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松井 二郎
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ケータイで「キレる」 [2017年03月10日(Fri)]

  ◆電磁波特集 2章
    スマホから離れろ(7)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 脳腫瘍。アトピー。不妊症。ケータイによる病気を、いろいろみてきた。
 つぎは、病気と呼べるものではないのだが……もしかしたらこれが、いちばん怖いケータイの害ではないか?

(以下は引用)

      ◇

 携帯電話の電磁波によって脳波や脳内の血流が変化するという研究が増えています。(中略)
 覚醒時と睡眠時の両方で電磁波ばく露による脳波への影響が示されています。もっとも影響を受けやすいのが周波数7〜15Hz(ヘルツ)のアルファ波という脳波です。ただその反応は脳波が強くなる場合と弱くなる場合の両方あります。
 また脳波以外にも脳内の血管を流れる血液の量や、グルコース(ブドウ糖)代謝への影響が示されています。
 47人のボランティアを対象に頭の左右両方に携帯電話を設置して、右側の携帯電話だけ50分通話状態(音声は切ってあるので被験者にはわからない)にするのと、どちらの携帯電話もオフの状態で50分の2回の試験を受けてもらい、その両方で脳のグルコース代謝の状態を調べました。その結果、脳の右側へ実際に電磁波をばく露した場合にだけグルコース代謝が増えたのです。またグルコース代謝率はばく露した電磁波の強さに比例して増えました。現段階でいえることは、短期的な電磁波のばく露により脳の働きが影響を受けるということです。

植田武智、加藤やすこ『本当に怖い電磁波の話』

      ◇

 このごろニュースをみていると、「この犯人はアタマがおかしいんじゃないか?」といぶかる事件があまりに多い。
 枚挙にいとまがないが、たとえば先日の、芸能活動をしていた女子大生を34ヵ所切りつけたというもの。このかたは命をとりとめたが、ほかにも、女にフラれてその女を殺してしまう事件がひんぱんに報道されている。
 ふつう「フラれた」→「おれと付き合うより幸せになってくれよ」だろう。それが「フラれた」→「殺そう」になる。
 テレビドラマや映画の影響もあるが(これも電波公害の一種だ)、これらの若者はじっさい「アタマがおかしく」なっているんじゃないか。

 若者だけでなく、大の大人もだ。妻に無視された夫がアタマにきて自宅に火をつけ子供4人を焼死させた事件があった。殺そうとまで考えていなかったのかもしれないが、家にガソリンをまいて火をつけたらどうなるか、まともな頭で考えればわかることだ。犯人は、大の大人どころか、自衛隊の幹部だったのだから優秀な人間である。なぜこんなことがカッとなった一瞬でわからなくなったのか。
 怒りというものがそういうものだともいえるが、脳が正常に機能していなかったと疑わざるをえない。
 軍隊の設備は強力な電磁波を出すものが多いそうだから、いつも強力な電磁波を浴びて、いつも頭がかきみだされていたのか。

 だが、そんな環境でなくても、たかがケータイ・スマホで、脳波が乱れるのだ。ちょっとしたことでキレる若者、ばかりか、キレる大人が急増しているのはそのせいかもしれない。
 いままで報道されていなかっただけのことで、昔からこうだったのか。それはわからない。しかし私が子供のころよりも異常なニュースが増えているように感じてならないのである。

 増えているとすれば、犯人はケータイ? いや、脳波を乱すとわかったからといって、それだけで容疑者あつかいしてよいものか。
 と思ったら、脳波だけではないようだ。

(以下は引用)

      ◇

 感情や精神の異常は、電磁波による神経ホルモン異常でおこります。
 ただ、それだけではありません。電磁波は、直接、脳細胞にダメージをあたえるのです。(中略)

 「培養液の中で、生きている神経細胞に、16ヘルツの電磁波を照射してみた。すると、神経細胞から相当量のカルシウム・イオン流出を確認した」(78年、S・バーウィン医師ら)
 これは脳などの神経細胞が、電磁波被ばくで物理的な損傷を受けることを証明するものです。そのメカニズムも解明されています。
 つまり、イオンなど荷電粒子が、電磁波エネルギーを吸収して、らせん運動することで、細胞膜を突き抜けてしまうのです(サイクロトロン共鳴現象)。
 電磁波照射で、神経細胞から流出するのはカルシウム・イオンだけではありません。
 「磁場の中にラットを置くと、すぐに脳のリチウムが欠乏して、時間感覚を喪失した」(米国での研究報告)(中略)
 脳波が乱れる――ということは、感情や行動も乱される、ということです。
 それも、脳からカルシウムなどのイオン流出によるものと思えます。

