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松井 二郎
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少食にできちゃう、あの調味料 [2011年07月04日(Mon)]

 さいきん、甲田光雄先生の本を読み直していて
 気がついたことがありました。




 先生の食事指導は、現役であられた約50年間、
 一貫して変わっていません。

 「1日2食のメニュー例」

 も、どの本を読んでも同じです。


 ところが、

 晩年になってから、
 ひとつだけ変えておられるところがあったのです。


          ◇


 甲田先生は50年間ずっと
 このように教えておられました。


 【 昼:食事の量を以前の8割にする。主食はなるべく玄米に。

   おかずは、野菜、豆腐、イモ類、海藻類、小魚を中心にする 】


 【 夕:食事の量を腹8分目にする。主食はなるべく玄米に。

   おかずは、野菜、豆腐、イモ類、海藻類、小魚を中心にする 】




 それを、最晩年の著書では、このように
 変更されていたのです。


 【 昼:食事の量を以前の8割にする。主食はなるべく玄米に。

   おかずは、野菜、豆腐、イモ類、海藻類、小魚を中心にする。

   塩(天然塩) 3グラムをご飯にのせて摂取


 【 夕:食事の量を腹8分目にする。主食はなるべく玄米に。

   おかずは、野菜、豆腐、イモ類、海藻類、小魚を中心にする。

   塩(天然塩) 3グラムをご飯にのせて摂取




 "塩をとること" をつけ加えておられます。


          ◇


 先生は、メニューにはわざわざ書かずとも、

 塩をとることの重要性はずっと説いて
 おられました。




 塩が不足すると肝臓がはたらきません。


 肝臓の仕事のひとつに、

 "糖をつくりだして血中に送りこむこと"
 があります。


 塩分をひかえていると、

 血糖値がさがっても糖がつくられず、
 ムダな空腹感をかんじてしまう。


 そのために

 「あ〜ガマンできない」

 と間食に手がでるようになるのです。




 このごろは間違った減塩ブームで、

 塩分をとりすぎる問題よりも、

 とらなさすぎる害のほうが
 大きくなってしまっています。


 なぜ、食べても食べても、おなかがすくのか、
 わけもわからず、

 一億総食べすぎ時代になっている。




 そんな現状を嘆かれて、

 「塩(天然塩) 3グラムをご飯にのせて摂取」

 の一文を追加されたのではないか?


 推測ですが、そう思わずにおれません。


          ◇


 じっさい、
 塩をしっかりとるだけで少食にできるんですよ。

 食事の満足感が格段にあがります。


 おいしくないものを食べていても食事の量は減らせません。




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 ◆ くろーん病中膝栗毛
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 では、前回の続きです。


          ◇


 (クローン病の宣告をうけて5年目。

  腸がズタボロになっている私に、

  医師は「"レミケード" をやってみませんか?」
  とすすめた。

  なに、それ?)




 「いまは、レミケードといって、よく効く薬があるんですよ。

 2時間くらい点滴をするんですが、
 これをやると症状がほとんど出なくなります。

 いちど打てば、8週間くらいはその状態が保てます」


 医師はそう説明した。




 レミケード……。
 そんな薬、あったっけ?

 帰宅後、クローン病のパンフレットをひらいた。


 あ、これのことか。




 「【 抗TNF-α(アルファ)抗体 】


 クローン病では、
 症状が悪化しているときに、

 TNF-α(腫瘍壊死因子 [しゅようえしいんし] )
 と呼ばれる

 サイトカイン
 (生理的な作用を有する物質)

 が増加しています。


 さらにTNF-αは、

 炎症を引き起こす
 サイトカインネットワークの上流に位置し、

 下位のサイトカインを調節することが
 明らかにされています。


 そのため、

 このTNF-αの作用を抑える
 ための薬として、

 抗TNF-α抗体
 (一般名:インフリキシマブ、商品名:レミケード)

