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松井 二郎
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「こころ」はおなかにある? [2018年08月08日(Wed)]

  ◆クローン病中ひざくりげ
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 “ヒマラヤ”を飲みはじめてから初めての血液検査がやってきた。
 ふっふっふ……
もしかして……
だいぶ良くなってんじゃな〜い?
 こんなに楽しみな血液検査は初めてだ。

 採血を終え、診察室に入る。
 「松井さん、いかがですか」
 「はい、このごろちょっと調子がいいんです」
 「体重は?」
 「46キロです」
 「おお」
 ふっふっふ。前回は43.5キロだったからね。
 「アルブミンがよくなってきています。きょうは3.7です。コレステロールも上がってきました。やはり栄養状態がよくなっているんですね」
 ふっふっふ。やっぱり?
 じゃあ、ほかも良くなっ……

 「CRPが3.71です」

 なぁにィーっ!?
 悪くなってるじゃあないかっ!
 それも、けっこうハネ上がっているぞ。この、炎症のひどさをあらわす値がだいじなのに……。
 じゃあもっとだいじなリンパ球は……?
 これは先生は重要視していないので読み上げない。じぶんでモニターを見た。
 はあ!?

 10.6%……。

 ただでさえ死に際の老人だった値が、さらに減ってる……。
 「ありがとうございました」

 診察室をでた。
 良くなってなかった。これはいったいどういうことだ。
 やはり、白川先生の方法は、免疫寛容(完治)をめざすものではなく、あくまでも症状をなくすもの、ということなのか。
 だが前向きに解釈するのなら――リンパ球の数にはあらわれていないがその力は上がっていて、すなわち免疫力はじつは上がっていて、化学物質をいっそう排泄するようになったので、炎症の数値も上がった、――と考えることもできる。
 しかしだ。数値がどうあれ……ほぼふつうに生活ができている。わたし自身はたいへん調子が良い。それがすべてではないか。


          ◇


 白川先生とは続けて電話連絡をとりあっている。
 「ああ、大先生。どうですか。維持できていますか」
 「はい」
 「じゃあ1日に0.25でやってみますか。1袋の4分の1を毎日。はかるのがむずかしいかもしれませんが」
 「わかりました」
 「おかしくなったらすぐ電話してください」
 「はい、ありがとうございます」

(つづく)


      ◇


 では次のコーナーへ。




  ◆NS乳酸菌とは
  2章 菌と腸(6)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    「こころ」はおなかにある?






 幸せになるには、お金や恋人よりも、セロトニン。セロトニンさえ足りていれば、人はわけもなく幸せを感じられるのだ。
 その「幸せホルモン」セロトニンだが、脳がつくるのかと思いきや、腸がつくっている。しかもセロトニンが存在する場所も、95%は腸。脳には2%しかない。

 さらに、セロトニンをつくるには葉酸、ナイアシン、ビタミンB6などが必要で、これらをつくっているのは乳酸菌。
 幸せに生きられるかどうかは、腸にかかっている。もっといえば乳酸菌にかかっているといっていいのだ。

 私は、けっして明るい性格ではない、というより子供のころからネクラ、ネクラといわれてきた男で、ちょっとしたことも悲観的にとらえるクセがあって、それを直すのにホトホト苦労しているところである。
 それがここ最近、なんだか気分が安定しているなあ、あまりドカンと落ち込むことがないなあ、と思っていたのだが、そういえば……NS乳酸菌を飲み始めたころからじゃないか……?
 じつはこの次の検査ではリンパ球の数値が上がっていた。ということは免疫力が上がった。「幸せ度」が上がったことが数値にあらわれたのだ。
 乳酸菌を飲むと幸せになる、といえよう。

 少食にしてもいい。
 少食を徹底してやると、勝手に乳酸菌が増えてくる。それも玄米菜食にしていると、便のなかの菌の割合は乳酸菌が90%にまでなる。ちなみに、このときの便の色は黄色。
 これが、食べ過ぎて、しかも肉食だと、便の色は黒くなってくる。このときの乳酸菌は10%くらいに減ってしまっている。

 経験的に、少食がうまくいっているときは、精神がすみきっているというか、世の中をちょっと俯瞰(ふかん)するように見えるというか、些事(さじ)にとらわれないというか、まさに仙人になった気分がするが、乳酸菌のおかげだったのだ。
 もめごとがたえない少年院で、肉食を減らして玄米菜食にさせたところ、それだけで落ち着いたという話もある。
 「人格形成には乳酸菌」、なんてキャッチコピーをつけていいんじゃないか。

 こんな話まである。――

(以下は引用)


          ◇


  夫婦が長くいっしょに暮らしていると、考え方から好み、顔つき、しゃべり方までどんどん似てきます。これは身近で接触して、身体にのせている菌がほとんどいっしょだからです。ここから菌の共有がたんに健康レベルにとどまらず、精神的なものにまでおよんでいることがわかります。

金鋒[ジン・フェン]著『「NS乳酸菌」が病気を防ぐ』



          ◇


 ――腸内菌を良くすると健康になる。
 もちろん、それもだいじだが、それどころではない。

 腸内菌が人格にかかわる、いや、「腸内菌が人格をつくる」のだ。


(つづく)








 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 このごろの凶悪犯罪のニュースを見てると、みんな腸の乳酸菌メチャクチャなんじゃないかと……。





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