• もっと見る
«あのサプリは本当に効くのか? | Main | セサミンとっても無駄無駄無駄?»
ブログ内検索
 
検索語句
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
このブログの著者

松井 二郎さんの画像
松井 二郎
プロフィール
ブログ
著者のホームページ
おそるべし活性酸素「第3形態」の凶悪 [2014年01月22日(Wed)]

  ◆続・クローン病中ひざくりげ(68)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 "プロタンディム" は活性酸素を減らすためのサプリである。
 なぜ、活性酸素を減らすといいのか?
 私は、フクヤマさんのメルマガを購読し、丹念に読んでいった。そのなかから特に重要だと思ったところを引用しよう。

 (以下、『若返りの秘薬』vol.2〜9 より引用。適宜、松井が改行を加減しました)

          ◇

 活性酸素とは、体内に侵入した細菌、ウィルスなどの病原菌から体を守るために、本来は必要なものです。
 ただし!
 増えすぎると厄介なんですよ、こいつ。
 アルツハイマー病、脳腫瘍、動脈硬化、血栓症、シミ・シワ、心筋梗塞、ガン等々、、、
 200種類以上の弊害をおこし、病気の9割が活性酸素のしわざだといわれています。
 (中略)
 しかも、放っておくと体内でさらに狂暴で攻撃的な第2第3の活性酸素へ変身していくのです!


 まず最初のステージは、細胞の中から始まります。
 あなたも私も24時間空気を吸っては、吐いてを繰り返していますよね。呼吸で取り込まれた酸素は、全身の細胞へと運ばれます。そして、ほとんどの酸素は、エネルギーを作るときに使われます。その中の1〜2%程度が中途半端に加工された不安定な構造の酸素として残ってしまいます。いわばエネルギー代謝の「燃えカス」です。
 活性酸素は酸素を使ったときの副産物というわけです。


 その第一の活性酸素の名を、

 「スーパーオキシド」

 と言います。
 スーパーオキシドは、呼吸することで細胞内に発生するんですよ。つまり、避けようがありません。
 スーパーというわりには、攻撃力は比較的弱い。実害を及ぼすことも少ないといわれています。
 「なんや、ほんならしょぼいヤツなんや?」
 などと、一安心してたら痛い目みますよ。
 こいつ、豹変しよるんです。。。

 (中略)


 細胞内に居座った第一の活性酸素「スーパーオキシド」は、ただそこにいるだけではなく、第2の活性酸素へと変身するのだ!
 第2の活性酸素、その名は・・・

 「過酸化水素(かさんかすいそ)」


 説明しよう。
 過酸化水素とは狂暴な攻撃力をもち、変身をとげると、獲物を求めて細胞の外へと飛び出してゆくのだ。そして、血管内に進出、血液中の大事なものをねらい撃ちしていくのだ。
 ステージは血液の中へと移る。事態は一気に深刻化していく。
 では、ここから血液の中をのぞくシーンへ変わる。。。


 ボコボコ。。。ボコボコボコボコ。。。
 (血液中にもぐっていく音)


 ほぉ〜、丸い赤血球たちが見えますねぇ。赤血球っていうのは、まん丸の形をしてるんですねぇ。
 おや?おやおや?
 なんかイビツに変形した赤血球がみえますよ!
 どういうことでしょうか!?

 説明しよう。
 あれは、赤血球の膜に含まれる水素が「過酸化水素」によってうばわれた傷あとなのだ。
 過酸化水素にやられて、赤血球はボロボロになっとるわけです。
 不安定な構造の活性酸素(ここでは過酸化水素のことですよ)は本能的に周囲から水素をうばって自分を安定した水(無害な水)に変えようとする性質があるのです。
 くぅ〜、なんてやつ!
 自分さえ良ければ、周りはどうなってもいいのか!
 おい!答えろ!活性酸素!
 あぁ。。。無残に変形した赤血球。。。


 ここまでくると、われわれの体は「だるい」といった体調不良を引き起こすようになります。
 本来、赤血球の膜は柔軟性に富んでいるものです。そして、内側にいるヘモグロビンが手をのばして、酸素を全身に運んでくれているんです。
 ところが、過酸化水素によって水素をうばわれた膜は硬くなってしまうため、ヘモグロビンは手をのばして、酸素をつかめなくなってしまうのです。
 ということは、つまり?
 酸素の運搬能力がおちて、酸素がスムーズに運ばれなくなる。
 と、どうなるのか?
 「疲労感」
 「新陳代謝の低下」
 という結果をまねきます。


 ここで終わりじゃないですよ。
 ねらわれるのは赤血球ばかりではありません。血管壁に含まれている水素をもターゲットにされます。(どうでもええけど、過酸化水素って、水素好きやな)
 こうして傷つけられたところは、脂肪がつきやすくなり、硬くなった血管は、さまざまなトラブルを引き起こすきっかけになってしまうのです。


 この第2の活性酸素を放置していたら・・・
 さらに凶悪なものに変身していきます。
 赤血球の膜は何度も攻撃されると、膜が破れてしまい、鉄分などが流れ出てしまいます。
 実は、これが変身のきっかけ。
 鉄分は金属でしょ?
 過酸化水素は金属と反応します。そして、非常に毒性が強い最強最悪の活性酸素に変身します。
 こいつの名は