 が開発されました」




 うん。これだ、これだ。
 "レミケード" って書いてある。

 その先の説明を読んだ。


 ぞっとした。




 「このお薬は、

 これまで使われていたお薬や栄養療法が効かない
 中程度から重度の患者さんや、

 腸管と皮膚などに瘻孔(ろうこう)ができている
 患者さんに、

 点滴で投与されます。


 このお薬を投与すると

 速やかに症状が消失し、
 さらにその効果は約8週間前後持続すること

 が報告されています。


 有効性が高く、
 非常に期待も高いお薬ですが、

 効果のない患者さんがおられるのも事実です。


 また
 時間の経過とともにその有効性も低下してくる
 ことも明らかになっています。


 副作用として、


 強力に免疫機能を抑制してしまうことから、

 通常は問題ない細菌などによる感染症が
 生じることもあります。


 また、点滴注射時に重い副作用が生じたり


 再投与後に

 発疹、
 発熱、
 関節痛

 などの過敏症がおきる場合もあります。


 したがって、
 このお薬は慎重な管理のもので投与される必要があり、

 また、投与後に
 体の調子がおかしいと感じた場合は、
 主治医や薬剤師に相談してください」


       (日比紀文監修『第2版 クローン病の正しい知識と理解』)


          ◇


 なんと恐ろしい薬だ。


 そして、

 こんな "最後の切り札" をすすめられるほど、

 私の体は危険な状態にある
 ということなのか。




 (つづく)




 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 「My塩」を持ち歩いています。




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大阪・松本医院をたずねてみた [2011年07月13日(Wed)]

 前回

 「塩をとることは大事ですよ」

 という話をしました。


 少食にするためにも、そうなのですが、

 これから暑くなるこの時期、とくに
 塩分補給は大切です。


          ◇


 汗の塩分濃度は、約0.65%。

 500ミリリットルの汗をかけば、

 3グラム以上の塩が、
 体から失われることになります。




 私たちは、体内でバイ菌が繁殖するのを
 3つのもので抑えています。

 塩、砂糖、アルコールです。


 体から塩がなくなれば、

 砂糖か、そうでなければアルコールを
 体は欲しがるようになります。

 風呂あがりのビールがうまいと感じる理由は
 ここにあります。




 必要な塩まで制限するから、

 はるかに害の大きい
 砂糖・アルコールに手がでるのです。


          ◇


 真夏でも灼熱の溶鉱炉に向かう鍛冶屋さんは、
 塩をなめながら仕事をするとか。


 汗をかいたあとには、水はもちろんのこと、
 塩分も補給しなければいけない、

 と甲田先生はおっしゃっていました。




 ◆ くろーん病中膝栗毛
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 では、こっちも前回の続きです。


          ◇


 「レミケードをやってみてはどうです?」




 いかにも気軽なかんじで
 すすめられたのだが、

 パンフレットを読むと、その効能たるや


 "からだの自然治癒力を停止させることで、
 症状を封印すること"


 なのだった。




 自然治癒力を上げる甲田療法と、真っ向から反発する。

 こんなことをしたら、
 甲田療法の努力を帳消しにしてしまうじゃないか。

 とうてい、受け入れられない。




 とはいえ、

 どうしたらよいのだろう?


 甲田療法を、私はひとりで極めることができるか。


 そもそも、ひとりで甲田療法をやって、
 完治できるものなのか……。

 前人未踏の領域である。




 私は甲田式健康法のファンだ。

 たぶん、死ぬまで1日2食を続けるだろう。


 だが、
 1日1200キロカロリーの、厳しい

 甲田 "療法"

 については、

 自分は、その器でないことを、いやがおうでも
 知らされかけてきていた。


          ◇


 このころの私は、
 甲田療法の助けにしようと、

 整体、

 酵素療法、

 乳酸菌療法、

 はてはモーツァルト療法まで、

 いろんな自然療法、民間療法を
 試しているところだった。


 そのなかでお世話になった整体師さんから、
 こんなメールをいただいたのだ。




> 以前、探し当てた情報で、
>
> クローン病を漢方で完治させた例のある病院が
> 大阪府高槻市にあるのですが、
>
> 漢方とはいえ薬なので敬遠されるかと思い、
> あえてお伝えしませんでした。
>
> 下記がその医院のホームページです。
>
> 理論としてはかなりしっかりしているものだと思います。
>
> http://www.matsumotoclinic.com




