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松井 二郎
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A. このブログは 「まぐまぐ!」 から発行されているメールマガジン
『1日2食の健康革命』 のバックナンバーです。
最新の記事は、メールでお送りしています。 [無料購読する]

          ◇

難病の原因と完治の方法を書いた 『クローン病中ひざくりげ』 第1話から読むには、[こちら]から
(読みやすさバツグン! 電子書籍版ができました。[詳細]
 



乳酸菌でSARSが治った<後編> [2018年10月18日(Thu)]

  ◆NS乳酸菌とは
  3章 乳酸菌のすごさ(7)
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    乳酸菌でSARSが治った<後編>






 NS乳酸菌を開発したのは、モンゴル出身の金 鋒(ジン・フェン)博士だ。といっても金博士は、はじめから乳酸菌を研究していたわけではない。乳酸菌でSARSが治ったという友人にたのまれて、調べはじめ、論文を1000本以上読んだ。
 「そして、私は乳酸菌に強い興味を抱くようになったのです」
 とのこと。
 それにしてもだ。たしかに、SARSが治ったというのは乳酸菌に興味をもつのにじゅうぶんな動機、だけれど、この人は、医師だ。これまで「クローン病中ひざくりげ」で書いているように、医者って、信じるのは西洋医学のみ。こういう話にはマユツバという姿勢である。
 それなのに金博士は乳酸菌にのめりこんでいったわけだが……それにはこんな理由があったという。

(以下は引用)


          ◇


 私の専門は人類遺伝学です。私は「ヒト遺伝子の解明が進めば、病気の治療や予防は劇的に進む」と期待していました。これは私だけではありません。世界中の科学者もそんな期待を抱いていたのです。「火傷以外のすべての病気遺伝子の解明が進む」と有名な遺伝子研究者もいっていました。
 しかし、ヒトゲノム解析が終わって明らかになったのは、「人類から病気をなくすのは依然むずかしい」ということでした。当時の私は非常に失望しました。
 そんななかで、乳酸菌の効能は新鮮で魅力的であり、病気をなくすという人類の夢につながるものに思えました。
 乳酸菌を送ってきた友人に、私は次のような返事を書きました。
 「興味があります。でも、すぐ人間にテストすることは許されません。まず豚を使って実験して、効果と安全性が確認できたら、人間に応用することを考えましょう」
 こうして2003年の春から、私は乳酸菌の研究をスタートさせました。

 少し話が横道へそれてしまいましたが、要するに私がいいたいのは、世界中がてこずったSARSという新型ウイルス感染症が、「乳酸菌によって治った(らしい)」という事実なのです。

 抗生物質は、人類が手にした史上最強の「対細菌兵器」ですが、残念ながらウイルスには有効ではありません。
 インフルエンザや風邪の99%は、ウイルスが原因です。エイズもウイルスによって引き起こされます。がんもほとんどはウイルス感染であり、肝炎もウイルスによるものがあります。多くの病気は、ウイルス感染によるものです。
 こう考えてくると、SARSを治した乳酸菌というのは、ある意味とてつもない能力をもっているのではないか。


金鋒[ジン・フェン]著『「NS乳酸菌」が病気を防ぐ』



          ◇


 SARSが流行したのは2002年末から翌2003年にかけてで、その後の流行は確認されていないが、このときの感染者数は8098名、うち死亡者数は774名。患者の約10%が亡くなった。原因はSARSコロナウイルスで、いまのところ有効な西洋薬はない。
 こういう新種のウイルスは、これからも永遠にでてくる。わたしやこのメルマガの読者さんは「免疫力を上げておけばよい」と知っているからいいが、知らない人には恐怖だろう。
 いや、知っていても、わたしは免疫力を上げるのに苦労している。漢方薬やお灸で上げるのは時間がかかる。わたしは、4年やってようやく、10%だったリンパ球が16%になった。ほんとうは30か40必要なのに……。こんな奴がSARSのような新種のウイルスにかかって「漢方薬とお灸でリンパ球を上げましょう」といっても間に合わないかもしれない。
 乳酸菌でウイルスをおさえこめるなら、すごい! いざとなったら思い出そうっと。




 では次のコーナーへ。




  ◆クローン病中ひざくりげ 特別版
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    正しいアトピーの原因と完治の方法<後編>


 肉や卵でアトピーになるのではなく化学物質入りのタンパク質でアトピーになる、という話をした。
 さらに、これを「怪しいタンパク質だ」とわかる免疫をもつ人と、「べつにふつうじゃね?」と気がつかない免疫をもつ人がいて、わかっちゃう人がアトピーになる。
 ではアトピーになったひと――優れた免疫をもっているひとは、どうすればアトピーが治るのか?
 松本仁幸先生はこう述べる。