 「ヒドロキシラジカル」

 おどろおどろしい名前ですねぇ。名前だけでなく、こいつはやることも恐ろしい。。。


 こいつは、われわれのある重要な部分を破壊します。重要な部分とは・・・
 細胞の核の中の「DNA」です。
 そう、DNAまで傷つけます。これって、おおごとですよ。
 DNA。
 言葉は耳にしますけど、あなたはうまく説明できますか?
 DNAというのは、一般的には遺伝子の意味として使われることが多いですが、厳密には微妙にちがっていて、

 ・親から子に伝わる情報のことを「遺伝子」
 ・細胞内の遺伝子の記録媒体が「DNA」

 遺伝子とは、DNAという物質に刻まれた生物の設計情報です。
 例えば、DNAを一冊の本としたら、遺伝子はその中の一つ一つの文や情報ってかんじです。
 ちと、ややこしいですよね。なんとなく理解していただければいいので、ここではDNAの説明はこのぐらいにしておきます。


 DNAが傷つけられると、老化が促進されるという指摘があります。
 当然、遺伝子も狂わされるわけで、われわれの体というのは、すべて遺伝子で成り立っていますから、DNAが傷害を受けるということは脅威的な事態なんです。
 ヒドロキシラジカルは、血管付近の細胞とあらばどこにでも出没し、大事な遺伝情報を持つDNAを破壊します。
 破壊されたDNAは修復されず、遺伝情報は狂ったまんま、細胞が次々とミスコピーされていきます。
 遺伝情報が狂った細胞て何か想像つきますか?
 ・・・ガンです。ぞっとしますね。


 ヒドロキシラジカルの脅威はこれだけにとどまりません。
 実は、脳の神経細胞までターゲットにされます!
 どういうことか分かります?
 痴呆症、今でいう認知症や、アルツハイマーの引き金になるのですよ。
 年寄りがかかる病気やと思ってたら大間違いですよ。若年性アルツハイマー病て言うでしょ?
 「最近、物忘れ激しくて・・・」
 とか言うてる若者、僕のまわりにもたくさんいます。
 第3の活性酸素はアルツハイマー病の原因として問題視されてるんですよ。
 脳の神経細胞は分裂できません。いったん破壊されると脳機能はおとろえて、物忘れ・記憶力が低下していきます。
 僕個人としては、ガンも怖いけど、こっちのほうがより深刻に感じます。


 こんな状況をまねかないようにするには、やはり、第1、第2の活性酸素を増やさないようにしないといけない。

 (中略)


 人間が呼吸することでこの悪者は体内で発生します。呼吸で発生してしまうんだから、どうしようもありません。
 でも、安心してください。
 細胞内には

 「抗酸化酵素」

 というつよ〜い味方がいます!
 このスーパーオキシドを速やかにやっつけてくれるのですよ。
 その抗酸化酵素の中でも第一線で働いてくれている頼もしいやつ、その名も、

 「スーパーオキシドディスムターゼ」
 通称「SOD(エスオーディー)」

 SOD
 かっこいい名前ですねぇ。
 本来ならば、呼吸で発生する程度の活性酸素は、このSODによって、無害な水に処理されます。
 がしかし!
 20歳以上の方には残念なお知らせが・・・
 SODの抗酸化力は年齢に応じて衰えていくんですよ。
 20歳を過ぎると徐々に低下していき、40代からは一挙にダウンしてまう(T_T)
 あなたは、ふだん運動してますか?
 もし、してなければSODの働きはさらに低下しています!
 日頃から運動不足だと細胞の中に活性酸素が発生したとき、SODがすばやく対処してくれないんですよ。
 自分も運動不足ならSODも運動不足。はたらきも鈍くなってしまうんですねぇ。
 体をきたえるのと同じように、抗酸化酵素を作る細胞もきたえてやらにゃいかんのです。


 原因は運動不足だけではありません。実は、肝機能が低下しても、SODの働きが衰えます。
 SODって肝臓でつくられてるんですよ。で、全身の細胞へと配備されていきます。
 「私、お酒飲まないから肝臓は大丈夫だもんね〜」
 と、のん気にかまえてるあなた!
 (僕もふだんめったに飲まないけど)
 肝臓っていうのは、暴飲暴食や睡眠不足でもやられてしまうんですよ!
 肝機能が衰えると、SODの生産量も減少します。その結果、手薄になった細胞内で活性酸素たちは・・・
 「しめしめ、、、SODがおらんうちに、どんどん増やしていったれ、グヒヒ」
 (関西弁にすると、関西人のイメージ悪くなるかな(^^;))
 とばかりに増殖していく。


 (引用ここまで)

          ◇

 ――松井は、まもなく齢(よわい)40だ。
 しかも運動不足どころではない。もう2年もほぼ寝たきり生活をしている。
 さらに、このまえ鍼灸師さんに
 「肝臓が弱っていますね」
 と言われたところである。
 クローン病は栄養が吸収できないから、じょじょに、真綿で首を絞めるように体じゅう、骨も組織も皮膚も弱くなっていくのだ。骨や内臓は外から見えないから老化していることがわからないが、皮膚は一目瞭然。すっかりシワシワ。皮膚の写真だけアップでとって人にみせたら、おじいちゃんだと思われるであろう。

 あらいやだ。活性酸素にヤラれちゃう条件、ぜんぶ満たしてる。(市原悦子ふうに)

 つづく。




     ライフバンテージ社【プロタンディム】


>> Amazonの詳細ページへ
   





 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

kao03.jpg 松井さん、きょうのメルマガは手抜きですか?





 ◆このブログはメールマガジンの記事をアップしたものです。
 最新の記事は、メールでお送りしています。

 無料購読するには今すぐここをクリック