 URLをクリックしてみた。




 このころの私は、難病の治療法は
 あらかた研究したつもりで、

 たいていのことには驚かなくなっていたが、

 ここに書かれてある
 クローン病の原因と完治の理論に魂がふるえた。




 その医師は、奇(く)しくも
 甲田先生と同じ大阪におられた。

 私は、大阪にむかったのである。


          ◇








  ―― ここから

   『くろーん病中膝栗毛 第2部』本編スタートです ――








          ◇


 医院のなかは漢方薬のにおいが
 ただよっていた。


 いっぱいの待合室には、
 顔を真っ赤に腫(は)らしている人が多い。

 アトピーが噴き出ているのだろう。




 医院の壁には、
 いろんな貼り紙がしてあった。

 こんな内容である。


 「あなたが、この医院に来られるまで、どんな治療をしてきたか
 分かりません。
 したがって、治療の過程でどんなリバウンドが出るか分かりません」


 「治るまでの期間も、リバウンドの強さも、分かりません。
 これまでどれだけ薬で免疫を抑えてきたかによります」




 こんな貼り紙も。


 「治った方には手記を書いていただきます」

 「患者さんは、必ず自分の病気の手記を読まれて
 お待ちください」


 見ると、本棚があって、
 病気別にファイルされた手記がズラッと並んでいる。

 リウマチとアトピーのものが特に多かった。


 その中に

 【 潰瘍性大腸炎 】

 というファイルがあったので、ひらいた。

 私のクローン病とほぼ同じ病気である。

 いろんな人の途中経過がしるされていて、
 多くの患者が好転していた。




 読んでいるうちに私の名前が呼ばれた。

 診察室に入る。
 まずは看護師のかたが採血をしてくださった。

 それが終わると、またしばらく待合室で待機。


 「松井さあん」

 ふたたび名前が呼ばれる。


 先生と面会だ。




 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 持ち歩いている「マイ塩」、

 外食店で使ったら、店の人にあからさまに
 イヤな顔をされたことがあります。


 そうだよなあ。
 この人は、自信を持って味つけしてるんだもんなあ。

 これからは死角を狙って塩をふるようにしようか。


 って、いやまて、

 味つけがしっかりキマっていれば、
 こっちだって塩などふらんのだ。


 やっぱり、あからさまにふってやろうか。




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このさい肉をやめるべき? [2011年07月21日(Thu)]

 放射性セシウムで汚染された牛肉が
 問題になっていますが、


 この騒ぎの根底にあるのは

 "肉というものは食べねばならない"

 という誤った認識です。




 「肉を食べないと強い子になれないよ!」

 と戦後の日本人は子供のころから教育されてきました。


 結果、どうみても、肉を食べなかった時代よりも
 日本人は貧弱になっているのですが、


 どこの誰の入れ知恵なのか、目の前の結果には見向きもせず、

 あいもかわらず机上の栄養学に学校は振りまわされ、

 学校を卒業して久しい人たちも
 肉食信仰を植えつけられたままでいます。




 "肉を食べれば肉がつく" は誤解。


 タンパク質は、そのままでは人体にとって毒ですから、

 消化してペプチドに、
 さらに消化してアミノ酸にしてから吸収し、

 そのアミノ酸を材料にして
 人体むけの(毒ではない)タンパク質に組み替えられます。


 タンパク質は、
 肉だろうが、豆腐だろうが、

 しっかり血や肉になってくれます。




 そうなると、
 問題なのは「どっちのほうが健康的か」ということで、

 それは、宿便になりにくい豆腐のほうがよい

 と甲田光雄先生は説いたのでした。


          ◇


 ただ、

 "朝食を抜くこと" に比べたら、"肉をやめること" の
 重要度はずっと低い。

 食べても健康は維持できます。

 肉をやめろ、と
 それほど目くじらを立てることではありません。




 けれども、

 "肉というものは食べねばならない"

 という強迫観念があるせいで、
 肉に汚染がおきると大混乱になってしまう。


 この洗脳を解(と)いておく必要はあるでしょう。




 ◆ くろーん病中膝栗毛
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 (2010年4月。

  大阪の松本医院
  http://www.matsumotoclinic.com

  を私はたずねてみたのだ。)