          ◇


 アレルギーとは環境の汚染異物を体内から排除しようとする高貴な戦いであり、症状が出るということは免疫の働きが勝っていることを意味します。アレルギーが治るということは、強大な汚染環境との戦いに負ける、つまり人体の武器であるIgE抗体が自然に作れなくなることであります。これを私は自然後天的免疫寛容と呼んでいます。この免疫の働きはサプレッサーT細胞によってもたらされます。これは世界で初めて私が臨床で見つけたのですが、2007年に京大の坂口志文先生がサプレッサーT細胞そのものを発見されました。これで私の理論は完璧になりました。さらに動物実験で大量のアレルゲンをマウスに入れ続けると、アトピーの症状もいつの間にか最後には消えてしまうことを東大の免疫学の教授であった多田富雄先生が見つけ出され、この功績で文化功労賞を授与されています。

(松本医院ホームページ「革命的アトピー(アレルギー)の根本治療法」
http://www.matsumotoclinic.com/atopi/theory.htm
より引用)



          ◇


 アレルギーが治るということは「戦いに負ける」こと、とはどういうことか?
 続けて松本先生はこう述べる。


          ◇


 この戦いに敗北して農薬を排除できないからといって死ぬわけではない点が文明の病気であるわけであります。何故かというと日本の農水省は農薬の摂取があるレベルを超えると人命を奪い取ることを知っていて、農薬の使用量を厳しく制限しているからです。つまり負けて勝つという高等戦術といえます。ところが毎日大量に食物から入ってくる異物が細菌ですと、体内で無限に増殖してしまい負けると死ぬわけですからこのようにはいきません。しかし農薬は体内で増殖するわけではありませんし量も制限されているわけですから、戦いに自然に負けても汚染された文明環境と同居することができるわけです。(中略)
 アトピーは放置しておけばIgE抗体は作るだけ作られ、使うだけ使われてしまい毎日体内に無限に侵入してくる大量のアレルゲンと戦い続けるのですが、遅かれ早かれIgE抗体という兵士は作り尽くされ、使い尽くされて体内で起こっているアトピーの免疫反応は終わってしまうわけであります。


(同)



          ◇


 すなわち「負けて勝つ」。これがアレルギーの治し方なのである。
 つぎに重要なのが、では放置さえすればいいか? だ。
 答えは――症状が軽ければそれでよい。しかし重い人、とくに長年ステロイドを使ってきた人はそれだけではだめ。
 松本先生はこう述べる。


          ◇


 異物を皮膚から出し続けると、その傷から黄色ブドウ球菌やレンサ球菌が感染し、膿痂疹(のうかしん)やセツ(字は「やまいだれ」に節)や癰(よう)が生じ、最悪の場合は敗血症に至ることもあり、新たなる感染症が生ずる危険が生まれるようになりました。つまりIgE抗体が作られなくなる自然後天的免疫寛容を起こすまではアレルギーの戦いのみならず、感染症の戦いも続くということです。従って私の治療は、この感染症をいかに防ぐかに力点が置かれることになります。(中略)
 アトピー治療に際して一番恐れるべき合併症は、表皮の感染が体内に波及して敗血症や髄膜炎になることです。ところが創傷さえなければ感染は起こり得ないわけですから、いかに早く皮膚の傷を治癒させるかが実際的な最大の目標となります。このとき漢方煎剤や漢方薬湯がいかなる他の西洋薬よりも著効を示してくれるわけです。


(同)



          ◇


 アトピーは、放っときゃ治るが、症状が重いひとは、放っとく「だけ」では、命が危ないこともあるのだ。
 それと次に、これは死ぬことはないのだが、ステロイドを長らくやっていた人は知らないあいだにヘルペスウイルスも増殖してしまっている。すると、
 「体中がチクチク、ピリピリする上に、大量に皮膚からリンパ液が流出し、ヘルペスとの戦いのために激しい倦怠感が続きます」「この創傷と細菌感染とヘルペス感染の3つの問題だけに正しく対処しなければならない」(松本先生)。
 さらにこんなことも起きるという。


