◆電磁波特集 4章
あふれる家の中の電磁波
〜家電ってどうなの?(10)
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前回に続いて、きょうも「体に近づけて使う」困った家電です。
まずは、男性限定ですが、これ。
(以下は引用)
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【電気シェーバー】
ひげをそる部分は、無数の小さな穴が開いた固定した外刃と、動く内刃で構成されています。
内刃は回転式のものと、往復運動方式のものがあります。(中略)
内刃の運動は電動モーターによってつくられていますが、その消費電力は5Wていどと小さなものです。
しかし、すでに述べたように、電動モーターは、広範囲な周波数の電磁波を発生させるのです。とくに、電気シェーバーは顔に接触させて使用するという点が気になります。ですが、電動モーターの出力が小さいことや、使用時間が長くないことなどを考慮すると、電磁波の影響は限られたものであるかもしれません。
(中原英臣、佐川峻『電磁波はやっぱり危ない』)
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ホッ。よかった。まあ無害ではないだろうけど……できるだけササッとすませるようにしよう……。
ほんとうはカミソリを使えばいいんでしょうけど、どうもわたし、あれだと皮膚を切っちゃうんですよねえ。(へたなのか?)
いつも顔を傷だらけにしてるよりはいいでしょ(笑)
次に、これも、体に密着させて使う家電。
(以下は引用)
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【マッサージ器】
近年、高齢者の方が増えたためか、健康機器が広く普及しはじめています。なかでもマッサージチェアやマッサージ器などが人気です。
10万円以上もする高価で豪華なものから、電気肩叩き器ていどのシンプルで安価なものまで、さまざまです。脈拍や体温が測定できるものもあります。まさに「マッサージ・ロボット」ともいうべきものです。
このため、これらのマッサージ機器はただの家電ではなく、薬事法で医療機器(クラスll)に該当し、一般家庭向けのものは家庭用電気マッサージ器に分類されています。
マッサージチェアの主な機能は、肩や腰、腕、足などを揉みほぐすことであり、頭や肩を心地よく叩く機能もあります。これらの動作は、電動モーターによって行なわれます。
消費電力は大きなもので、150Wていどですが、これが電動モーターの消費電力であるとすると、かなり大型なモーターになります。
椅子にかけて揉んでもらうタイプは、背中に密着するので、なかの電動モーターから発生する電磁波の影響をかなり近くで受けることになります。大型のモーターであればあるほど、そこから発生する電磁波は強くなります。ただし、使用時間はそれほど長くないので、その点は不安を軽減してくれます。
マッサージは心地よいものですが、終了したら電気を切り、ゆったりと座るだけにしたほうが賢い使い方といえそうです。
(同)
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これもマイナスイオンと同じですね。体にいいんだか、電磁波で体に悪いんだか、よくわからない装置となってしまっている。
家電を買うときって「これがあったら便利!」とプラスの面しか見ないけど、こうして家電を家に置くほど、電磁波の発生源も増やしてるんだよねえ……。
(つづく)
- PR - ◆ 編集後記
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何かを手にいれれば何かを失う。
つくづく便利さと健康はトレードオフの関係であることがわかります。