わたしにとって、お楽しみの日。
大学で演習を担当する日。
どちらかというと、講義が苦手なので…。
昨年と同じシラバスで半期分の予定を立ててたが、
1)前回、絵本にとても興味を持ったこと
2)思いがけず、それぞれの意見が似かよっているので、ただ話すだけではトーンが同じ
ということで、
話合いをするのに、素材提供をした方が良さそうだと感じ、
前回の絵本「うちにあかちゃんがうまれるの」を読んだ時の雰囲気が良かったので、
そこから「子どもを尊重する保育に生かす」作業を進めることにした。
本日のテーマ
赤ちゃんを産む、あかちゃんが生まれるということから、子どもを尊重する保育のカギを探す
まずは、持って行った本を、あらすじを話しながらざっと見せ、自分の話合う本をそれぞれが選択した。
前回読んだ本も入れて、計7冊
(それに最後に読んでみたい絵本1冊やノート類があったので、
重くて、重くて、行き帰りタクシーになった!)
1)うちにあかちゃんがうまれるの いとうえみこ・文 伊藤康寛・写真 ポプラ社…2人
本の写真は、
4月11日のブログでどうぞ。
2)あやちゃんのうまれた日 浜田桂子さく・え 福音館書店…6人
3)いのちは見えるよ 及川和男作 長野ヒデ子絵 岩崎書店…6人
4)おかああさんがおかあさんになった日 長野ヒデ子・作 童心社…2人
5)あなたが生まれるまで ジェニファー・デイビス作 ローラ・コーネル絵 槙 朝子訳
小学館…5人
6)みんなあかちゃんだった 鈴木まもる・作 小峰書店…5人
7)赤ちゃんのはなし マリー・ホール・エッツぶん・え 坪井郁美やく 福音館書店…0人
最初、2)・3)の絵本に集中した。
内容を聞いて、読んでみたいという気持ちになったのだろう。
1人というところもあったので、
「譲り合って、一人では話にならないから、動いてあげて!」と一声かけたら、
さっと動きが出来、10人ほどだったところが、どちらも6人に減少、
エッツの本以外のとこころで、どんどん会話が始まった。
こういう柔軟な態度を取れるのが、3回生の強さ。
(他校で、「この講義だけで会う」という学生の構成での講義がある
=本当はそうではないはずだが、名前も知らん!と言い、
なかなかこういう臨機応変の態度が取りにくいようだ。
若さからか、”知らない人への恐怖”のようなものを感じる。)
今日のノートは、学びの報告を全部したいほど中身があったが、
次週も続けてみようと思うので、まとめて、次週何かの形にして報告したい。
ここでは、この日の感想欄から、少しだけご紹介。
・ 絵本一つにしても、見方によって色々な感じ方があるし、
これは前回行ったクイズみたいなものと似ているなと感じました。
それぞれの価値感があります。
そして、絵本をじっくり読んでみて、私も早く子どもを産みたくなったし、
自分の生まれた頃の話をもう一度親に(父母どっちも)視点をそれぞれ変えて、
聞いてみたいなと思いました。
・ みんなの発表を聞いて、
やはり子どもってみんなが待ち望むすばらしい命なんだなと思った。
先生の、子どもだけではなく、親も育てていかないといけないという言葉に共感した。
保育士は難しい仕事だけど、やりがいのある仕事だと思った。
何が本当に子どものためなのかをもっと真剣に考えられる大人になりたいと思った。
・ 赤ちゃんの絵本は沢山あると思った。しかも、その1冊1冊の視点が母だったり、
子どもだったり、兄弟だったりと様々だった。
でも、どの本も子どもが産まれてくる楽しみや嬉しさが書かれていて、
赤ちゃんを産むって素晴らしいな、命の誕生って素敵やなって感じる事が出来た。
・ 「いのちは見えるよ」を読んで、この世の中には、ルミさんのように障害をかかえながら
子どもを育てている人がいるということを知り、様々なことを考えました。
子どもの姿は見えなくても、いのちは見えるといっていたルミさんの言葉に感動しました。
・ 今日はたくさんの絵本を目にすることができ、絵本への興味が今以上に湧きました。
絵本によって、絵柄や表現方法などが様々で、それぞれに違う良さがあるなと感じました。
絵本を集めてみようとも思いました