んで、あとはもらっても捨てていたのだが。
 「免疫は抑えられたこと全部覚えとるんやで!」
 とのこと。ぞっとした。

 それから、
 「おしりからウミが出てるの、わかりますか」
 「はい、わかります」
 ていうか、先生こそ、なんで分かるんです?

 CRPは4.4と高め。
 アルブミンも下がっていることがわかったので、アミノ酸の顆粒を1日2回飲むことに。

 聴診器をつかわれない先生は、甲田先生だけかと思っていた。
 ところが松本先生もそうで、しかも、血液検査の値だけで何が起こっているかすべて把握されている。
 なぜ私は、このような名医にめぐり会えるのだろう。
 クローン病にはなったが、それが本当に、ありがたい。
 必ず、治す。

 (つづく)


 ※松本医院での診療を希望される方は
  松本医院ホームページ http://www.matsumotoclinic.com
  熟読のうえにも熟読されてからになさいますよう、
  お願いいたします。




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 日記に出てきた「アルブミン」っていうのは血中のタンパク質の一種で、体内の水分量を調整してるのね。これが減ると水分調整がうまくいかなくなって体がむくんでくるのだ。

 で、難病の人はこれが減りやすい。
 理由は、同じタンパク質である「抗体」をつくるほうが忙しくて、アルブミンの生産に手が回らなくなるから。だから、こんなときはタンパク質の原料であるアミノ酸をとらなきゃいけないってわけ。

 こんなこと知っててキチンと対処してくださるのもおそらく松本先生だけでしょうね。




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