 神経細胞は、細胞膜で情報伝達しています。カルシウム・イオンは、その「神経パルス」制御に不可欠な物質です。それが電磁波照射で流出して減少する。その結果、神経伝達は混乱におちいるのです。
 さらにカルシウム・イオンは生命維持にきわめて重要な役割を果たしています。
 「精子の活動も、心臓の鼓動も、細胞分裂も、カルシウムなしにはありえない」(荻野博士、前出)
 電磁波被ばくによる神経細胞からのカルシウム流出は生命活動そのものを、おびやかすのです。

船瀬俊介『ショック!!やっぱりあぶない電磁波』

      ◇

 精子が減ることも、あわせて説明がついてしまった。


 だいぶケータイの容疑がかたまってきたが、最後にもう1つ証拠を。

(以下は引用)

      ◇

 次のような報告もあります。
 「約60ヘルツの超低周波を浴びると、脳内物質が変化し、時差ボケのような疲労や倦怠感をおぼえるようになる」
 73年、米海軍航空医学研究所のD・ベイシャー博士はつぎの研究発表を行っています。
 「45〜70ヘルツ電磁波を、わずか1日浴びただけで、10人中9人の割合で、血しょうトリグリセライドの値が、正常値からいちじるしく上昇した」
 この物質は、ストレス反応で上昇することが知られています。つまり、電磁波を1日浴びただけで、9割に顕著なストレス反応が出現したのです。このストレス物質は、さらにコレステロール代謝や肥満にも関連しています。つまり、電磁波ストレスが、今度はトリグリセライド値を上昇させ、つぎに動脈硬化や心筋梗塞、肥満などをひきおこすのです。


船瀬俊介『ショック!!やっぱりあぶない電磁波』

      ◇

 アタマをおかしくさせている容疑にくわえ、動脈硬化、心筋梗塞の余罪もこれで確定。
 それと、わたしのクローン病。ストレスを減らさないと治らないのに、これは聞き捨てならない。45〜70ヘルツというのはケータイの電磁波ではないが、家電がこれにドンピシャリじゃないか!

 おっと、家電のことはケータイの話が一段落したあとにしよう。

(つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 メールをご紹介しますね。


> 松井さま
>
> Yと申します。
> いつもメルマガ楽しく読ませて頂いています。
> ここ最近、シリーズになっている電磁波のお話を読み、
> 僕自身もかなり電磁波が気になるようになりました。
>
> そんな中、僕は仕事で出張が多く、飛行機で移動する
> 機会が多いのですが、
> ある時CAさんが水色の石を持っていることに
> 気付きました。
> 少し仲良くなってから聞いてみると、
> 「電磁波をカットする石」とのことでした。
> 何でCAさんが電磁波カットを?と思ったのですが、
> 話を聞いてみると、
> 実は飛行機はもの凄い多量の電磁波を出しながら
> 飛んでいるんだそうです。
> そして、衝撃の事実が・・・。
>
> CAさんによると、
> 「時差ボケは、実は時間差によるボケではなくて、
> 飛行機から出る電磁波の影響で、
> 一時的に脳が障害を起こしている状態なんです。」
> とおっしゃるのです。
>
> あまりに衝撃だったのですが、一般的には時差による
> ボケで片付けられてしまっている。
> 飛行機に長時間乗った時のあの様々な不快症状は、
> 電磁波によるものだったのかと、ようやく納得が
> いったのです。
>
> もちろん、新幹線も同様ですから、この先
> リニアモーターカーなんて普及した日には
> どうなることやら・・・。
> そこに来て、松井さんがおっしゃるように、
> 多くの方はスマホ依存で、
> しかも携帯の基地局にまみれ、家はオール電化、
> 車はハイブリットカーとくれば、
> もう生きながらにして、死んでいるようなものです。
> 本当に怖くなりました。
> 今の時代に、全部を避けることは難しいですが、
> 意識しながら対策していかねば・・・と改めて思いました。
>
> 引き続き、クローン病の治療も続けられていると思いますが、
> お体ご自愛くださいませ。


      ◇

 まじッスか!
 たしかに飛行機に乗ったあとって、グッタリくる。時差がない国内便でも……。
 こーゆー電磁波の害って、アスベストみたいに、「あんな危ないもの使ってたなんて」とか、そのうち言われるようになるのかな。20世紀から21世紀って、ホントおくれてたよねー、なんて。
 ところで……

> ある時CAさんが(中略)
> 少し仲良くなってから聞いてみると


 この、CAさんと仲良くなる方法についても別途メールでご報告ください(冗談です)。
 ではまた〜