 「ホームページは読んでくれた?」

 松本仁幸先生は、開口一番、そう言われた。


 「はい」

 「書いてあること、わかった?」


 「はい、よくわかりました」

 いま思うと、まだ "わかったつもり" だったのだが。




 「なんでここに来らはった?」


 「治る、と断言されていたからです」

 「うん、そうか」


 「あ……そうじゃありません。
 治る理論が完璧に書いてあったらからです」

 「そやろ! それが聞きたかった」


 先生は磊落(らいらく)に笑い、
 それから速射砲のようにしゃべりだされた。

 私が1しゃべったとすると、先生は100ほど話された。

 豪放なご性格である。




 そして、問診が終わると

 「必ず治してあげるで!」

 と力強く握手してくださった。


          ◇


 先生は、こう付け加えられた。

 「まあ、治すといっても、ぼくが治すんじゃありません。
 あなたの免疫が治してくれるんです」




 そのあとは別室にうつって鍼灸(しんきゅう)となった。

 これは鍼灸師のかたがおられて、そのかたが
 してくださった。

 初めて体験するお灸は
 思わず声をもらすほど熱かったが、

 鍼(はり)は意外なほど痛くもなんともなかった。




 日も暮れたころ、私は漢方薬をどっさり抱え、
 急行電車に揺られて帰宅した。


          ◇


 1週間後。


 松本医院に電話した。

 血液検査の結果を知らせるから電話するように、と
 言われていたのだ。

 松本先生は、血液検査の値をみれば
 その人の体になにが起きているか
 すべて分かってしまうというのである。




 電話に出られた先生は、

 血液成分の気になるところを指摘し、

 それが、いま体に起きている異変とどんな関係が
 あるのかを説明していかれた。


 そのうちに、
 こんなことを言われた。


 「松井さん、間質性肺炎(かんしつせいはいえん) があるよ」




 クローン病よりも恐ろしい難病だった。


 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 「夏バテしないように、肉を食べよう」も、
 もちろんウソ。


 しかし

 「夏バテしないように、豆腐を食べよう」だと、
 どうもしっくりこない。

 豆腐の、あのふにゃふにゃした姿が、頼りないのである。


 豆腐のかどに頭をぶつけて死んじまえ、というのも
 明らかに豆腐をばかにしている。




 だが、外見にまどわされてはならぬ。

 欧米列強を次々となぎ倒す
 なでしこジャパンをみよ。

 見かけの頑健さで勝敗がきまるのではないのだ。


 がんばった! 日本。

 がんばれ、豆腐。




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クローン病では死なないが…… [2011年07月30日(Sat)]

 ◆ くろーん病中膝栗毛
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 (初診から1週間、

  血液検査の結果をきくため
  松本仁幸先生と電話で話した。

  すると……)


          ◇


 「松井さん、間質性肺炎(かんしつせいはいえん) があるよ」


 えっ? 肺炎?

 なんで?


 「ほんとに、ペンタサ飲んでなかった?」


 "ペンタサ" というのは
 クローン病になると必ず飲ませられる薬のことだ。


 飲んだことは飲んだが、

 こわくなって、すぐに服用をやめたものだから、

 「薬は飲んでいませんでした」
 と伝えていたのである。




 「2週間くらいですが、飲みました」

 「そやろ! それを言わなアカン。
 免疫はな、抑えられたこと全部おぼえとるんやで!」


 ぞっとした。


 「ま、すぐ死ぬ病気やありまへん。だいじょうぶや。
 この世に治らん病気はないで!」




 電話のあと、

 私は「死ぬ病気」という言葉が気になってきて、
 ネットで調べてみた。


 ウィキペディアにこう書いてある。


          ◇


 【 間質性肺炎 】

  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 間質性肺炎(かんしつせいはいえん)は
 肺の間質組織を主座とした炎症を来(きた)す疾患の総称で、

 非常に致命的であると同時に治療も困難な難病である。

 (略)

 1989年6月には、歌手の美空ひばりがこの病因により、
 52歳の若さで亡くなった事でも知られる病名である。




  病態概念

 肺は血液中のガスを大気中のものと交換する器官であり、
 大気を取り込む肺胞と毛細血管とが接近して絡(から)み合っている。

 それらを取り囲んで支持している組織が間質である。


 通常、肺炎といった場合には
 気管支もしくは肺胞腔(はいほうくう)内に起こる炎症を指し、
 通常は細菌感染によるものを指す。

 間質性肺炎の場合は

 支持組織、特に肺胞隔壁(はいほうかくへき)に起こった
 炎症であり、

 肺胞性の肺炎とは異なった症状・経過を示す。


 大きな特徴は2つである。


 ・肺コンプライアンスの低下

  いわば「肺が硬くなる」。

  肺の支持組織が炎症を起こして肥厚(ひこう)することで、
  肺の膨張・収縮が妨げられる。

  肺活量が低下し、空気の交換速度も遅くなる。


 ・ガス交換能の低下

  間質組織の肥厚により毛細血管と肺胞が
  引き離される。

  その結果、血管と肺胞の間での
  ガス交換(拡散)効率が低下し、特に酸素の拡散が
  強く妨げられることになる。




  症状

 その病態から、
 呼吸困難や呼吸不全が主体となる(息を吸っても
 吸った感じがせず、常に息苦しい)。

 また、肺の持続的な刺激により咳がみられ、

 それは痰を伴わない乾性咳嗽(かんせいがいそう)である
 (痰は気管支や肺胞の炎症で分泌されるため)。


 肺線維症に進行すると
 咳などによって肺が破れて呼吸困難や呼吸不全となり、

 それを引きがねとして心不全を起こし、

 やがて死に至ることも多い。


 (略)


