講座無事に終了しました。
43名の方が参加しました。
坂本さんは、発達障がいのあるお子さんの母としての体験を通して、現在取り組まれている、障がい理解啓発講座「磯子キャラバン」立ち上げに至るまでのお話、講座開催を通して地域に訴えて行きたいこと、を語っていただきました。
笠羽さんは、世の中で障がい者はこの制度のなかで生きなさいと決められたようなレールにのることに抵抗を覚えたそうです。養護学校卒業後の進路について悩み、地域作業所や地域活動ホームでに通ったりもしたものの、環境が自分にとって納得できないと感じ、デンマークへ留学されました。デンマークでの健常者と障がい者がともに過ごすフリースクールでの生活経験から自己決定の大切さを感じ、現在の心理カウンセラーとしての仕事につき、今思うことについて話していただきました。
今回の勉強会を通して、支援に関わる人たちは、つい親の大変さ、まわりの大人の大変さに対して、支援の方策を考えがちで、システム、制度の中でどうこどもを位置付けていくかに気をとられているように思いました。が一番肝心なことは、ご本人の困り感であり、本人がどうしたいか、一番何がしたいのか、何を支援することが、その人らしくいられることなのか、を考えることなのだと学んだように思います。
平成27年度から、地域子育て支援拠点では利用者支援事業への取組がスタートします。
地域子育て支援に関わる私たちが全てのこどもを支えるために、
これまで、専門職・専門機関の領域と捉えられがちだった障がい支援の分野についても、
具体的に知り、つながることが必要だと考えます。
今回の勉強会では、身近にある障がい支援の取組を持ち寄り、学び合い、
障がい当事者であり、支援者でもある方からのお話を伺って、地域子育て支援に関わる者に
とって必要な障がい支援の視点などについてみなさんと考えたいと思います。
チラシ>>
一万人子育てフォーラムしょうがい勉強会fix.pdf★日 時 2015年 2月9日(月)9:45〜11: 40 受付9:20〜
★会 場 横浜市社会福祉協議会 8A会議室
中区桜木町1-1 横浜市健康福祉総合センター
アクセス:JR京浜東北・根岸線 横浜市営地下鉄 桜木町駅下車
☆お話:笠羽(かさば) 美穂(みほ)さん プロフェッショナル心理カウンセラー
坂本(さかもと) 寿子(ひさこ)さん 親と子のつどいの広場 夢ひろば施設長
進行: 水谷(みずたに) 裕子(ひろこ)さん コミュニティ心理カウンセラー/NPO法人アーモンド コミュニティ ネットワーク理事長
☆対象 よこはま一万人子育てフォーラムメンバー、その他関心ある方
☆定員 40名/保育:2歳〜未就学児 若干名
(事前予約要・1人500円・きょうだい2人の場合800円)
☆申込 メール1manninアットマークbi-no.org アットマークをうちかえてください。
※問合せ(港北区地域子育て支援拠点どろっぷ) 畑中
TEL045-540-7420 FAX045-540-7421
プロフィール
★笠羽 美穂さん
1983年生まれ。体重960gの未熟児で生まれたため手足にマヒが残り、車いす生活になる。2006年1月から半年間、福祉を学ぶためデンマークへ短期留学。2006年9月青年海外協力隊員としてモンゴルへ短期派遣。2010年7月よりかながわ身体障害者福祉ネットワークのピア・カウンセラーとして活動中。NPOアーモンド コミュニティ ネットワーク会員。著書 ピア・ボランティア世界へ(現代書館)
★坂本 寿子さん
よこはま一万人子育てフォーラム
2012年より親と子のつどいの広場事業を受託運営(磯子区杉田)。
自身の子育て経験をきっかけに「地域で取り組む 発達障がいプロジェクトいそごキャラバン」を2012年に立上げる。つどいの広場を運営しながら、コーディネーターとして、地域の人と一緒に、発達障がいの理解啓発のための出前講座やサポーター養成講座、保護者のおしゃべり会の活動に取り組んでいる。
★水谷 裕子さん
よこはま一万人子育てフォーラム
心理カウンセラーとして16年間従事し、一万人以上に傾聴を教える。2012年「傾聴活動」を土台としたNPOアーモンド コミュニティ ネットワークを設立し都筑区北山田「拠点あ・る・く」にて、横浜市都筑区寄り添い型学習等支援事業を受託運営する。青少年・不登校・多文化・障がいの問題に取り組み、会員である笠羽さんとは「傾聴と障がい」セミナーを開催している。