          ◇


 血管から組織へのリンパ液の流出のために全身にむくみが生じたときには体重が10kg増えたりするのはざらであり、私の経験では20kgも増えた人がいます。ステロイドを自分勝手にやめて生ずるこのような状況を一人で乗り切ることは不可能です。しかしながらこのむくみは心臓や腎臓に問題があるから生ずるのではないので、命に別状はありません。ただ血管から皮膚の組織にリンパ液が出続けると、タンパク質、脂質、炭水化物、電解質、さらに水分が循環系から減っていきます。これを補うことが大切になります。つまり脱水症状や栄養不良の状態が出現することがあるのです。逆にリンパ液が体外に流出してしまうと体重が激減し、脱水症状や栄養不良となることもしばしば見られます。この状況を乗り切らせることが私の仕事となるのです。これを乗り越えればアトピーは免疫の力によって自然後天的免疫寛容を起こし、最後は汚染された環境と共存して治るのです。

(同)



          ◇


 あと、よく「アトピーは掻いてよいか、掻いてはだめか」が問題となるが、これは「よい」とのこと。
 松本先生はこう述べる。


          ◇


 腸管から吸収される必要がない食物残渣がうんこであるように、アトピーで引っ掻いて出す異物は吸収されてしまった化学物質である皮膚のうんこであるからです。皮膚のうんこは掻きまくって免疫寛容が起こるまで出し続けるべきなのです。

(同)



          ◇


 保湿はするべきか?
 答えは――カサカサ肌がいやで保湿する目的ならしてもよいが、治療の目的には無意味。
 松本先生はこう述べる。


          ◇


 皮膚が乾燥するのは引っ掻いて異物を出した後の傷跡から水分が蒸発するからです。乾燥がアトピーの原因ではないのです。傷を治せば乾燥も自然に消失してしまいます。
 乾燥はあくまでも原因ではなくて異物を排除しようとする正しい免疫の働きの結果であるのにもかかわらず、医学界は乾燥が原因だと言い張り続けています。


(同)



          ◇


 最後に、これはチトややこしいので読み飛ばしてもらって結構だが――そもそもなぜアトピーは皮膚が腫れるのか?
 IgEの助けを借りて好酸球などが皮膚を破壊して異物を排泄するからである。
 松本先生はこう述べる。(これがチトむずかしいです)


          ◇


 人体はハプテンとタンパク質とが結びついたアレルゲンを見つけると免疫機構を発動させて、最終段階でIgE抗体を作りアレルゲンと結びつき、さらにこれらに皮膚の組織に居座っている肥満細胞や他の好塩基球や好酸球の三者が結びつき、これらのアレルゲンを排除しようとする戦いを始めます。この三者が結びつくと肥満細胞や好塩基球や好酸球からヒスタミンという化学物質が放出され、これが神経のH1受容体に結びついて痒みを感じさせます。この痒みが脳神経に伝えられ、筋肉に掻けという命令が発せられ、患者さんはわざわざ皮膚を破ってアレルゲンを人体の外に追い出そうとします。

(同)



          ◇


 だから、このまえの検査でわたしの血液に「好酸球」が増えていたのだ。この傷口に黄色ブドウ球菌が繁殖し、その毒素によってまた皮膚が壊れる。
 こうして、原因は違うが、結果として虫刺されと同じことが全身で起きているのがアトピーなのである。

 さて――




  ◆クローン病中ひざくりげ 通常版
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 そのアトピーが……引っこんだ。

 いままでの、全身が蚊に食われたような、のたうち回るかゆさではなく、10ヵ所ていど食われたくらいの、ふつうのかゆさに。湿疹は見ただけで100コくらいはあるけれど、思わず引っ掻いてしまうところが激減した。
 その湿疹も、日に日に消えていき、ほとんどキレイになっちゃった。かゆいことはかゆいが、たまにポリポリ掻けばすむていど。
 これって……

 いいことなの〜?
 悪いことなの〜?

 (つづく)








 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 本庶佑先生ノーベル賞キターーーーー!

 本庶先生は免疫のクラススイッチを解明された方でもあるんです。つまりッ、免疫力をあげてIgG抗体をIgE抗体にさせ(これがクラススイッチ)難病をアトピーに変えて治す松本医学に取り組むわたしにとっても、恩人でいらっしゃるのですッ!
 これで医療界が少しは免疫に目をむけてくれればいいんだけどね。
 ただ危惧されるのはあいかわらずのくだらない免疫療法に力が入ってしまうことで、本庶先生はこのように心配しておられます。
 ↓ ↓

 【本庶さん、根拠ない免疫療法に苦言「金もうけ非人道的」】朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASLB55JBJLB5PLBJ00D.html

 免疫を殺す医療ほど悪徳じゃないけど。





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