 タイプにもよるが、

 進行性で治療に抵抗性のものでは
 数週間で死に至るものもある。

 慢性的に進行した場合は10年以上生存することも多い。


 (略)


 関節リウマチ、全身性強皮症、皮膚筋炎、
 多発性筋炎、MCTDなど
 線維化を来(きた)す膠原病の一症候として間質性肺炎が出現する
 頻度(ひんど)が高い。

 これらの疾患では間質性肺炎が致命的となることも多い。


          ◇


 死ぬ? 死ぬ病気じゃないか!




 「呼吸困難や呼吸不全が主体となる(息を吸っても
 吸った感じがせず、常に息苦しい)。

 また、肺の持続的な刺激により咳がみられ、
 それは痰を伴わない乾性咳嗽(かんせいがいそう)である」




 そういえば、これ、その通りだ。

 言われてみれば息苦しい。


 いつも胸に何かつかえているような気がして、
 咳ばらいをするのだが、

 てっきり、クセだと思っていた。




 「数週間で死に至るものもある。
 慢性的に進行した場合は10年以上生存することも多い」。


 なんということだ。

 おれは死にかけていたんじゃないか!


          ◇


 1ヵ月後、ふたたび松本医院をたずねた。




 先生は、なにやらブ厚い本をとりだし、

 「これは、医者ならみんな持っとる、
 薬の副作用が書いてある本や」

 と言い、ひらいて見せてくださった。


 「ペンタサ、ペンタサ……あった。ここ見てみい」


 先生が指さすところをのぞきこんだ。




 【ペンタサ】

  副作用……間質性肺炎




 はっきり書いてある。

 ほかにも、十指に余る病名が連なっていた。


          ◇


 クローン病は、難病といっても死ぬ病気ではない。

 しかし、

 クローン病の薬で
 私は死にかけていたのだ。




 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 『くろーん病中膝栗毛』、第2部がはじまってから
 メールをたくさんいただいています。

 1通、ご紹介しますね。




> 松井さま
>
> はじめまして。
> いつも読ませていただいてます。
>
> 体調はいかがですか?
>
> ところで、最近登場した「松本医院」、かなり気になります。
> 松本医院の名は以前にも耳にした事があります。
> 本当のところ、どうなのでしょうか?
> メールのお返事は頂けないと承知していますが、
> ○か×かだけでも教えていただければ嬉しいです。
>
>
> 実は、私も甲田先生の患者でした。
> 2002年4月から2008年6月までリウマチのため診ていただきました。
> 最初の3年は脱線することもなく、本気で療法に取り組んだので、本当に早く
> リウマチの症状は治まり、甲田先生も驚かれるほど元気になりました。
>
> 甲田先生亡き後も、頑張って療法は続けておりますが、やはり当初とは違って
> ついつい脱線をしてしまいます。
> やはり膠原病体質なのか、ここにきて体調不良になってきました。
>
> 甲田先生がおられない今、どうしたものかと困っております。
> 病気は自分で治すものなのですが、私にはやはり指導者が必要
> なのかなと思います。
>
>
> お忙しいところ、読んでいただいてありがとうございます。
> 今年も厳しい夏になりそうです。
> くれぐれも、ご自愛ください。
>
> (大阪 リラ)




 こちらこそ
 メールありがとうございました。

 リウマチ、よくなってほしいです。


 リラさんは、このような悩みを抱える代表者だ、と思い、
 今回、ご紹介させていただきました。


 ○か、×か、とのことですが、

 それを、ご判断いただきたくて、いま
 この第2部を書いています。




 私が○か×かを決めることではありません。


 私は、情報を、とにかく正確に書きます。

 1回に書ける分量に限度があるので
 なかなか進まず、
 やきもきさせており申し訳ないのですが……。


 早く、全貌をお知りになりたい方は、

 松本医院ホームページ
 http://www.matsumotoclinic.com

 をご覧ください。




 なお、「受診しよう」と思われた方は、
 上記ホームページを
 熟読のうえにも熟読してください。


 必ず治る道は、必ずしもラクな道ではありません。

 ご自身で、理論をしっかり把握し、治る確信を得なければ、
 治る治療も続けられなくなりますので。




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